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自動車の運動制御および自動運転による走行安全性の向上技術

自動車の運動制御および自動運転による走行安全性の向上技術

~運転制御の要素技術からシャシー制御、自動運転システムの開発動向までを解説~
オンライン 開催

視聴期間は2025年2月17日〜3月3日を予定しております。
お申し込みは2025年2月17日まで承ります。

概要

本セミナーでは、自動車の運動制御の基礎と最新技術を体系的に示すと共に、今後の自動車の運動制御システム及び自動運転システム開発へのヒントをいくつか紹介いたします。

開催日

  • 2025年2月17日(月) 10時30分 2025年3月3日(月) 16時30分

受講対象者

  • 普通自動車、大型自動車、特殊車両などの輸送機器における運動性能の研究開発に携わる方
  • シャシーの設計など自動車の機械設計開発に携わる方
  • 自動車部品の開発、設計に携わる運動制御および自動運転に関心がある方
  • 自動車の自動運転制御に新規参入される企業の技術者

修得知識

  • 自動車の限界コーナリングと制御の基礎
  • 各種自動車運動制御、自動運転に至る幅広い知識
  • 進化する運転のメカニズムや自動車の運動をコントロールする最先端技術
  • 自動車に関する機械設計 (開発) の実践的応用、最新の事例
  • 外部センサアシストや自動運転

プログラム

 自動車の運動制御は、4輪操舵から始まり、各種制御が発展してきましたが、電気自動車 (EV) 時代になりつつある今日は、交通事故0を目指して、より高度な自動車の運動制御や自動運転が望まれています。そこで、今後の自動車運動制御及び自動運転による走行安全性の向上技術における、その方向性とその実現に向けてのアプローチについて紹介します。
 本講義では、自動車の運動制御及び自動運転に関わる技術者に、今後の課題を考え実行する際に有用であろうと思われる、 自動車の運動制御の基礎と最新技術を体系的に示すと共に、今後の自動車の運動制御システム及び自動運転システム開発へのヒントをいくつか紹介したいと思います。

  1. 輪操舵 (4輪操舵)
  2. 4輪操舵 (4WS) 〜シャシー制御の先駆け
  3. 4輪操舵 (4WS) の今後の展望
  1. 限界コーナリングのダイナミクス
    1. 車に作用する横力とモーメントについて
    2. モーメント法とMagic Formula
    3. モーメント法を用いた非線形領域の車両運動解析
    4. モーメント法を用いた限界領域でのキャンバ角制御の効果の解析
  2. 内外輪制駆動力制御
    1. SHAW及び横滑り制御装置について
    2. 新しい内外輪制駆動力制御の研究例について
      1. 規範タイヤ制御
      2. 加速度制御
  3. キャンバ角制御
    1. キャンバ角が最大コーナリングフォース特性に及ぼす影響
    2. キャンバ角制御によるコーナリング限界の向上及び横滑り制御への適用の研究例
    3. 大キャンバ角制御車両の製作及び実験例について
  4. ステアバイワイヤの制御
    1. ステアバイワイヤについて
    2. 微分操舵アシストの適用の研究例
    3. 走行シチュエーションに応じた操舵方式制御実験
    4. ステアバイワイヤ機構の実車搭載による検討
  5. 外界センサーを用いたアシスト制御、そして自動運転の方向&運転する歓びとの両立
    1. アイサイト (Eye Sight) の例
    2. 外界センサーを用いた研究例の紹介
  6. 自動運転の方向と運転をする歓びの両立について
    1. 自動運転と運転をする歓びの両立について
    2. 自動運転の開発状況
  7. フォーミュラカーの限界コントロール性向上手法について
    1. パッシブなキャンバコントロールとは
    2. 最速走行シミュレーション結果
  8. 自動運転化が進む自動車のあるべき未来
    1. 楽しい自動車に求められる運転モード
  9. 自動運転の取り組みの例
    1. 日産自動車の「プロパイロット2.0」
    2. CASE、そしてベンツの自動運転の取り組み
  10. 自動車運動制御及び自動運転による走行安全性の向上、今後の展望
    1. 新しいシャシー制御技術について
    2. コーナリング限界での横滑り制御システム
    3. 外界センサーを用いた自動車の運動制御技術ついて
    4. 外界情報フィードバックとシャシー制御の連動について
    5. 自動運転〜半自動運転について
    6. 運転する喜びと自動運転の共存技術の考察
    7. 外界センシングとシャシー制御による限界コーナリングの制御システム
    8. 自動運転システムのしくみと役割、自動運転の認知・判断のアルゴリズム
    9. 高性能自動運転を可能にするシャシー制御との連動化の方向等
    10. 自動運転等の今後の展望
    • 質疑応答

講師

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,200円 (税別) / 42,020円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 38,200円(税別) / 42,020円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 請求書は、代表者にご送付いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

アーカイブ配信セミナー

  • 「ビデオグ」を使ったアーカイブ配信セミナーとなります。
  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCなどからご視聴ができます。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 別途、ID,パスワードをメールにてご連絡申し上げます。
  • 視聴期間は2025年2月17日〜3月3日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。

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