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オーファンドラッグ開発におけるCMC設計・製品開発時の注意事項と対応策

オーファンドラッグ開発におけるCMC設計・製品開発時の注意事項と対応策

オンライン 開催

視聴期間は2022年11月29日〜12月23日を予定しております。
お申し込みは2022年12月19日まで承ります。

概要

本セミナーでは、再生医療等製品の最新の研究動向ならびにCMC特性を考慮した商品コンセプト構築と開発戦略、実現可能な再生医療とその成功要因について、関連する事例をもとに解説いたします。

配信期間

  • 2022年12月19日(月) 12時30分2022年12月23日(金) 16時30分

お申し込みの締切日

  • 2022年12月19日(月) 12時30分

修得知識

  • 希少疾病用医薬品・再生医療等製品の定義と国の開発支援制度
  • 希少疾患用医薬品に特有な臨床試験・製造・流通方法
  • 希少疾病用医薬品製造販売時のバリューチェーン構築方法
  • 以上の特性を踏まえた希少疾病用医薬品のCMC・製剤設計

プログラム

 近年、スーパーコンピュータを活用した人工知能・AI等の情報処理技術の適応により、遺伝性疾患を始めとする希少疾患の病態解明が進んでいる。加えてm-RNA医薬や遺伝子治療・再生医療等製品などの新たな創薬手法も発達しており、国の開発支援策も相まって、新たな稀少疾患・アンメットニーズへの挑戦がベンチャーや製薬企業で増加している。
 しかしそのCMC・製剤設計には早期での戦略立てが必要である。希少疾病の多くは遺伝病であり特に小児患者では用量設定が難しい。患者の多くは嚥下や行動に不自由が伴うため剤型設計に注意する。製造は大量・頻回ではないため、製品規格の絞り込みや製造単位、検査コスト等に注意して安定供給を図ることが必要である。最近では国際共同治験・外国製造も盛んであるが、各国の規制や流通経路、推奨される製品形態や服薬方法の違い等も考慮すべきである。また、一連の開発が終了し、製造販売承認に至った場合でも、一度承認された製品標準書を変更管理するのは大変な労力や時間・費用がかかるものである。
 本講座ではこうした希少疾病薬のCMC設計・製品開発時の注意事項と対応策について、演者の経験と失敗談も交えてまとめてお話したい。

  1. はじめに
  2. 世界および日本における希少疾病の定義と分布
    1. 希少疾患の定義と種類
      • 世界・地域に特徴的な希少疾病
      • 日本における希少疾患と難病の定義
      • 患者学 (患者中心の医療) の動向
      • 患者数、分布、Patient Journey等の調査方法
  3. 希少疾病に対するCMCおよび臨床試験計画
    1. CMC設計時に求められること
      • CMC設計と治験薬GMP
      • 患者が持続服用可能な剤型をまず考える
      • 製品の規格数、包装形態
        • PTP
        • ボトル
        • ウォレット等
      • 生物学的同等性試験による製剤間の同等性証明
    2. 日本における希少疾病用医薬品の開発とその支援制度
      • 希少疾病用医薬品指定 (ODD) の要件と申請方法
      • 臨床試験における課題と対応
        • ブリッジング試験
        • 対照薬選定・外部対照
        • バーチャル治験等の事例
      • 適応症と薬価算定
  4. 希少疾病用医薬品の製造とその課題
    1. 医薬品の製造とGMP
      • 製造におけるBOMと原価計算
      • 品質保証と出荷判定に至るために必要な検査
      • 製造・包装表示・品質保証・物流における課題と対応
      • 外国製造所と国内製造所との役割
    2. 薬制の実務
      • 承認書・製品標準書の一部変更と軽微変更
    3. 価格管理
      • 医療機関納入時における製品規格単位と仕切価
  5. 希少疾病薬のライフサイクルマネジメントと事業戦略
    1. 再審査制度と製造販売後調査
      • 製造販売後調査における全例調査と再審査制度
      • 安全性情報管理と添付文書改訂
      • 情報提供ガイドラインの順守
    2. 製造・物流に係る固定費対策の事例
      • 販管費対策の事例
      • 市場出荷後の製品情報管理
        • 保存安定性試験不適合、異物混入発覚等による回収事例
  6. まとめ
    1. バリューチェーン構築に向けて早期からCMCで決定しておくべきこと
    • 質疑応答

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

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    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

アーカイブ配信セミナー

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2022年11月29日〜12月23日を予定しております。ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
本セミナーは終了いたしました。

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