技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

化粧品粉体の基礎と表面処理

化粧品粉体の基礎と表面処理

オンライン 開催

視聴期間は2024年5月20日〜31日を予定しております。
お申し込みは2024年5月29日まで承ります。

概要

本セミナーでは、粉体の基礎・表面処理の基礎から解説し、機能性ナノコーティングとその応用について詳解いたします。

配信期間

  • 2024年5月29日(水) 10時30分2024年5月31日(金) 16時30分

お申し込みの締切日

  • 2024年5月29日(水) 10時30分

受講対象者

  • 化粧品の製造・研究に携わっている技術者・研究者
  • 化粧品用粉体原料を扱っている企業の技術者・研究者

修得知識

  • 粉体の粒子特性、表面特性など粉体の全体像
  • 化粧品に使われる粉体の概要
  • 粉体が関係するトラブルの原因
  • 粉体の表面処理の考え方
  • 機能性ナノコーティングの概要
  • 化粧品分野における事例から自分の分野での粉体の機能性付与のヒントがつかめる

プログラム

 化粧品には様々な粉体が配合されているが、粉体はバルクの性質に加えて粉の性質と表面の性質があるために、とても扱い難いものである。特に粉体表面の触媒活性はさほど強い活性がなくても香料や油脂など共存する成分に影響を与え、製品の品質を劣化させる場合があり、その対策として表面処理がなされる場合がある。また、製品の特性を向上させるために、製品に配合されている粉体に表面処理を行って機能性を付与することも様々な分野で行われている。
 本講では粉体表面の基本性質、化粧品に用いられる粉体、化粧品分野における表面処理、および表面を不活性化した後に機能性を付与する「機能性ナノコーティング」について述べる。化粧品用粉体を主に説明するが、化粧品以外の産業にも大きなヒントを与えると考えている。

  1. はじめに
  2. 粉体の基本的性質
    1. 粉体の粒子的性質
      • 粒子の大きさ
      • 粒子の形
    2. 粉体の表面の性質と分散
      • 表面積、細孔分布
      • 濡れ、表面張力
      • 表面水酸基電荷、等電点、
      • 粉体の分散
    3. 粉体の触媒活性
      • 固体酸、固体塩基
      • 指示薬法を用いた固体酸・塩基の評価法
      • モデル反応を利用した固体酸・塩基の評価法
      • 油脂の酸化
      • 光触媒
  3. 化粧品に用いられる粉体
    1. メーキャップに使われる粉体
      • 体質顔料
      • 有色顔料
      • パール顔料
      • 光学粉体
    2. サンスクリーンに使われる粉体
      • 光半導体
    3. 悪臭防止に使われる粉体
      • 悪臭吸着粉体
    4. スキンケアに使われる粉体
      • スキンケア粉体
  4. 化粧品用粉体の表面処理
    1. 金属酸化物処理
    2. 油脂・金属石鹸処理
    3. シリコーン処理
    4. その他の処理
  5. 機能性ナノコーティング
    1. あるがままの表面を利用した表面処理
      • プロピレンオキシドの重合
      • スチレンの重合
    2. 環状シロキサンによるポリメチルシロキサン (PMS) ナノコーティング
      • PMSナノコーティング粉体のキャラクタリゼーション
      • PMSナノ薄膜の生成機構と特性
      • PMS粉体の酸化および結晶転移抑制
    3. コーティング膜へのペンダント基の付加と応用
      • アルキル基の付加
      • アルコール性水酸基の付加
      • イオン交換基の付加
  6. 未来への展望

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

アーカイブ配信セミナー

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2024年5月20日〜31日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/6/13 粒子分析技術の基礎から応用まで オンライン
2025/6/17 無機ナノ粒子の粒子径、形状制御と表面処理、分散性向上 オンライン
2025/6/18 ナノカーボン材料 (カーボンナノチューブ・グラフェン) の分散技術・凝集制御における物理化学の基礎とマイクロ波加熱による機能化 オンライン
2025/6/19 ゼータ電位入門 オンライン
2025/6/19 プラズマCVD (化学気相堆積) 装置による高品質薄膜の成膜技術、および量産化対応 オンライン
2025/6/20 塗布膜乾燥の基本とプロセス・現象・本質の理解、最適化と欠陥・トラブル対策 オンライン
2025/6/20 ナノ粒子・微粒子の分散凝集の基礎と分散安定性の評価 オンライン
2025/6/20 化粧品GMP対応と品質保証のポイント 千葉県 会場
2025/6/23 塗料・塗膜の基礎 (含:塗装系) 、塗膜の欠陥不良 (発生メカニズムと対策) 東京都 会場
2025/6/23 ナノ粒子・微粒子の分散凝集の基礎と分散安定性の評価 オンライン
2025/6/23 化粧品品質安定性試験の実例を用いた試験の進め方と自社基準の設定 オンライン
2025/6/24 化粧品品質安定性試験の実例を用いた試験の進め方と自社基準の設定 オンライン
2025/6/24 シランカップリング剤のメカニズムと使用方法 オンライン
2025/6/24 化粧品に関する感覚の数値化、官能評価の実際と機器測定のコツ オンライン
2025/6/25 乳化重合・懸濁重合の重合反応の制御と機能性微粒子の合成 オンライン
2025/6/25 接着制御・メカニズム解析の考え方と分析評価法 オンライン
2025/6/25 シランカップリング剤の反応メカニズム解析、界面 (層) 形成・表面の反応状態の分析・評価方法 オンライン
2025/6/25 化粧品に関する感覚の数値化、官能評価の実際と機器測定のコツ オンライン
2025/6/26 粉砕技術の基礎と粉砕物の評価・制御手法およびトラブル対策 オンライン
2025/6/27 粉体・微粒子における帯電・付着力とコントロールおよびその評価 オンライン

関連する出版物

発行年月
2025/4/30 非フッ素系撥水・撥油技術の開発動向と性能評価
2024/8/30 塗工液の調製、安定化とコーティング技術
2024/4/1 反射防止フィルム 技術開発実態分析調査報告書
2024/4/1 反射防止フィルム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/11/30 造粒プロセスの最適化と設計・操作事例集
2023/8/31 分散剤の選定法と効果的な使用法
2023/8/31 “ぬれ性“の制御と表面処理・改質技術
2023/5/31 塗布・乾燥のトラブル対策
2022/5/20 コーティング技術の基礎と実践的トラブル対応
2021/12/24 動的粘弾性測定とそのデータ解釈事例
2021/10/29 金属ナノ粒子、微粒子の合成、調製と最新応用技術
2021/3/26 超撥水・超撥油・滑液性表面の技術 (第2巻) (製本版 + ebook版)
2021/3/26 超撥水・超撥油・滑液性表面の技術 (第2巻)
2021/2/16 ポリマーアロイ/ブレンドにおける相溶性・分散条件の最適設計、評価応用の最新技術
2020/1/31 溶解度パラメータ (SP値・HSP値) の求め方と微粒子の分散安定化への活用術
2019/12/20 高分子の表面処理・改質と接着性向上
2019/10/31 粉体の上手な取り扱い方とトラブルシューティング
2018/8/31 防汚・防水・防曇性向上のための材料とコーティング、評価・応用
2018/3/29 超親水・親油性表面の技術