技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

承認書と製造実態・記録類との齟齬を防ぐ工夫と整合性の確認・点検

承認書と製造実態・記録類との齟齬を防ぐ工夫と整合性の確認・点検

~適切なQuality cultureはどうすれば醸成されるだろうか / QA部員はどういうところをチェックすべきか~
オンライン 開催

アーカイブ配信で受講をご希望の場合、視聴期間は2023年4月11日〜24日を予定しております。
アーカイブ配信のお申し込みは2023年4月11日まで承ります。

開催日

  • 2023年3月31日(金) 10時30分 16時30分

修得知識

  • 医薬品品質システム (PQS) の基礎
  • 責任役員の具体的な責務
  • QA部門の具体的な責務
  • QA員に求められる資質
  • あるべき上司像

プログラム

 医薬品関連事業者の責務は、行政に約束した品質、有効性、安全性を有し、患者さんに健康リスクを負わさない高品質の医薬品の安定供給である。社名に恥じない製品を提供しようと役職員が一丸となって潜在リスクを抽出し、継続的改善を実践しようとするQuality cultureがなく、利益優先論理で自浄力が低下している企業が品質不正問題を起こす。品質不正は、保健衛生上の危害の発生だけでなく、いずれ企業の存続に関わる制裁を招く。では、適切なQuality cultureはどうすれば醸成されるだろうか。受講者と一緒に考えようという講座である。

  1. 不正の根本原因は不適切なQuality culture (企業体質) に
    1. 最新GMPは医薬品品質システム (PQS) の構築を要請
    2. 「製品実現の達成」とは
    3. 管理できた状態の確立及び維持の確認とは
    4. 継続的改善の促進とは
    5. K化工/N医工の製造実態から学ぶ
    6. 後発薬企業で品質不正が続く原因は
  2. 不正に対する行政の対応
    1. 行政はチェンジマネジメントの支援へ (ICH – Q12ガイドライン)
    2. 総括製造販売責任者の権限に問題があった
    3. 製造管理者の責任が重くなった
    4. 責任役員は法令遵守のための指針を示すこと
  3. 不適切なQuality cultureと適切なQuality culture
    1. 問題はマネジメントレビューの実効性
    2. 経営陣が現物、現場、現実を見ない企業体質では
    3. データの信頼性と経営者の責務
    4. PQS= Quality Cultureと理解する
    5. Quality Cultureは「重要業績指標と職員の顔 (笑顔) 」に現れる
    6. 不適切なQuality Culture
    7. 健全なQuality Culture例
  4. サイトQAの役割
    1. そもそもQAとは
    2. サイトQAが関わる業務
  5. QA部員はこういうところをチェックすべき
    1. うっかり、何となく、見逃しミスの原因
    2. ミスが発生したときの確認事項
    3. 曖昧な指示はミスの主因
    4. SOPをみれば企業のレベルがわかる
    5. QAは実効性のある記録かをチェック
    6. 記録の照査
    7. 構造設備は微妙に変化するもの
    8. 構造設備の維持管理のためには
    9. 自己点検を誤解していない?
    10. 点検シート依存の自己点検に走りがち
    11. その自己点検は意味があるの?
    12. リスクベース型点検を
    13. QA員に要求される資質
    14. 現場での点検項目例
    15. 自己点検には顧客満足度の視点も必要
    16. データガバナンスシステムの構築
  6. Quality cultureは上司の影響も大きい
    1. 駄目な上司が不正・隠蔽体質にする一因かも
    2. できる上司なら
  7. QA部員だけで潜在リスクを抽出できる?
    1. 誰がリスクを知っている?
    2. 現場はノウハウの宝庫
    3. PQSの実践にはボトムアップの活動がいる
    4. 知識管理とは「知恵 (類推力・発想力) 」の醸成
    5. 知識・経験を加工 (知恵) できてこそ
    6. 「逸脱」の定義が不明確なままだと
    7. 「異常」を常態化させないのが重要
    • 質疑応答

講師

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 34,200円 (税別) / 37,620円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 34,200円(税別) / 37,620円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー

ライブ配信またはアーカイブ配信セミナーのいずれかをご選択いただけます。

ライブ配信セミナーをご希望の場合

お申し込みの際、通信欄に「ライブ配信希望」の旨を記載ください。
ライブ配信セミナーをご希望の場合、以下の流れ・受講内容となります。

  • 「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただくか、メールにて送付いたします。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

アーカイブ配信セミナーをご希望の場合

お申し込みの際、通信欄に「アーカイブ配信希望」の旨を記載ください。
アーカイブ配信セミナーをご希望の場合、以下の流れ・受講内容となります。

  • 「ビデオグ」を使ったアーカイブ配信セミナーとなります。
  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCなどからご視聴ができます。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 後日(開催終了後から10日以内を目途)に、ID,パスワードをメールにてご連絡申し上げます。
  • 視聴期間は2023年4月11日〜24日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただくか、メールにて送付いたします。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/11 電子化/MES・LIMS導入・連携コース (全2コース) オンライン
2024/11/12 ICH M7変異原性不純物/ニトロソアミン不純物対応コース オンライン
2024/11/12 ICH M7 (変異原性不純物) ガイドラインとエキスパートレビューにおける変異原性評価・判断の考え方 オンライン
2024/11/12 医療データ (RWD) 活用時の100の落とし穴 オンライン
2024/11/12 意思決定にむけたターゲットプロダクトプロファイルの設定 オンライン
2024/11/12 非GLP試験における信頼性確保 オンライン
2024/11/12 医薬品R&D段階でのNPV活用と課題解決策 オンライン
2024/11/13 QA/QCが知っておくべき (開発段階を含めた) 分析法バリデーションの基礎 オンライン
2024/11/13 実験室における高薬理活性物質の取り扱い/封じ込め対応と区分による要求レベル オンライン
2024/11/13 ニトロソアミン不純物/NDSRI分析・評価手法と留意点 オンライン
2024/11/14 GMP管理ではない (non-GMP) 原材料供給業者の製造・品質管理の要求事項/監査 (書面・実地) のポイントと監査時のチェックリスト・着眼点 オンライン
2024/11/14 責任役員 (上級経営陣) にむけたGMP、GQP教育訓練と法令順守体制の整備 オンライン
2024/11/14 体外診断用医薬品/機器の開発・薬事・保険適用の基礎講座 オンライン
2024/11/14 海外当局査察にむけた準備すべき (したほうがよい) 翻訳文書とSOPの英文翻訳例・査察対応 オンライン
2024/11/15 医薬品・食品・化粧品工場における異物混入の具体的防止対策 東京都 会場・オンライン
2024/11/15 薬価算定/制度の要点と加算取得に向けた薬価戦略のポイント オンライン
2024/11/15 局方/GMPに対応する不純物の評価・管理及び原薬出発物質の選定/妥当性/CQA・CPP設定 オンライン
2024/11/15 ライフサイエンス領域における医療トレンドとポストコロナビジネスに求められる対応手法 オンライン
2024/11/15 再生医療等製品・遺伝子治療薬開発のための生物由来原料基準/カルタヘナ法 徹底解説 オンライン
2024/11/15 希少疾患における治療薬開発の最新戦略とアプローチ オンライン

関連する出版物

発行年月
2017/8/31 きのこの生理機能と応用開発の展望
2017/6/21 体外診断用医薬品開発ノウハウ
2017/4/25 非GLP試験での効率的な信頼性基準適用と品質過剰の見直し
2014/11/27 3極対応リスクマネジメントプラン策定とEU-GVPが求める記載事項/国内との相違点
2014/11/15 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/11/15 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/7/30 高薬理活性医薬品・封じ込めQ&A集
2014/6/10 コンタクトレンズ用装着点眼剤 技術開発実態分析調査報告書
2014/6/10 コンタクトレンズ用装着点眼剤 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2013/9/2 原薬・中間体製造プロセスにおける課題と対策
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/5/31 在宅でのCDTM(共同薬物治療管理)の実践と薬局・薬剤師の次世代モデル
2013/5/30 新薬開発にむけた臨床試験(第I~III相臨床試験)での適切な投与量設定と有効性/安全性評価
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書
2013/3/27 医薬品・食品包装の設計と規制・規格動向 - 品質・安全・使用性向上のために -
2013/2/27 リスクマネジメント・CAPA(是正措置・予防措置)導入手引書
2013/2/5 放射線医療(癌診断・治療) 技術開発実態分析調査報告書
2013/2/5 放射線医療(癌診断・治療) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)