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共同研究開発におけるリスクの想定と契約の留意点

共同研究開発におけるリスクの想定と契約の留意点

~情報の交換・提示、開発成果の帰属、改良成果の取り扱い、開発費用の分担 / 後でモメないための契約のポイント~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、共同研究開発契約の内容を中心に、共同研究開発における法的リスクの内容と対応策を、わかりやすく説明いたします。

開催日

  • 2023年12月5日(火) 10時30分 16時30分

プログラム

 昨今、企業は他社にはない自社特有の技術・ノウハウを成長させることがトレンドとなっています。一方で、グローバル化に伴う競争社会においては、絶えず新しいものを作り出すためには、自社だけではなく、多様な分野の技術を融合する必要があることから、近年、共同研究開発の重要性がさらに高まっています。しかし、共同研究開発は、自社の重要な技術を他社に開示することが前提となっていること、研究の結果が計画時には不明確であること等、様々な法的リスクが発生し得ます。このリスクを理解することは、企業の今後の選択肢のためにも重要といえるでしょう。
 本講座では、共同研究開発契約の内容を中心に、共同研究開発における法的リスクの内容と対応策を、わかりやすく説明します。

  1. 共同研究開発とは
  2. 共同研究開発のメリット・デメリット
    1. 開発スピード
    2. コスト・リスクの分散
    3. グローバル戦略
  3. 共同研究開発契約の全体像
  4. 共同研究開発契約の締結前に検討すべき各種契約
    1. 秘密保持契約 (NDA)
    2. レター・オブ・インデント、フィージビリティ・スタディ、マテリアル・トランスファー・アグリーメント
  5. 共同研究開発契約の内容
    1. 業務分担
      1. 作業の洗い出しと段階化
      2. 業務分担に関する裁判例
    2. 情報の交換・提示
      1. 義務とすべきか裁量とすべきか
      2. 交換や提示の具体的方法
    3. 研究開発期間中・終了後の秘密保持
      1. 従前の秘密保持契約との適用関係の整理
      2. 秘密の管理体制
      3. 開発成果の公表
    4. 開発成果の帰属
      1. デフォルトルール
      2. 契約による目的に沿った変更の必要性
    5. 表明保証と免責
      1. 表明保証条項とその違反の効果
      2. 第三者のライセンスを利用する場合の留意点
    6. 共同研究開発の変更又は中止
    7. 開発成果の利用と各種法令上の留意点
      1. 想定される利用パターン
      2. 利用制限や販売価格等の制限と各種法令との抵触
    8. 改良成果の取扱い
      1. 改良成果とは
      2. 開発パートナーへの通知の要否
      3. 開発パートナーが改良発明を行う可能性がある場合の対応
    9. 開発費用の分担
      1. 分担に応じた自己負担の原則
      2. 契約による修正方法
    10. 契約の終了と終了に際しての留意点
      1. 契約更新条項の要否
      2. 契約解除
      3. 終了時点で未完成となった開発の取扱い
      4. 残存条項
      5. 第二次、第三次研究開発への移行
  6. 共同開発契約締結後の進め方
    1. 品質評価が分かれる可能性
    2. 進捗と費用の管理
    • 質疑応答

講師

  • 柳田 駿
    弁護士法人レクシード 博多オフィス
    弁護士
  • 新 智博
    弁護士法人レクシード 姫路オフィス
    弁護士
  • 小幡 久樹
    弁護士法人レクシード 姫路オフィス
    弁護士

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 60,500円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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