技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

欧州医療機器規則MDR (PMS・ビジランス編)

欧州医療機器規則MDR (PMS・ビジランス編)

~世界一厳しい医療機器規制要件に対応するためには~
オンライン 開催

関連するセミナーとの同時申し込みで特別割引にて受講いただけます。

概要

本セミナーでは、MDR完全施行に伴い、医療機器企業が準備しなければならない事項を分かりやすく解説いたします。
MDR の基礎、MDR対応の問題点とリスク、MDDとMDRの違い、MDR対応のための要点を解説いたします。

開催日

  • 2024年6月27日(木) 13時30分 16時30分

修得知識

  • MDRに求められる市販後安全監視の管理方法
  • 市販後監視 (PMS) とビジランスの違い (包含関係)
  • ビジランスシステムの基礎
  • PSURの基礎
  • MEDDEVの基礎
  • MDRではPMS、ビジランスの要求事項もQMSに取り入れる必要がある
  • MDRでは市販後監視 (PMS) に関わる内容も技術文書として更新・維持が求められる

プログラム

 MDR (Medical Device Regulation:欧州医療機器規則) は2021年5月26日から完全施行されました。日本の企業はMDRの全貌を適切に理解していないと思われ、対応が後手に回っていると思われます。
 MDRは、FDAや日本の規制要件、および医薬品の規制要件などを参考に構築されており、いわば世界一厳しい医療機器規制要件となりました。とりわけ、市販後監視 (PMS) およびビジランスシステムに関しては難解であり、適切に理解している企業は稀であると言っても過言ではないでしょう。
 本邦においては、QMS省令とGVP省令は明確に区別されていますが、MDRにおいては、PMS、ビジランスの要求事項もQMSに取り入れて構築する必要があります。また当該QMSは欧州の手順のみを記載すれば良いのではなく、日本や米国など欧州圏外のPMSやビジランスの手順をすべて含めることとされています。
 また、市販後監視に関わる技術文書の要求事項が新設され、市販後監視計画書なども技術文書として管理・維持することが求められています。品目のMDDによる認証期間が有効であっても、クラスI〜IIIのすべての医療機器においてMDRが要求するPMSおよびビジランスへの対応が必須です。
 本セミナーでは、医薬品GVPを熟知した講師が、欧州医療機器規則におけるPMSおよびビジランスに関して分かりやすく解説を行います。

  1. PMS・ビジランスの要点
    • PMS・ビジランスの要点
  2. 用語の定義
    • 用語の定義 (Article 2)
    • その他の用語の定義
  3. MDRの構成とPMS・ビジランス
    • MDRの構成
    • MDRのAnnex (Annex)
    • 市販後調査とビジランスの違い
    • 市販後調査活動とビジランスの違い
    • 製造業者の一般的義務 (Article 10)
    • 適合性評価手順における要求事項における市販後調査・ビジランスに関する要求
    • ISO13485:2016による要求事項
  4. ビジランスシステムの強化
    • 一般的なMDR対応の流れ
    • 市販後監視要求事項の強化
    • 定期的安全更新報告 (PSUR)
    • MDR Chapter VII Section1
      • 市販後監視活動 (PMS) とは?ー Article83〜86の全体像
    • 市販後監視の計画と実施の記録の厳格化 (Article 83)
    • MDR Chapter VII Section2
      • ビジランスとは?ーArticle 87〜92
    • ビジランスシステムに関するMDCGガイダンス
    • ビジランスシステムに関するガイドライン
    • ビジランスシステムとは?
    • ビジランスシステムの有用性
    • ビジランスシステムに関する要求事項の概要
    • MDDとMDRでは報告期限が異なることに注意!
    • 市場安全性是正措置
    • EUDAMED (European Database on Medical Devices) について
    • EUDAMED稼働に関するタイムライン (2022年6月現在)
    • EUDAMEDの各モジュールのリリースについて
    • EUDAMED database
    • EUDAMEDのビジランス関連モジュール稼働までの間の取扱い
    • MDCG2021 – 1「EUDAMEDが完全に機能するまでの、調和のとれた管理慣行と代替技術ソリューションに関するガイダンス」
  5. 製造業者の責務
    • Article 10 製造業者の責務
    • Annex I 一般的な安全性および性能要求事項
    • Article 10 製造業者の責務
  6. 規制遵守責任者の責務
    • 規制遵守責任者 (Person responsible for regulatory compliance) の任命 (Article 15)
  7. 技術文書とは
    • 技術文書要求事項の強化
    • 技術文書とは
    • 技術文書の内容
    • 技術文書、STED、認証書、適合宣言書の関係
    • 技術文書の管理
  8. 逐条解説
    • Section 1 市販後監視
      • 製造業者の市販後監視システム (Article 83)
    • Section 1 市販後監視
      • 市販後監視計画 (Article 84)
    • AnnexIII 市販後監視に関する技術文書
    • Section 1 市販後監視
      • 販後監視報告書 (Article 85)
    • Section 1 市販後監視
      • 定期的安全性最新報告 (Article 86)
    • AnnexIII 市販後監視に関する技術文書
    • Section 2 ビジランス
      • 重大なインシデントおよび市場安全性是正措置の報告 (Article 87)
    • Section 2 ビジランス
      • 傾向報告 (Article 88)
    • Section 2 ビジランス
      • 重大なインシデントおよび市場安全性是正措置の分析 (Article 89)
    • Section 2 ビジランス
      • ビジランスデータの分析 (Article 90)
    • Section 2 ビジランス
      • 実施法令 (Article 91)
    • Section 2 ビジランス
      • 監視および市販後監視に関する電子システム (Article 92)

講師

  • 村山 浩一
    株式会社 イーコンプライアンス
    代表取締役

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 30,000円 (税別) / 33,000円 (税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

2日間コースのお申込み

セット対象セミナー

本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/3/4 PMDAから高評価が得られるメディカルライティング中級講座 オンライン
2025/3/7 PMDA審査官から高評価が得られる非臨床領域のメディカルライティング オンライン
2025/3/14 信頼性基準適用試験における運用への落とし込み・記録の残し方と (国内外) 委託時の信頼性保証 オンライン
2025/3/17 医療機器の不適合製品の是正措置・予防措置におけるプロセス策定と記録文書作成 オンライン
2025/3/18 GLP省令:施設/試験で押さえるべき信頼性確保と最終報告書・生データの信頼性 オンライン
2025/3/19 DHF管理方法セミナー オンライン
2025/3/21 CAPAの具体的な実施方法セミナー オンライン
2025/3/24 DHF管理方法セミナー オンライン
2025/3/27 QMSRポイント解説 オンライン
2025/3/27 CAPAの具体的な実施方法セミナー オンライン
2025/3/28 海外当局によるGMP査察への準備と対応 オンライン
2025/3/28 3極 (日欧米) GCP査察・社内監査の事例と指摘解決・予防にむけたQMS実装と品質管理手法 オンライン
2025/3/31 医療機器の不適合製品の是正措置・予防措置におけるプロセス策定と記録文書作成 オンライン
2025/3/31 医薬品開発におけるドキュメント作成のための英文メディカルライティング入門 オンライン
2025/4/7 QMSRポイント解説 オンライン
2025/5/29 医薬品/医療機器等へのQMSの具体的な構築フロー オンライン
2025/5/29 再生医療等製品/細胞加工製品の製造・QC担当者のためのGCTP入門 オンライン
2025/5/30 医療機器・プログラム医療機器の保険戦略 オンライン
2025/6/27 QMS構築によるオーバークオリティ判断と治験効率化にむけた活用 オンライン

関連する出版物