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人間拡張技術をサービス化するための人の感覚と運動機能の基礎的理解と応用事例

人間拡張技術をサービス化するための人の感覚と運動機能の基礎的理解と応用事例

~自動車や建機のインタフェースデザイン、運動トレーニング / リハビリ / ヘルスケア支援、触感デジタルデザインへの活用~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、人間拡張の考え方を概説したうえで、人がどのように身体運動を生成しているのかや、運動感覚や触感の生起のメカニズムを概説したうえで、道具の操作性を定量的に評価し、積極的に設計に活用するための人間工学的手法について説明いたします。
また、これらを用いた人間拡張への応用として、自動車や建機のインタフェースデザイン、運動トレーニング/リハビリ/ヘルスケア支援、触感デジタルデザインへの活用事例を紹介いたします。

開催日

  • 2023年5月15日(月) 13時00分16時30分

プログラム

 人間拡張は、足りない能力を補う補完・補綴や今持つ能力の維持のみならず、その人が持つ能力をテクノロジーによる支援で強化・増進・拡張することを目的とした技術分野である。デバイスの小型化やクラウド化がすすみ、センサやアクチュエータ、コンピュータのウェアラブル性が増してくることで、まるで服を着たり眼鏡をかけたりするような気軽さで機能性をもつ機器を身にまとうことも可能になりつつある。これらの技術を活用することで、身体的・感覚的・認知的能力を高める人間拡張サービスの実現が望まれているが、実益のある人間拡張サービスを開発するには、人の心理的、生理的、身体的特性の基礎的知識が不可欠である。
 本セミナーでは、人間拡張の考え方を概説したうえで、人がどのように身体運動を生成しているのかや、運動感覚や触感の生起のメカニズムを概説したうえで、道具の操作性を定量的に評価し、積極的に設計に活用するための人間工学的手法について説明する。また、これらを用いた人間拡張への応用として、自動車や建機のインタフェースデザイン、運動トレーニング/リハビリ/ヘルスケア支援、触感デジタルデザインへの活用事例を紹介する。

  1. 人間拡張とは
    1. 人間拡張とは
    2. 人間拡張のために考慮すべき人の性質
    3. 人間拡張が拡張するもの
  2. 身体と運動
    1. 骨格と力
    2. 手先剛性から見た腕の動かしやすさ
    3. 力感の知覚メカニズム
    4. 感覚量と操作感
    5. マルチ/クロスモダリティと力感
  3. 触感の理解と評価技術
    1. 触覚の基礎
    2. 接触・振動計測による触感評価
    3. CMFとデジタルデザイン
    4. 触感予測と生成
    5. 触感の金銭的価値
  4. 製品設計への人間工学的アプローチ
    1. 人間工学とは
    2. 人の認知の仕組み
    3. 認知負荷
    4. 単純反応・選択反応
  5. 人間拡張サービスへの応用事例
    1. 自動車・建機ヒューマンインタフェースの応用事例
    2. 運動トレーニング/リハビリ/ヘルスケア支援への応用事例
    3. 触感デジタルデザインへの応用事例

講師

  • 栗田 雄一
    広島大学 大学院 工学研究科
    教授

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,000円 (税別) / 50,600円 (税込)
1口
: 57,000円 (税別) / 62,700円 (税込) (3名まで受講可)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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