技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー
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ナフサのスチームクラッキングではエチレンの他にプロピレンやブタジエン, 芳香族を生成するが, 中東のエタンや米国のシェールガスエタンのクラッカーからはエチレン以外はほとんど生成しない。ナフサのスチームクラッキングが競争力を失い稼働を低下または縮小するとプロピレン, ブタジエン, 芳香族は不足することになる。中でもプロピレンはエチレンに次いで需要量が大きい。
エチレンからは, 高密度ポリエチレン, 低密度ポリエチレン, 塩化ビニル, エチレンオキサイド, 酢酸ビニルなどが製造されるが, プロピレンは生成されないために, ポリプロピレン, アクリロニトリル, プロピレンオキサイド, アセトン, IPA, オクタノール. フェノールなどは, 製造できない。C4ではブテン, ブタジエン, C5ではイソプレン, 芳香族では, ベンゼン, トルエン, キシレン, 更にカーボンブラックなどは得ることができない。
プロピレンの需要を満たすために, 多くのプロピレン製造目的のプラントが開発されている。FCCプロセスでは, プロピレン収率を最大にするための最適化やプロピレンなどのオレフィン製造プラントも稼働を始めた。既に, エチレンとブテンからのメタセシスプロセスやプロパンの脱水素プロセス, 中国ではメタノールからのエチレンやプロピレンの製造プロセスが工業化された。
エチレンからプロピレンの合成やメタンからのプロピレン合成も研究されている。これらの技術は全て工業触媒の開発が前提となっている。開発中の技術を含め, これらの最新の技術をまとめることは, 今後の基礎化学品の製造技術の開発に必ず役に立つと信じている。
(室井髙城 「はじめに」より抜粋)
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