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化学プロセスのコスト削減

化学プロセスのコスト削減

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、固定費を含めた実生産時のコスト計算の方法から解説し、
品質に関しては、変異原性不純物の問題、可溶性触媒を使った場合の貴金属不純物の残留、および不斉中心の取り扱いに注目して解説いたします。
これらを踏まえ、ブロックバスターと呼ばれる合成新薬のプロセス改良について解説いたします。

開催日

  • 2024年5月8日(水) 10時30分 16時30分

修得知識

  • コスト削減や不純物リスクを考慮した工程改善のポイント
  • 実生産時のコストの算出法
  • 生産量によるコスト変動の考え方
  • 変異原性不純物の発生・混入や可溶性触媒使用時の貴金属不純物の残留・不斉の防止

プログラム

 新規合成法を確立して化学製品の製造プロセス検討を行う目的は、製造コストを削減することです。コスト削減のターゲットは無限にあると言っても過言ではありません。しかしながら、コストダウンに避けるリソースには限りがありますので、どこの部分の改善が最も効率的にコストダウンできるかを知ることが非常に重要になってきます。これを知ることができるのがコスト計算です。
 本講座では、まず固定費を含めた実生産時のコスト計算の方法を解説します。変動費については、パラセタモールを例に二つのプロセスでのコスト計算例を紹介します。固定費については、製品の生産量によるコスト変動について詳述いたします。こららの基本をご理解いただくと、プロセスのどこの部分を改善するとどの程度コストダウンが可能なのかが自ずと明らかになります。最後にブロックバスターと呼ばれる合成新薬のプロセス改良がどこを視点にどのようになされているのかについて解説します。
 受講者には、この講座を通してコスト削減を目指したプロセス改善の胆をご理解いただき、業務の改善に役立てていただきたいと思っております。

  1. コストの計算とその削減方法
    1. コスト計算方法 1 (変動費:PC)
      1. 原料単価の調べ方
      2. パラセタモールの変動費計算 (2種プロセス)
    2. コスト計算方法 2 (固定費:FC)
    3. 生産量とPC, FCの関係
      • 0.6乗則を使った固定費コスト計算
    4. 化合物の価格決定メカニズム
    5. 固定費、変動費削減の原則
  2. 具体的なコスト削減方法
    1. 溶媒回収による溶媒コスト削減
    2. 排水規制と排液処理コストとその削減
    3. エネルギーコストとその削減
    4. 貴金属触媒コスト削減
      1. 固体貴金属触媒のコスト削減
      2. 可溶性貴金属触媒のコスト削減
    5. 連続プロセス導入による固定費コスト削減
    6. その他の固定費コスト削減方法
  3. 特許から見る企業のコスト削減プロセス研究例 (プロセス化学者はどこに注目したのか)
    1. Sitagliptin
    2. Ibrutinib Rivaroxaban
    3. Ritonavir
    4. Rivaroxaban
    5. Apixaban
    • 質疑応答

講師

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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