技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

アンメットメディカルニーズの発掘法と戦略構築への活用

ペイシェントジャーニー、RWDを用いた

アンメットメディカルニーズの発掘法と戦略構築への活用

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、医師・患者の深層意識に眠る、本人達も意識しえない治療へのニーズをいかに捉え、マーケティングや開発戦略へ活用する方法について詳解いたします。

開催日

  • 2024年4月15日(月) 10時00分 17時00分

プログラム

第1部 医師/患者調査およびペイシェントジャーニーによるアンメットニーズの発掘

(2024年4月15日 10:00〜12:00)

 アンメットニーズはカスタマーのマインドの中に時に顕在的に、時に潜在的に存在する。疾患治療市場の成熟度や充足度によりアンメットニーズは様々であるし、ひとつの疾患市場においても医師と患者とではアンメットニーズへの認識が異なることは少なくない。
 立場の異なるステークホルダーのアンメットニーズを理解し、戦略に活用する上で、市場調査に基づくペイシェントジャーニーは有用なツールとなりうる。
 ペイシェントジャーニーが医薬品・医療関連業界においてもかつてないブームとなっている一方、折角ペイシェントジャーニーを描いても、それが活用されていないケースも多いと聞く。
 本セッションでは、アンメットニーズの掘り起こしとペイシェントジャーニー作成のノウハウ、さらにそこからインサイツを導き出し、マーケティング等の戦略に活かしていくポイントについて考えたい。

  1. インサイトとアンメットニーズ
    • インサイトとは?
    • 医薬品においてもマーケティングが重要な理由
    • 顕在アンメットニーズと、潜在アンメットニーズ
  2. Patient Centricity, Patient Experience, Patient Journey
    • なぜペイシェントセントリシティか?
    • ペイシェントジャーニーの意義
  3. アンメットニーズを掘り起こすには
    • アンメットニーズ掘り起こしにはカスタマーへの理解を深めること
    • アンメットニーズは異視点からの掘起しが必要
  4. ペイシェントジャーニーを明らかにしてアンメットニーズを探るマーケットリサーチの手法
    • マーケットリサーチの種類、定性調査と定量調査
    • ペイシェントジャーニーから見えてくるもの
    • セグメンテーション〜ペルソナ
    • ペイシェントジャーニーを理解するための調査設計のポイント
    • インタビュー聞き取りと分析のポイント
  5. ペイシェントジャーニーからマーケティング戦略への活用
    • ペインポイント、ゲインポイント、タッチポイントの理解
    • 医療提供者と患者、異視点のギャップから機会を見出す
    • 質疑応答

第2部 RWD、定性・定量的調査データを用いたアンメットニーズ調査

(2024年4月15日 12:45〜14:45)

 アンメットメディカルニーズは、治療法が見つかっていない疾患や未だに満たされていない医療に対する医療ニーズであり、事業性評価、医薬品開発、マーケティングの戦略においても重要な情報となっている。
 本講演では、RWDによる薬剤疫学の手法を用いた治療実態や治療アウトカム、医師および患者の定性的および定量的調査を用いた研究方法を紹介し、アンメットメディカルニーズの調査方法を事例研究を示しながら概説する。

  1. アンメットメディカルニーズとは
  2. RWDによるアンメットメディカルニーズの調査
    1. RWDと薬剤疫学研究
    2. 事例紹介
      • 治療実態
      • 治療遵守・継続率
  3. 定性・定量的調査によるアンメットメディカルニーズの調査
    1. 定性的調査 (インタビューなど)
    2. 定量的調査 (パネル調査など)
    3. 選好性調査
      • Discrete Choice Experience
      • Conjoint Analysis
      • Best worst scalingなど
  4. アンメットメディカルニーズ調査目的と研究手法の決め方や解釈
    • 質疑応答

第3部 アンメットニーズの活用 〜マーケティング戦略への落とし込み〜

(2024年4月15日 15:00〜17:00)

 近年、製薬業界は急速な変化と進化を遂げており、その中でマーケティング戦略はますます複雑化しています。顧客の期待が高まり、新たなニーズが次々と浮かび上がる中で、我々マーケターは「アンメットニーズ」へ焦点を当て、効果的な戦略に組み込むことが求められています。従来の市場調査や既存のデータだけでは把握しきれない潜在的なニーズを発見し、顧客の見落とされがちなニーズを製品やサービスに反映させることは、市場において先駆的な存在となり、競合他社との差別化をはかる要素となります。
 この講演で、アンメットニーズの理解をより深め、活用事例知り、マーケティング戦略にどのように組み込まれるべきかを考える機会となれば幸いです。

  1. アンメットニーズの理解と分析
    • アンメットニーズの定義
    • アンメットニーズの種類
    • アンメットニーズの存在する理由
    • アンメットメディカルニーズ
    • マーケティング視点でのアンメットニーズの分析
  2. 製薬市場の動向
    • 市場トレンド
    • アンメットニーズへの対応
  3. アンメットニーズ/カスタマーインサイト/ペイシェントセントリシティー
  4. アンメットニーズを取り入れた製品戦略の立案
    • アンメットニーズの特定と製品戦略
    • 競合との差別化と競争優位の構築
  5. アンメットニーズの活用事例
  6. アンメットニーズをマーケティング戦略に落とし込む際の課題
  7. 他部門との連携と情報共有
    • 質疑応答

講師

  • 佐々木 岳
    株式会社 シード・プランニング
    専務執行役員
  • 大西 佳恵
    クリエイティブ・スーティカル 株式会社
    日本代表
  • 山谷 長治
    株式会社ファーママーケティング研究所
    代表取締役

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 60,500円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 50,000円(税別) / 55,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 60,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/2/4 医薬品企業における英文契約書読み方基礎講座 オンライン
2025/2/5 高効率を目的としたGVPにおける情報収集と自己点検、教育訓練 オンライン
2025/2/5 無菌医薬品の滅菌選択順位の考え方と無菌性保証における無菌試験の限界、並びにパラメトリックリリースの推奨 オンライン
2025/2/5 GMP省令が要求するQAの逸脱の防止対策とCAPA/変更管理 オンライン
2025/2/5 検定・推定 (主に計数値) オンライン
2025/2/7 GMP工場「設計/施工」「維持管理/保守点検」コース (2日間) オンライン
2025/2/7 GMP工場 (増築・新規構築) における設計/施工時の注意点とURSの具体的記載例 オンライン
2025/2/7 CMC試験におけるOOS・OOT 判断/発生時の対応 オンライン
2025/2/10 製造管理/品質保証担当者の質を高めるための教育訓練 オンライン
2025/2/10 遺伝子治療用製品・細胞医薬品・ウイルスベクターコース (Cコース:製造技術・品質管理/品質審査編) オンライン
2025/2/10 希少疾患治療薬開発にむけた治療薬開発の最新戦略とアプローチ オンライン
2025/2/12 改正GMPを踏まえた医薬品品質システム (PQS) 構築と品質照査の実務・統計的手法の活用 オンライン
2025/2/12 局方/GMPに対応する不純物の評価・管理及び原薬出発物質の選定/妥当性/CQA・CPP設定 オンライン
2025/2/12 QA担当者が抑えるべきGMP適合性調査対応と査察当局による指摘事例と対策 オンライン
2025/2/13 革新的な研究開発テーマを継続的に多数創出する方法とその体系的・組織的な仕組みの構築 オンライン
2025/2/14 医薬品凍結乾燥の条件設定、設備、バリデーション、スケールアップおよび失敗事例と対策 オンライン
2025/2/14 市場分析・競合他社 (ベンチマーキング) 分析と情報収集の進め方 オンライン
2025/2/17 リスクベースのGCP監査 オンライン
2025/2/17 遺伝子治療用製品・細胞医薬品・ウイルスベクターコース (Dコース:CMC申請・薬事デザイン編) オンライン
2025/2/17 遺伝子治療用製品・細胞医薬品・ウイルスベクターコース (Bコース:非臨床安全性評価・臨床開発編) オンライン

関連する出版物

発行年月
2013/5/30 新薬開発にむけた臨床試験(第I~III相臨床試験)での適切な投与量設定と有効性/安全性評価
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書
2013/3/27 医薬品・食品包装の設計と規制・規格動向 - 品質・安全・使用性向上のために -
2013/2/27 リスクマネジメント・CAPA(是正措置・予防措置)導入手引書
2013/2/5 放射線医療(癌診断・治療) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/2/5 放射線医療(癌診断・治療) 技術開発実態分析調査報告書
2013/1/28 造粒・打錠プロセスにおけるトラブル対策とスケールアップの進め方
2012/3/29 治験中 / 市販後における3極安全性情報の収集・報告・評価実務と相違
2012/3/13 超入門 GMP基礎セミナー
2012/3/5 育毛剤・発毛剤 技術開発実態分析調査報告書
2012/2/16 システムの適格性確認および回顧的バリデーションの具体的実施方法
2012/2/14 LIMS導入に関する導入の留意点セミナー
2012/2/9 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応のための「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2012/1/20 24年度診療報酬改定におけるDPC評価の全貌
2011/12/22 光学活性医薬品開発とキラルプロセス化学技術
2011/12/14 QCラボにおける厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応セミナー
2011/12/10 製薬大手5社 技術開発実態分析調査報告書
2011/11/7 eCTD申請 「-ここまで身近になったeCTD申請-」
2011/9/1 厚労省ER/ES指針対応実施の手引き