技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

高屈折率材料の分子設計、合成手法と屈折率の測定方法

高屈折率材料の分子設計、合成手法と屈折率の測定方法

~応用先に合わせたポリマー高屈折率化の方法とその考え方 / 屈折率の各種測定方法の特徴、選び方、測定時のポイントを解説~
オンライン 開催

視聴期間は2024年7月24日〜8月2日を予定しております。
お申し込みは2024年7月24日まで承ります。

概要

本セミナーでは、屈折の基礎、ポリマーの屈折率の測定方法、ポリマー材料の合成方法、屈折率の評価について解説いたします。
また、今後の高屈折率材料を開発するための新規ポリマーの分子設計指針についての考察を解説いたします。

開催日

  • 2024年7月24日(水) 10時30分 2024年8月2日(金) 16時30分

修得知識

  • ポリマーの屈折率の測定方法
  • 高屈折率材料の開発方法と応用
  • 高屈折率材料の合成方法
  • 高屈折率材料の物理的特性の評価方法

プログラム

 ポリマーの屈折率は、ローレンツ・ローレンツの式で表されるように、ポリマーを構成する分子屈折率と密度に依存される。ポリマーの屈折率を上昇させるには、分子屈折率の高い元素をポリマーに付与すればよい。また、屈折率の測定方法は、アッベ屈折計による方法、エリプソメーターによる方法、プリズムカップラーによる方法と、三種の方法がある。このことは、高屈折率材料を応用する用途により、測定方法を選択するする必要がある。
 本セミナーでは、高屈折率材料をどのような用途に応用し、それはどのような分子設計をすべきなのかを、ポリマーの合成法から解説する。

  1. ポリマーの屈折率の測定方法
    • 屈折率の原理
    • アッベ数
    • 測定方法
  2. 高屈折率ポリマーの開発例
    • プラスチックレンズ材料の開発例
    • ストランドの作成方法
    • マイクロレンズへの応用
  3. 含硫黄ポリマー
    • 合成法
    • 性質
    • 屈折率制御
  4. 特殊構造高分子とそれらの物理的特性
    • ケイ素元素を有する高密度なポリマーの合成
    • 屈折率特性
  5. 高アッベ数ポリマーの分子設計
    • 原理
    • 分子設計方法
  6. 含テルルポリマーの合成と屈折率特性
    • 合成法
    • 屈折率と性質
  7. 含ヨウ素ポリマーの合成と屈折率1.8以上のマイクロプラスチックレンズ材料の可能性
    • 合成法
    • 屈折率と性質
  8. 屈折率変換材料の開発
    • 合成法
    • 屈折率変換の原理
    • 測定
    • 質疑応答

講師

  • 工藤 宏人
    関西大学 化学生命工学部 化学・物質工学科
    教授

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

アーカイブ配信セミナー

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2024年7月24日〜8月2日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は別途、送付いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/3/27 シリコーン製品の基礎と用途・取り扱いのポイント オンライン
2025/3/27 プラスチック製品の強度設計に必要な材料力学 オンライン
2025/3/27 廃プラスチックのリサイクル最新動向 東京都 会場・オンライン
2025/3/28 スパッタリング法の総合知識と薄膜の特性制御・改善、品質トラブルへの対策 オンライン
2025/3/28 光学樹脂における屈折率・複屈折の考え方とその測定・制御 オンライン
2025/3/28 高分子材料のレオロジー (粘弾性) の基礎と動的粘弾性測定 オンライン
2025/3/28 フェノール樹脂の基礎と応用のための組成物設計の実務知識 オンライン
2025/3/28 押出成形のトラブル対策 Q&A講座 オンライン
2025/3/28 固体高分子の破壊とタフニング オンライン
2025/3/28 フィルムの延伸・分子配向の基礎、過程現象の解明と構造形成、物性発現、評価方法 オンライン
2025/3/31 ケミカルリサイクル可能なポリマーの作製とその特性 オンライン
2025/3/31 高屈折率ポリマーの合成法と応用、およびそれらの評価方法 オンライン
2025/4/2 プラスチックの疲労破壊と耐久性評価技術 オンライン
2025/4/7 騒音対策 (吸音、遮音) の考え方と音響メタマテリアルの遮音特性 オンライン
2025/4/7 ゴム・プラスチック材料の破損、破壊原因とその解析法 東京都 会場
2025/4/8 プラスチック製品の強度設計に必要な材料力学 オンライン
2025/4/9 動的粘弾性のチャート読み方とその活用ノウハウ オンライン
2025/4/9 レオロジーの基礎と測定法 オンライン
2025/4/9 高分子材料の難燃化技術と難燃剤の選定、配合設計およびその実際技術 オンライン
2025/4/9 レオロジーの基礎と測定法 オンライン