技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

高分子構造・成形加工性を踏まえた環境対応プラスチックの設計指針と高性能化

高分子構造・成形加工性を踏まえた環境対応プラスチックの設計指針と高性能化

~モノマテリアル化、マテリアル・リサイクル、バイオプラスチック活用の技術ポイント~
オンライン 開催

アーカイブ配信で受講をご希望の場合、視聴期間は2023年12月14日〜27日を予定しております。
アーカイブ配信のお申し込みは2023年12月14日まで承ります。

概要

本セミナーでは、プラスチックの環境対応技術に取り組むために必要となる知見を、材料設計技術/成形加工技術の両面から解説いたします。

開催日

  • 2023年12月4日(月) 13時00分 16時30分

受講対象者

  • 環境対応の高分子材料の開発に従事する技術者、これから携わる方
  • 現場で製造、加工などの業務に携わる方
  • 汎用高分子の高性能化やポリマーブレンドの技術開発に携わる方

修得知識

  • 環境対応ポリマー材料の開発に必要となる高分子物性・加工の基礎
  • ポリマーブレンドの構造制御技術および高性能化の手法
  • バイオプラスチックの高性能化手法

プログラム

 環境問題への意識の高まり、さらには国内外における法規制の強化により、プラスチック製品のマテリアル・リサイクルに対するニーズが高まりつつあります。また、マテリアル・リサイクルを容易にするために、モノマテリアル化による製品開発も急速に進んでいます。さらには、バイオマス由来のプラスチックや生分解性プラスチックについても、その使用が必須となりつつあります。
 本セミナーでは、プラスチックの環境対応技術に取り組むために必要となる知見を、材料設計技術/成形加工技術の両面から解説します。

  1. モノマテリアル化に必要となる要素技術
    〜ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレートにおけるモノマテリアル化の課題と技術〜
    1. 積層フィルムの構成と必要な物性 (3材料の特性比較)
    2. ポリプロピレン (種類と特徴)
    3. ポリエチレン (一次構造と物性の関係)
    4. ポリエチレンテレフタレート (性能決定因子)
    5. 水蒸気・ガスバリア性の決定因子と改質法
    6. ヒートシール性の付与
    7. 剛性向上のアプローチ
  2. マテリアル・リサイクルに必要となるポリマーブレンドの基礎知識
    〜非相溶なポリマーブレンドの構造制御技術〜
    1. ポリマーブレンドの基礎と混和性の予測
    2. 非相溶系ブレンドにおける相分離構造の決定因子
    3. 相容化剤とその役割
    4. 反応性相容化剤による構造制御
    5. ポリオレフィン系ブレンドの相溶性と構造制御
    6. リサイクルレジン使用の注意点
    7. 分散性向上のための混合の基礎と加工機の選択
  3. バイオプラスチックの特性とその高性能化
    〜使いこなすために必要な知識と技術〜
    1. 生分解性プラスチックとバイオマスプラスチック
    2. 透明バイオプラスチックの種類と特徴
    3. バイオポリエステルの種類とその特徴
    4. バイオプラスチックの高性能化 (ポリ乳酸を中心として)
    • 質疑応答・名刺交換 (会場限定)

講師

  • 山口 政之
    北陸先端科学技術大学院大学 物質化学領域
    領域長 / 教授

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 30,900円 (税別) / 33,990円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 30,900円(税別) / 33,990円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 申込みフォームの受講方法から「オンライン」をご選択ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー

ライブ配信またはアーカイブ配信セミナーのいずれかをご選択いただけます。

ライブ配信セミナーをご希望の場合

  • 「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

アーカイブ配信セミナーをご希望の場合

  • 「ビデオグ」を使ったアーカイブ配信セミナーとなります。
  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCなどからご視聴ができます。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 別途、ID,パスワードをメールにてご連絡申し上げます。
  • 視聴期間は2023年12月14日〜27日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/9/30 フィラー表面処理・分散技術の考え方、処方テクニック、分散評価 オンライン
2024/9/30 高速高周波用フッ素樹脂基板の材料開発と接着性向上技術 オンライン
2024/9/30 人工皮革・合成皮革の入門講座 オンライン
2024/10/1 高分子材料における偏光・複屈折の基礎と光学特性の制御方法 オンライン
2024/10/2 導電性高分子の基礎と合成・分析 オンライン
2024/10/3 高分子絶縁材料の基礎と劣化対策 オンライン
2024/10/3 プラスチック射出成形の基礎と成形トラブル対策技術 東京都 会場・オンライン
2024/10/3 異種材料接着 (樹脂/金属、樹脂/樹脂) のメカニズムと接合界面の密着性評価 オンライン
2024/10/4 プラスチック材料における劣化・破損のメカニズムと評価方法 オンライン
2024/10/4 固体高分子材料の動的粘弾性測定入門講座 オンライン
2024/10/8 車載用プラスチック部品の基礎と最新動向 愛知県 会場
2024/10/9 高分子絶縁材料の基礎と劣化対策 オンライン
2024/10/9 ポリウレタンの化学、原料の特徴と使い方、構造と特性、フォーム・塗料・複合材料用途での技術動向 オンライン
2024/10/9 二酸化炭素、二硫化炭素を用いた高分子合成と応用 オンライン
2024/10/10 高分子材料の劣化・変色技術の基礎と防止処方技術 オンライン
2024/10/10 ポリマー・高分子材料用の各種添加剤の種類、作用機構と選択・処方・配合設計の基礎 オンライン
2024/10/11 繊維・不織布関連企業のための破壊的イノベーションのすすめ オンライン
2024/10/11 高分子絶縁材料の劣化メカニズムと寿命評価 オンライン
2024/10/11 架橋技術入門 オンライン
2024/10/15 高速通信用低誘電損失 (低誘電率・低誘電正接) ポリイミド開発に向けた分子設計と特性制御 オンライン

関連する出版物

発行年月
2018/11/30 複雑高分子材料のレオロジー挙動とその解釈
2018/7/31 高耐熱樹脂の開発事例集
2018/4/12 自動車用プラスチック部品の開発・採用の最新動向 2018
2018/3/19 射出成形機〔2018年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2018/3/18 射出成形機〔2018年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2017/7/31 プラスチック成形品における残留ひずみの発生メカニズムおよび対策とアニール処理技術
2017/7/31 機能性モノマーの選び方・使い方 事例集
2017/6/19 ゴム・エラストマー分析の基礎と応用
2017/2/27 プラスチックの破損・破壊メカニズムと耐衝撃性向上技術
2017/1/31 放熱・高耐熱材料の特性向上と熱対策技術
2016/8/31 ポリマーアロイにおける相溶性の基礎と物性制御ノウハウ
2014/11/30 繊維強化プラスチック(FRP)〔2015年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/8/28 高分子の劣化・変色メカニズムとその対策および評価方法
2014/6/15 射出成形機〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/6/15 射出成形機〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2013/9/2 機能性エラストマー市場の徹底分析
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書
2013/4/25 新しいプロピレン製造プロセス
2013/4/5 高分子の延伸による構造と配向の発現およびそれらの制御法を利用した材料開発