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自動車産業における高分子材料のこれからを考える

自動車産業における高分子材料のこれからを考える

~2050年の自動車産業を見据えて使われるプラスチックを考察する~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、軽量化、高級化、低環境負荷化等など、自動車を取り巻くトレンドを踏まえて樹脂材料への要求特性を解説いたします。

開催日

  • 2025年2月27日(木) 13時00分 17時10分

受講対象者

  • 自動車をはじめとした将来のモビリティに関心のある方、企画担当者
  • モノづくりのための各工程 (材料、設計、製造、評価、廃棄) に携わる方
  • モビリティ製造がもたらす地域活性化や環境問題改善への貢献に関心のある方
  • 今後の自動車用プラスチックについて関心がある方
  • 今後の自動車用材料の戦略作成担当者
  • 環境問題に対して関心のある方

修得知識

  • 地球温暖化の現状と日本の戦略
  • カーボンニュートラルに対しての自動車の戦略
  • カーボンニュートラルに対してのプラスチックの使い方
  • サーキュラーエコノミーの考え方
  • サーキュラーエコノミーに対してのプラスチックの考え方
  • 2050年の世界、自動車、プラスチックなどの関係
  • 将来の自動車の考え方
  • スマートシティとスマートモビリティ
  • カーボンニュートラルやLCAの考え方
  • カーボンニュートラルのバイオマスプラスチック複合材料 (BFRP)
  • 国プロ等のモビリティ材料の研究・開発の現状
  • 自動車会社の悩み (将来モビリティの在り方、材料の考え方)
  • BFRP改善と普及の考え方
  • LCA改善カーボンファイバーとセルロースナノファイバーによるBFRPの強化 (HP-BFRP)
  • マルチマテリアル化による信頼性、コスト改善の考え方
  • ムリ無駄むらの無いHP-BFRPのリサイクル技術
  • 経済、社会発展の中でのモビリティ材料の在り方

プログラム

 本セミナーでは、自動車の未来を見通し、今後必要とされるプラスチック材料・高分子複合材料とは何かを考えます。自動車におけるプラスチック材料は今後どのような使われ方をされるのだろうか? また、どのような特性、機能を持った材料が求められるようになるのだろうか? 自動車産業におけるプラスチック材料・高分子複合材料の“2025年以降“について、自動車メーカーで研究開発を担った経験を持つ専門家、大庭塾代表の大庭敏之氏 (元 日産自動車) 、金沢工業大学教授の影山裕史氏 (元 トヨタ自動車) の2人が考え、語ります。

第1部 求められるカーボンニュートラルとサーキュラーエコノミー、自動車は?プラスチックは?

 地球沸騰の時代に進んでいるとの警告、世界は2050年に温暖化ガス実質ゼロ、カーボンニュートラルの世界を目指すことで合意がされ動き出している。しかし、まだ改善する様子はなく2035年の目標も要求されている。そのため電気自動車が激増したが、このところウクライナ危機も重なり頭打ちともいわれ内燃機関が残るのか不明な要素も強くなっている。一方、使用済みのプラスチックのごみも大きな環境汚染と懸念されさらにカーボンニュートラルのためにも循環して使う、サーキュラーエコノミーの流れが要求され出している。
 このような中で次世代車はどのようになっていくのであろうか、そして使われるプラスチックをどのように考え進めていくべきか、最近の状況も含めて紹介したい。

  1. 自動車産業の現状と取り巻く環境の変化
  2. カーボンニュートラルを目指して
    1. 迫りくる地球沸騰の時代への対応
    2. 世界各国の目標と日本の方策
  3. カーボンニュートラルに向かう自動車の動向 〜急激なEV化は頭打ちと言われるが〜
  4. 次世代車に求められるプラスチック
    1. 電動化に対してのプラスチック
    2. 軽量化はますます重要になってくる
  5. サーキュラーエコノミーからの自動車への要請
    1. これまでのリサイクルとは何が違うか
    2. サーキュラーエコノミーをめぐる世界の動き
    3. カーボンネットゼロのためにはサーキュラーエコノミーが必要
    4. プラスチック素材、部品に要求されること
    5. 年における自動車の姿は
    6. 社会は、自動車は、どう変わるか
    7. プラスチック材料の変化と期待
  6. 質疑応答

第2部 将来のモビリティと高分子複合材料

 2050年カーボンニュートラルのためには、まず、モビリティを取り巻く環境の変化を理解し、将来のモビリティの在り方や姿を予想し、構成材料のあるべき姿と現状のギャップを把握し、課題を整理したうえで材料開発の戦略を立てることが重要となる。
 ここでは、将来モビリティ材料の研究開発に関わる2つの国プロからのシーズ情報を紹介させていただき、緊急課題として取り組んでいる自動車製造メーカーの悩みや現状を把握し、将来多様化するモビリティに対する本格的適合性や課題、日本ならではの提案や発信に関して高分子材料の可能性を技術面およびビジネス面から議論してみたい。

  1. モビリティを取り巻く環境の変化 (スマート社会への貢献)
    1. スマート社会への貢献;CN (カーボンニュートラル) 化技術戦略企画と宣言 (スマートモビリティ)
  2. モビリティおよび構造材料研究の現状
    1. 将来モビリティ (ニーズ) の変化 (多様化の予想)
    2. モビリティ材料 (シーズ) の研究開発 (2つの国プロ)
      1. NEDO 革新新構造材料開発 ISMAプロジェクト 2014.4〜 2023.3
      2. 環境省NCVプロジェクト 2016.4〜 2020.3
  3. モビリティ構造材料 (シーズ) の実用化課題 (ニーズに対して)
    1. 主流のクルマを対象とした緊急対応とモビリティ材料開発の現実
    2. 現状のニーズからは高分子複合材料はMUSTではない
  4. モビリティ構造材料 (シーズ) 開発の展望 (ニーズに対して)
    1. 多様化するモビリティを対象とした本格的材料要求と高分子複合材料への期待
    2. 日本の特徴を活かしたのアプローチと海外への発信
      1. 技術面からのアプローチ
      2. ビジネス面からのアプローチ
  5. まとめ
  6. 質疑応答

講師

  • 大庭 敏之
    大庭塾
    代表
  • 影山 裕史
    金沢工業大学 大学院 工学研究科 高信頼ものづくり専攻
    教授

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 34,400円 (税別) / 37,840円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 34,400円(税別) / 37,840円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 請求書は、代表者にご送付いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

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