技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

プラスチックスのリサイクルやバイオマス利用などの環境対策の現状と技術動向、および今後の展望

プラスチックスのリサイクルやバイオマス利用などの環境対策の現状と技術動向、および今後の展望

~世界の最新情報から、バイオプラ製品適用の開発例、プラ環境対策の将来予想まで~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、プラスチックスの環境問題の現状 (海洋汚染、資源枯渇、温暖化など) と、この対策として、リサイクルやバイオマス利用の世界と日本の状況や技術動向、最新トピックスについて解説いたします。

開催日

  • 2023年1月31日(火) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • プラスチックや添加剤の製造、プラスチックの成形加工、最終製品へのプラスチックの適用に関わる技術者、企画、研究開発、生産・販売の技術系担当者

修得知識

  • 世界や日本でのプラスチックの環境対策の現状と技術動向
  • バイオプラスチックの基礎から応用まで
  • 環境調和型プラスチックの企画、開発、実用化、製品適用のポイント

プログラム

 プラスチックスは海洋汚染などの環境問題が顕在化しており、この対策として、リサイクルやバイオマスの利用が重要となっています。
 本講演では、プラスチックスの環境問題の現状 (海洋汚染、資源枯渇、温暖化など) と、この対策として、リサイクルやバイオマス利用の世界と日本の状況や技術動向、最近のトピックスについて解説します。さらに、本講師が日本電気 株式会社 や筑波大学で取り組んだ、耐久製品用の高機能なバイオプラスチックの開発と製品適用の実例を紹介します。最後に、プラスチックの環境対策の今後の展望やビジネスチャンスについて述べます。

  1. プラスチックの環境問題の現状と対策
    1. 世界と日本のプラスチックの現状 (生産量、廃棄物量、CO2排出量)
    2. 海洋汚染の現状と各国の対策
    3. リサイクルの現状 (世界と日本) と技術動向 (マテリアル、サーマル、ケミカル) 、トピックス (サーキュラーエコノミーへの対応、開発事例)
    4. バイオマス利用の動向 (利用可能なバイオマスの現状など)
  2. バイオプラスチックの基礎から応用
    1. 分類 (バイオマス系、生分解系) 、特徴・メリットと現在の課題
    2. 生分解性 (海洋分解性を含む) のメカニズムと分子構造の関係、評価方法
    3. 世界と日本の生産・利用状況と将来予想 (大増産する中国の動向など)
    4. 各国での認証や規制の動向
    5. 主要な種類の説明 (構造、物性、用途、実用上の課題など)
      • バイオPE
      • バイオPET
      • PLA
      • PBS
      • PHA
      • バイオポリアミド
      • バイオPC
      • デンプン変性系
      • セルロース系
      • PBATなど
  3. 高機能バイオマスプラスチックの開発・製品適用の実例
    1. バイオマスプラスチック開発での企画のポイント (開発材の訴求性と付加価値の狙いのポイントと課題)
    2. ポリ乳酸複合材
      • 高植物成分率と耐熱性・難燃性の同時実現と電子機器への適用
      • 特有な添加成分による高伝熱性と形状記憶性の実現
      • 3層構造ナノ粒子によるナノコンポジットの開発
    3. セルロース系バイオマスプラスチック
      • 長鎖・短鎖付加の新構造による高植物成分率の実現
      • 省エネルギー製造プロセスの開発
      • 特有な添加成分による難燃性と強度等の実用性の達成
      • 新たな付加価値として、漆ブラック調の高装飾性と耐傷性の実現
    4. 藻類利用バイオマスプラスチック
      • 藻類を利用したバイオマスプラスチックの動向
      • CO2排出量ゼロを目指した樹脂構造と製造プロセスの開発
  4. まとめと今後の展望
    • プラスチックの包括的環境対策を推進する上でのリサイクルやバイオプラスチックの有り方と進め方
    • 今後のビジネスチャンス
    • 質疑応答

講師

  • 位地 正年
    環境・バイオ・プラスチックリサーチ
    代表

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 34,200円 (税別) / 37,620円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 34,200円(税別) / 37,620円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2023/4/7 動的粘弾性のチャート読み方とその活用ノウハウ オンライン
2023/4/7 国内外における食品用容器包装および器具・接触材料の法規制の動向と必要な対応 オンライン
2023/4/7 よく分かる熱可塑性樹脂の難燃化 オンライン
2023/4/10 高分子合成・重合反応のメカニズムと設計指針 オンライン
2023/4/10 伸長流動の基礎、メカニズムと混練技術への応用 オンライン
2023/4/10 廃プラスチック高度リサイクルのための光学識別技術 オンライン
2023/4/11 セルロースナノファイバーの応用展望と分散技術 オンライン
2023/4/11 光重合開始剤の種類・特徴と選び方・使い方 オンライン
2023/4/12 紙製容器包装の最新動向とコーティングによる機能発現 オンライン
2023/4/13 エポキシ樹脂の耐熱性向上と機能性両立への分子デザイン設計および用途展開における最新動向 オンライン
2023/4/13 エポキシ樹脂全般の知識とリサイクル技術 オンライン
2023/4/13 バイオマス粘着剤の設計、開発とその活用 オンライン
2023/4/13 同方向噛み合い型二軸押出機のスクリューデザイン超入門講座 オンライン
2023/4/14 難燃剤、難燃化技術の基礎と最新動向 オンライン
2023/4/14 リサイクル炭素繊維の品質評価、樹脂との複合化 オンライン
2023/4/17 高分子合成におけるラジカル重合の基礎講座 オンライン
2023/4/17 二酸化炭素を利用した樹脂接合法の基本原理と産業利用 オンライン
2023/4/18 実務者のための同時5軸制御加工技術の基礎 オンライン
2023/4/18 副資材による機能性高分子の材料設計技術 オンライン
2023/4/18 ゼロカーボン時代のプラスチックの循環利用 オンライン

関連する出版物

発行年月
2023/1/31 液晶ポリマー (LCP) の物性と成形技術および高性能化
2023/1/6 バイオプラスチックの高機能化
2022/12/31 容器包装材料の環境対応とリサイクル技術
2022/10/5 世界のプラスチックリサイクル 最新業界レポート
2022/8/31 ポリイミドの高機能設計と応用技術
2022/7/15 2022年版 スマートエネルギー市場の実態と将来展望
2022/6/28 GFRP & CFRPのリサイクル技術の動向・課題と回収材の用途開発
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発
2022/5/31 樹脂/フィラー複合材料の界面制御と評価
2022/5/30 世界のバイオプラスチック・微生物ポリマー 最新業界レポート
2022/3/30 環境配慮型プラスチック
2022/3/30 環境配慮型プラスチック (製本版 + ebook版)
2021/12/24 動的粘弾性測定とそのデータ解釈事例
2021/9/29 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの市場実態と将来展望 2020-2023 (PDF版)
2021/9/29 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの市場実態と将来展望 2020-2023 (書籍版)
2021/9/29 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの市場実態と将来展望 2020-2023 (書籍版 + CD版)
2021/7/30 水と機能性ポリマーに関する材料設計、最新応用
2021/7/28 プラスチックリサイクル
2021/7/16 2021年版 スマートエネルギー市場の実態と将来展望
2021/6/30 日本と海外グローバルブランド40社のSDGs環境戦略