技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

わかりやすい製造指図書およびSOP作成のポイント

わかりやすい製造指図書およびSOP作成のポイント

~作業ミスや逸脱を未然に防止するための作成上の工夫とは~
オンライン 開催

視聴期間は2023年2月20日〜28日を予定しております。
お申し込みは2023年2月24日まで承ります。

概要

本セミナーでは、ヒューマンエラーを誘引せず、実効性のあるSOP、指図記録書とはどうあるべきか、事例を基に考察いたします。

開催日

  • 2023年2月24日(金) 10時30分 2023年2月28日(火) 16時30分

プログラム

 製造管理の基本は正しい作業手順を設定し、その通り実施した記録を残すことである。まず作業者は詳細なSOPをツールにOJTを受ける。OJTが終った作業者は、SOPの簡素版である製造指図記録書を利用して担当業務を実施する。ところが、SOP/製造指図書はあるもののヒューマンエラーや逸脱が絶えない。あるいはSOPが現場で活用されず、作業者が自分のノウハウをメモにして作業している。なぜそのようなことが起こるのか。原因の一つにはSOP/指図記録書の内容不備が考えられる。
 そこで本講座では、ヒューマンエラーを誘引せず、実効性のあるSOP/指図記録書とはどういうものかを事例を交え考察する。

  1. ヒューマンエラーはなぜ起きる
    1. 再教育はエラーの根本対策にならない
    2. 人の性癖を知る
    3. 少なくともSOP由来のミスは防ぐべき
    4. ミスが発生したときにはSOPの確認から
    5. ミスの事例
  2. 良いSOP/製造指図記録書と悪い例
    1. SOP/指図書をみれば企業のレベルがわかる
    2. 駄目なSOP/指図書
    3. 曖昧な指示はミスの主因
  3. 査察時の指摘事例
    1. 記録書改竄
    2. 作業者のルール違反
    3. 製剤作業/包装作業/試験検査の実態
  4. SOP/製造指図記録書に記入漏れを起こしやすい項目
    1. 始業点検/終業点検の留意点
    2. 保管関連SOPの留意点
    3. 秤量作業SOPの留意点
    4. 外来者への対応SOPも必要
  5. ミス防止、改善活動に結びつく工夫例
    1. 一人で出来るトリプルチェック (指差呼称)
    2. 前工程/後工程間の情報共有
    3. 観察記録を残すことの重要性
  6. SOP/製造指図記録書由来のトラブル事例と潜在リスク
    1. 入荷・保管作業の潜在リスク例
    2. 製剤工程の潜在リスク例
    3. 包装工程の潜在リスク例
    4. 試験検査工程の潜在リスク例
  7. SOPの作成手順
    1. ステップ1 関連資料の収集
    2. ステップ2 アウトラインの作成
    3. ステップ3 素案作成
    4. ステップ4 本文作成
    5. ステップ5 作業者によるチェック
  8. 製造指図記録書の作成手順
    1. 製造指図書はSOPの省略版、省略化による問題
    2. 製造指図記録書の様式例
    3. 逸脱だけでなく異常の記録も必要 (特記事項欄の活用)
    4. 管理値は誤読・暗算させない記載法で
  9. 記録書の留意点
    1. 出荷可否判定に有効な記録か
    2. 記録だけに頼らず3現主義で確認
    3. 記録書はマネジメントレビューの重要資料
    4. データの完全性確保
  10. 質疑応答

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

アーカイブ配信セミナー

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2023年2月20日〜28日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/5/22 国内外査察指摘をふまえたGMP記録の残し方・管理と逸脱・OOS・OOT発生時の対応 (処理手順/フロー/線引き) オンライン
2025/5/22 CTD・照会回答で学ぶメディカルライティング実践と適切なレビューアプローチ オンライン
2025/5/22 バイオ医薬品 原薬製造工程・セルバンク管理/申請コース オンライン
2025/5/22 バイオ医薬品・再生医療等製品における国内外の規制当局の考え方をふまえたセルバンク管理と申請資料への記載方法 オンライン
2025/5/23 アンメットメディカルニーズ・インサイト情報の発掘法と活かし方 オンライン
2025/5/23 簡便化、抜け防止の観点をふまえたGMP SOP/製造指図記録書の形式・作成 (改訂) ・記入方法 オンライン
2025/5/23 人間に起因するデータインテグリティ対策と運用の効率化・最適化 オンライン
2025/5/23 バイオ医薬品の製造ラインにおける洗浄バリデーション実施・残留限度値設定と実状・課題への対応 オンライン
2025/5/23 医薬品承認申請における一変・軽微変更届の判断事例と事例考察 オンライン
2025/5/23 信頼性の高い研究成果 実践 (2日間コース) オンライン
2025/5/23 信頼性の高い研究成果を得るための生データ・実験記録 (ノート) の取り方 オンライン
2025/5/23 動物用医薬品開発のための医薬品試験データの活用法と評価 オンライン
2025/5/23 PV業務においてグローバルSOPとローカルSOPをどう棲み分け、整合性を図るか オンライン
2025/5/26 QA部門のためのGMP文書・記録類の照査のポイント オンライン
2025/5/26 無菌医薬品の製造管理・環境管理の留意点とCCS戦略の策定 オンライン
2025/5/26 mRNA/LNP (脂質ナノ粒子) 医薬品における品質・安全性評価とLNP/DDSの設計・評価の留意点 オンライン
2025/5/26 E&L試験の進め方および国内外の規制動向 オンライン
2025/5/26 抗体薬物複合体 (ADC) の技術動向および特許戦略 オンライン
2025/5/26 技術者・研究者向けのプロジェクト進行における異文化教育・コミュニケーション能力向上のポイント オンライン
2025/5/27 低分子医薬品化合物の結晶多形と非晶質化 オンライン