技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

製剤開発での求める機能/製造方法を考慮した添加剤の機能/選択・品質への影響と供給者管理

製剤開発での求める機能/製造方法を考慮した添加剤の機能/選択・品質への影響と供給者管理

~添加剤の選択、品質問題、供給業者管理、そして規制上の対応~
オンライン 開催

アーカイブ配信で受講をご希望の場合、視聴期間は2024年3月6日〜15日を予定しております。
アーカイブ配信のお申し込みは2024年3月6日まで承ります。

概要

本セミナーでは、医薬品開発における添加剤の役割、機能、品質問題、規制要件への対応について、基礎から現状、具体的な対応のポイントを解説いたします。

開催日

  • 2024年2月22日(木) 10時30分 16時30分

修得知識

  • 医薬品に使用される添加剤に適用される各種規制要件
  • 添加剤の品質とその問題点
    • 品質バラツキ、異物問題、不純物など
  • 製剤設計において添加剤の適切な選定
  • 製造販売承認申請における添加剤
    • 製造販売承認申請書とCTD対応、変更管理と同等性評価
  • 安定供給に向けた供給業者管理のポイント

プログラム

 医薬品各製剤に占める添加剤の割合は、多い場合99%にも及ぶと言われている。その結果、製剤に求められる機能は、添加剤として何を選択し、どのような製造方法をとるかに大きく左右されることになる。特に、原薬との相互作用や異なる種類の添加剤によるCo-processed excipientなどは、添加剤に新たな機能をもたらすもので、こうした機能を活用することも製剤化検討では重要となる。一方で、製造される添加剤の90%は医薬品向けではないと言われており、その結果添加剤の品質、例えば品質バラツキ、異物の問題や自主基準であるがGMPへの対応や安定供給に関する問題など、多くの検討課題が存在してる。
 本セミナーでは、医薬品開発における添加剤の役割り、機能、品質問題、そして規制要件への対応などについてその現状を解説する。Quality by Designに基づく医薬品の製剤設計における添加剤の選択、品質問題、供給業者管理、そして規制上の対応などについて理解を深め、適切な対応とは何かを考える機会とする。

  1. 医薬品における添加剤とは?
    1. 医薬品に使用される添加剤とは何か – 歴史に見る添加剤の役割り –
    2. 医薬品に使用される添加剤の特徴と役割
    3. 医薬品に対して求められる添加剤の機能 – 何を目的に使用されるのか –
    4. Co-processed Excipientとは何か – 新たな添加剤への期待 –
    5. 添加剤製造メーカの視点から見た添加剤
    6. 各種製剤に使用される添加剤の例
  2. 医薬品に使用される添加剤に適用される各種規制要件とは?
    1. 医薬品添加剤に適用される各種規制
    2. 日本薬局方に見る添加剤
    3. 添加剤GMPの現状と課題
    4. 使用前例をどうやって確認するか – 新規添加剤への対応 –
  3. 添加剤の品質とその問題点とは?
    1. 添加剤の品質とは何か
    2. 添加剤の品質問題にどう対応するか
      1. 品質バラツキ – Quality by Designにより解決? –
      2. 異物問題
      3. 不純物
  4. 製剤設計における添加剤
    1. 添加剤をどうやって選択するか – 添加剤のリスク –
    2. 添加剤の相互作用
      1. 添加剤と原薬の相互作用
      2. 添加剤と添加剤の相互作用
      3. 相互作用をどうやって見分けるか
    3. DoEを利用した添加剤の配合検討
  5. 製造販売承認申請における添加剤
    1. 製造販売承認申請書とCTDへの対応
    2. 添加剤に対する変更管理と同等性評価
  6. 添加剤供給業者管理のあるべき姿とは?
    1. 安定供給に向けた供給業者管理のポイント
    2. 供給業者の評価とモニタリング
    3. 品質契約のポイント
  7. まとめ – 質疑応答

講師

  • 宮嶋 勝春
    PURMX Therapeutics, Inc.
    シニアダイレクター

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 36,200円 (税別) / 39,820円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 36,200円(税別) / 39,820円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー

ライブ配信またはアーカイブ配信セミナーのいずれかをご選択いただけます。

ライブ配信セミナーをご希望の場合

  • 「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

アーカイブ配信セミナーをご希望の場合

  • 「ビデオグ」を使ったアーカイブ配信セミナーとなります。
  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCなどからご視聴ができます。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 別途、ID,パスワードをメールにてご連絡申し上げます。
  • 視聴期間は2024年3月6日〜15日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/1/6 開発段階に応じた治験薬GMP対応とICH Q14 (分析法の開発) への取り組み オンライン
2025/1/6 改正GMP省令、PIC/S DIガイドをふまえたGMP文書・記録の再点検 (データ改竄、捏造、隠蔽防止のための工夫) オンライン
2025/1/6 中小製薬企業のためのテーマ創出・研究開発・製品戦略の策定・推進 オンライン
2025/1/6 EU規制をベースにしたPharmacovigilance監査の基礎 オンライン
2025/1/7 医薬品モダリティ (抗体/核酸/中分子/再生医療) の実用化とDDS技術の特許戦略 オンライン
2025/1/8 アレニウス式加速試験におけるプロット作成と予測値の取扱い オンライン
2025/1/8 失敗成功事例から学ぶ原薬の各ステージでのスケールアップ製造のポイント オンライン
2025/1/8 GMP教育とQuality Culture醸成のポイント オンライン
2025/1/8 滅菌製品および無菌医薬品における微生物試験の実務とバリデーションのポイント オンライン
2025/1/8 薬価申請・原価計算方法の実際と交渉で有効なデータ取得・資料作成のポイント オンライン
2025/1/9 注射剤の異物検査の方法と基準設定及び異物低減方法 オンライン
2025/1/9 承認申請・メディカルライティングコース オンライン
2025/1/9 CTD/照会回答書作成のためのメディカルライティング オンライン
2025/1/9 原薬GMP基礎講座 オンライン
2025/1/10 NPV (Net Present Value) 計算による医薬品事業性評価の基礎知識 オンライン
2025/1/10 インド・中国における医薬品薬事戦略と現地対応ノウハウ オンライン
2025/1/14 日米欧当局のプロセスバリデーションにおける要求事項と承認申請にむけた準備について オンライン
2025/1/14 承認申請パッケージにおける海外データ利用と開発戦略 オンライン
2025/1/14 QA業務 (GMP監査・自己点検) 入門講座 オンライン
2025/1/14 承認申請にむけた個別症例安全性報告 (ICSR) の取り扱いと評価 オンライン

関連する出版物

発行年月
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2020/1/30 凍結乾燥の最適な条件設定による品質の安定化 - ラボ機と生産機の性能の違いを反映させたスケールアップ -
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向
2019/4/24 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集
2018/11/30 希少疾患用医薬品の適応拡大と事業性評価
2018/10/30 高薬理活性医薬品封じ込めQ&A集 Part2
2018/9/28 腸内細菌叢を標的にした医薬品と保健機能食品の開発
2018/8/31 がん治療で起こる副作用・合併症の治療法と薬剤開発
2018/7/31 医薬品・医療機器・再生医療開発におけるオープンイノベーションの取り組み 事例集
2018/6/29 医薬品グローバル開発に必要な英語実務集
2018/5/30 GVP Module改訂をふまえたEU Pharmacovigilance規制の実装
2018/5/18 創薬のための細胞利用技術の最新動向と市場
2018/4/25 統計学的アプローチを活用した分析法バリデーションの評価及び妥当性
2018/1/30 バイオ医薬品のCTD-Q作成 - 妥当性の根拠とまとめ方 -
2017/9/29 疾患・病態検査・診断法の開発