技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

乳化・懸濁重合の反応機構と装置設計、重合反応の制御

乳化・懸濁重合の反応機構と装置設計、重合反応の制御

オンライン 開催

視聴期間は2024年6月6日〜16日を予定しております。
お申し込みは2024年6月6日まで承ります。

概要

本セミナーでは、重合反応容器や攪拌機の形状、反応温度の制御等、反応条件が得られる高分子粒子の粒径分布に及ぼす影響を解説いたします。

開催日

  • 2024年6月6日(木) 10時30分 2024年6月16日(日) 16時00分

受講対象者

  • 乳化重合、懸濁重合、機能性高分子微粒子、反応器設計に関連する技術者、研究者

修得知識

  • 重合反応速度論の基礎と応用
  • 核生成理論
  • Smith-Ewartの理論
  • モノマーからポリマーへの相転移現象
  • 物質移動の基礎
  • 反応器設計の基礎

プログラム

 本講演では、重合反応速度論、化学平衡、相平衡、移動速度論の観点から、乳化重合の粒子数と粒径に及ぼす影響を考える。また、粒子内での重合反応という観点から懸濁重合を解説する。次に、ラボスケールから重合プロセスまでの装置設計の指針として、反応工学的な解析を通して重合反応装置の設計指針を考える。
 さらに、重合反応容器や攪拌機の形状、反応温度の制御等、反応条件が得られる高分子粒子の粒径分布に及ぼす影響を解説するとともに、得られる粒子の粒径分布の狭い粒子を得るためにはどのような方法が望ましいのかを解説する。

  1. ラジカル重合の動力学と乳化重合,懸濁重合
    1. 重合反応動力学と化学平衡
    2. 反応速度の測定
      • 重量法
      • 機器分析
    3. 乳化重合とSmith-Ewart理論
    4. 核生成理論と粒子数
    5. 懸濁重合の重合動力学
    6. 重合末期の重合動力学
  2. 重合の反応工学
    1. 重合反応器の設計
    2. 連続式反応器の滞留時間分布
    3. 反応液の撹拌と伝熱
    4. 装置面からの粒径分布制御
    5. 連続重合装置の設計と運転指針
    • 質疑応答

講師

  • 安田 昌弘
    大阪府立大学 大学院 工学研究科 化学工学分野 環境・エネルギープロセス工学グループ
    教授

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

アーカイブ配信セミナー

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2024年6月6日〜16日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は別途、送付いたします。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/5/21 高分子材料のモノマー化、解重合反応とケミカルリサイクルの動向 オンライン
2024/5/22 界面活性剤入門 オンライン
2024/5/22 化学品・医薬原薬の生産時スケールアップトラブルの原因とその解決方法 オンライン
2024/5/22 ポリフェニレンサルファイド (PPS) 樹脂の基礎と応用技術の総合知識 オンライン
2024/5/23 撹拌機の設計・選定とスケールアップ オンライン
2024/5/23 チクソ性 (チキソ性) の基礎と評価および活用方法 オンライン
2024/5/27 粉体の付着・凝集・流動メカニズムとその評価、トラブル回避の考え方 オンライン
2024/5/28 乳化・懸濁重合の反応機構と装置設計、重合反応の制御 オンライン
2024/5/28 撹拌・混合の基礎と最適化・設計およびスケールアップからトラブル対策まで オンライン
2024/5/29 化粧品粉体の基礎と表面処理 オンライン
2024/5/29 高品質化に向けた乳化・分散・溶解・攪拌技術の基礎および化粧品・皮膚外用剤への応用 オンライン
2024/5/29 高分子微粒子における各種合成法の基礎と形状制御・評価技術 オンライン
2024/5/30 溶解度パラメータ (3D, 4DSP値) の基礎と活用技術 オンライン
2024/5/31 リチウムイオン電池電極スラリーの分散、混練技術とその最適化 オンライン
2024/6/3 高品質化に向けた乳化・分散・溶解・攪拌技術の基礎および化粧品・皮膚外用剤への応用 オンライン
2024/6/5 顔料の分散安定化と使いこなし術 オンライン
2024/6/5 バイオリアクターの設計基礎とスケールアップ計算方法 オンライン
2024/6/5 ファインケミカル製造における単位操作、スケールアップの基本と実践 オンライン
2024/6/5 プラズマCVDによるナノ・微粒子材料の作製技術とプロセスモニタリング オンライン
2024/6/5 撹拌・混合の基礎と最適化・設計およびスケールアップからトラブル対策まで オンライン

関連する出版物

発行年月
2023/11/30 造粒プロセスの最適化と設計・操作事例集
2023/8/31 分散剤の選定法と効果的な使用法
2022/2/28 撹拌装置の設計とスケールアップ
2021/11/30 撹拌技術とスケールアップ、シミュレーションの活用
2021/10/29 金属ナノ粒子、微粒子の合成、調製と最新応用技術
2021/7/30 水と機能性ポリマーに関する材料設計、最新応用
2021/5/31 重合開始剤、硬化剤、架橋剤の選び方、使い方とその事例
2021/2/16 ポリマーアロイ/ブレンドにおける相溶性・分散条件の最適設計、評価応用の最新技術
2020/1/31 溶解度パラメータ (SP値・HSP値) の求め方と微粒子の分散安定化への活用術
2018/11/30 複雑高分子材料のレオロジー挙動とその解釈
2018/2/28 顔料分散の基礎講座
2017/7/31 機能性モノマーの選び方・使い方 事例集
2016/11/29 二軸押出機
2014/11/14 撹拌操作・スケールアップの基礎とトラブル対策
2014/8/25 粉砕・分散技術の基礎と応用・トラブルシューティング
2014/7/15 乳化・懸濁重合法の基礎と応用
2014/4/30 微粒子最密充填のための粒度分布・粒子形状・表面状態制御
2013/8/28 化粧品・医薬部外品およびその原料の安全性評価と規格・試験法設定
2013/7/25 正しい分散剤の選定・使用方法と、分散体の塗布性を上げる添加剤技術
2010/8/1 水処理業界18社 技術開発実態分析調査報告書