技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

GMP工場の設備設計および維持管理のポイント

GMP工場の設備設計および維持管理のポイント

~URS / 基本設計 / 交叉汚染・異物対策 / 作業性改善、ミス防止策と作業者保護策 / 保守点検・日常点検 / 校正作業~
オンライン 開催

視聴期間は2024年5月24日〜6月4日を予定しております。
お申し込みは2024年5月31日まで承ります。

概要

本セミナーでは、トラブルを未然に防止するために知っておきたいURS作成時の要点、作業者にもできる保守点検など、施設設計と維持管理のポイントについて具体例を挙げて解説いたします。

開催日

  • 2024年5月31日(金) 10時30分 2024年6月4日(火) 16時30分

プログラム

 医薬品・医薬部外品工場の構築にあたり、ユーザーエンジニアリングの知識・経験がないため、URSも作成せずにエンジ会社等に丸投げする、また、保守点検まで手が回らないため保全を全面委託する。その結果、使い勝手が悪かったり、トラブル頻度が軽減しない等の問題を抱える企業は多い。要するに工場におけるトラブル原因の多くは、URSの不備、DQの不備、保守点検の不備に起因する。
 トラブルを未然に防止するために知っておきたいURS作成時の要点、作業者にもできる保守点検など、施設設計と維持管理のポイントについて具体例を挙げて解説する。

  1. 施設構築業務の流れ
    1. プロジェクト業務のフロー
    2. 企画段階、基本計画段階、基本設計段階の主要業務
  2. ユーザー要求仕様書 (URS) の作成
    1. URSがDQの判定基準になる
    2. URSの留意点
    3. URSの記載項目例
  3. 建屋設計時の留意点
    1. 構造設備への要請をまとめると
    2. 要請される作業環境清浄度
    3. 動線計画
    4. 包装室、倉庫、原動機械室の配置計画
    5. 適切な包装室、倉庫、洗浄室面積の確保
    6. 抜けやすい部屋に注意
    7. 内装の留意点
  4. 空調システムの留意点
    1. 換気回数の留意点
    2. 差圧設定の留意点
    3. 風速の留意点
    4. As built (施工完了時) の検証項目
    5. At rest (非作業時) のチェックポイント
    6. In operation (作業時) での検証項目例
  5. 交叉汚染防止策
    1. 気流の流れを知る (スモークスタディ)
    2. 環境モニタリングデータだけで交叉汚染の有無は判断できない
  6. 異物混入防止策
    1. 原材料中の異物対策
    2. ヒトがいれば発塵する
    3. 動作発塵=微小粒子だと侮れない
    4. 更衣室の留意点
    5. 防虫防鼠対策
  7. ヒューマンエラー防止策
    1. エラーを誘引する作業環境例
  8. 保守点検の必要性と体制づくり
    1. 構造設備は劣化するもの
    2. 保全組織の各種形態
    3. 全面外注化は問題
    4. 保全には維持活動と改善活動がある
    5. 作業員の点検と業者の保全で対応
  9. 日常的検証 (改善活動) の実施
    1. 「自己点検」の究極形は「日常点検」
    2. 五感を活用して日常点検
    3. 日常点検の基本は「6S活動」、そして10S活動まで拡大
    4. 現場では「小さい異常」は日常茶飯事
    5. 「異常」と「逸脱」は分けて考えた方が良い
    6. 情報の横展開 (コミュニケーション) の場は大切
    7. 要改善箇所がないかも点検
  10. 作業者に最低限の保守点検教育を
    1. 事故原因で多いのは「ねじ」の緩みと「給油」不足
    2. 校正作業
    • 質疑応答

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

アーカイブ配信セミナー

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2024年5月24日〜6月4日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/2/28 医薬品マーケティング・市場予測 オンライン
2025/2/28 Excelスプレッドシートの作成、バリデーション、運用管理のポイント オンライン
2025/2/28 具体的データ事例を用いた安定性試験の統計解析と開発段階に応じた規格設定 オンライン
2025/2/28 FDA/EMAの早期審査・早期承認制度の課題と対応 東京都 会場・オンライン
2025/2/28 データインテグリティの重要性とGMP文書への落とし込み方 オンライン
2025/2/28 アクティブターゲティング型DDSの現状と展望 オンライン
2025/3/3 PIC/S GMP Annex I 改定セミナー オンライン
2025/3/4 遺伝子治療用製品・細胞医薬品・ウイルスベクターコース (Dコース:CMC申請・薬事デザイン編) オンライン
2025/3/4 PMDAから高評価が得られるメディカルライティング中級講座 オンライン
2025/3/4 ペプチド医薬品原薬の製造プロセス開発 オンライン
2025/3/5 一変申請・軽微変更の具体的理解と齟齬発見時の対応 オンライン
2025/3/5 (薬物) 国内治験と国際共同治験のモニタリング業務の差異と実務対応力の習得 オンライン
2025/3/5 無菌製剤・再生医療等製品の工場における査察対応とGMP改善業務 オンライン
2025/3/7 初任者のためのQA業務 (GMP監査・自己点検) 入門講座 オンライン
2025/3/7 リスク分析をした洗浄バリデーションの実施方法と残留許容限度値の設定 オンライン
2025/3/7 滅菌バリデーション基礎講座 オンライン
2025/3/7 PMDA審査官から高評価が得られる非臨床領域のメディカルライティング オンライン
2025/3/7 マイクロバイオームの実用化にむけた課題と現状 オンライン
2025/3/10 GMPにおける (製造・試験) 外部委託業者管理・監査の留意点とチェック項目 オンライン
2025/3/12 簡便化、抜け防止の観点をふまえたGMP SOP/製造指図記録書の形式・作成 (改訂) ・記入方法 オンライン