技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

CO2資源化技術の展望とカーボンプライシングの動向

CO2資源化技術の展望とカーボンプライシングの動向

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、二酸化炭素の回収、資源化技術とカーボンプライシングの動向について解説いたします。

開催日

  • 2022年12月13日(火) 9時30分 16時40分

受講対象者

  • CO2削減に関連する開発担当者、研究開発者、開発担当者
  • CO2削減をビジネスとして考えている方

修得知識

  • バックキャストの視点を導入したカーボンニュートラル・カーボンリサイクルの姿に関する情報
  • カーボンニュートラル・カーボンリサイクルに関する課題
  • 新規プロセス開発にあたっての反応技術と分離技術に関する知見
  • 膜分離およびメンブレンリアクター研究に関する最新情報

プログラム

第1部 CO2の資源化技術の動向と膜分離、触媒材料の開発の取り組み

(2022年12月13日 9:30〜12:00)

  1. 二酸化炭素の資源化技術の動向
  2. 触媒材料の開発
    • カーボンニュートラルに向けた触媒に求められるもの
    • カーボンニュートラルに向けた触媒開発のロードマップ
  3. 分離膜研究の取り組み
    • カーボンニュートラルに対する分離技術の重要性
    • 膜分離技術の特長
    • ゼオライトをはじめとした結晶性ミクロ多孔体を材料とする無機分離膜
    • 水分離への応用
    • ガス分離への応用
  4. 固体触媒と分離膜を組み合わせたメンブレンリアクター
    • メンブレンリアクターの概要
    • エステル化用メンブレンリアクター
    • CO2資源化用メンブレンリアクター
      • 逆シフト反応
      • メタノール合成 (タンデム式触媒反応を含む)
      • フィッシャー・トロプシュ合成
  5. 今後の展望
    • 質疑応答

第2部 カーボンプライシングの基礎知識と国内外の最新動向

(2022年12月13日 13:00〜15:00)

 カーボンプライシングとは、CO2等の温室効果ガスの排出者に、排出量に応じた費用負担を求め、排出削減を促進する政策手段である。日本においては、2012年から地球温暖化対策のための税 (炭素税) が導入されており、また近年、環境省や経産省、GX実行会議等の場で2050年カーボンニュートラルの達成に向けた「成長志向型カーボンプライシング」の検討が進められている。
 本セミナーでは、カーボンプライシング制度 (炭素税、排出量取引制度、カーボン・クレジット) の基礎知識、EU等の海外の動向、及び日本における新制度導入の議論の動向を解説する。

  1. カーボンニュートラル・脱炭素の要請の高まり
  2. カーボンプライシングの概要
    1. カーボンプライシングとは何か
    2. 炭素税とは何か
    3. 排出量取引制度とは何か
    4. カーボン・クレジットとは何か
  3. 海外のカーボンプライシングの動向
    1. 炭素税
    2. 排出量取引制度 (ETS)
    3. 炭素国境調整措置 (CBAM)
    4. 将来の炭素価格水準に関する分析
    5. 国際的なカーボンプライシング
  4. 日本のカーボンプライシングの動向
    1. 現行制度
    2. 検討が進められている成長志向型カーボンプライシング制度
  5. おわりに
    • 質疑応答

第3部 二酸化炭素の有効利用技術の現在と今後の展望

(2022年12月13日 15:10〜16:40)

 本セミナーでは、最新の欧米のCO2削減技術と世界の動向を解説し、新たなビジネスの可能性を見つけたい。

  1. CO2排出の現状
  2. CCS技術の現状
  3. CO2を用いた燃料の合成
  4. CO2を用いた化学品の合成
  5. メタノール, エタノールケミストリー
  6. CO2フリー水素
  7. バイオマスの利用
    • 質疑応答

講師

  • 松方 正彦
    早稲田大学 先進理工学研究科 応用化学専攻
    教授
  • 松本 美希
    みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社 サステナビリティコンサルティング第1部
    コンサルタント
  • 室井 髙城 (室井 高城)
    アイシーラボ
    代表 / 工業触媒コンサルタント

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 60,500円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 50,000円(税別) / 55,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 60,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/4/9 金属有機構造体 (MOF) のCO2吸着分離特性とその評価 オンライン
2024/4/9 バイオマス、生分解材料におけるLCAの算出、算定 オンライン
2024/4/10 分散型電源システムの最新動向と事業展開 オンライン
2024/4/10 関西電力株式会社 原子力発電の現状と今後の展望 東京都 会場・オンライン
2024/4/11 多孔性材料による気体の吸着制御 オンライン
2024/4/12 NOx (窒素酸化物) 対策と水素・燃料アンモニアの導入方策 オンライン
2024/4/15 アルカリ水電解の開発状況・課題と国内外の動向 オンライン
2024/4/16 2024年の蓄電池市場・政策動向とビジネスチャンスの掴み方 東京都 会場・オンライン
2024/4/16 相変化潜熱蓄熱材料の開発動向と熱マネジメントへの応用 オンライン
2024/4/16 微生物によるカーボンリサイクル オンライン
2024/4/18 水素エネルギーとモビリティ オンライン
2024/4/18 企業の脱炭素化に向けた環境省の取り組みと支援施策 東京都 会場・オンライン
2024/4/19 リチウムイオン電池のドライ電極の技術動向とプロセスの検討 オンライン
2024/4/22 化学吸収法による二酸化炭素 (CO2) 分離回収技術の最前線 オンライン
2024/4/24 NOx (窒素酸化物) 対策と水素・燃料アンモニアの導入方策 オンライン
2024/4/25 燃料電池・水電解の基本を電気化学の基礎から学ぶ1日速習セミナー オンライン
2024/4/25 バイオマスエネルギーの最新動向と今後の事業戦略 オンライン
2024/4/25 工業触媒の基礎とスケールアップ技術および触媒劣化対策 オンライン
2024/4/25 二酸化炭素 (CO2) 吸収・分離・回収の基礎知識及び応用分野と、これら技術の今後のゆくえ オンライン
2024/4/25 小出力核融合発電の実現に向けた核融合炉工学・超伝導マグネット技術の最新動向と展望 オンライン