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熱利用解析技術 ピンチテクノロジーの基礎と応用

熱利用解析技術 ピンチテクノロジーの基礎と応用

~エネルギー効率の改善・検討に資する実践的知見~
オンライン 開催

開催日

  • 2026年4月24日(金) 10時00分12時00分

修得知識

  • ピンチテクノロジーの基礎
  • ピンチテクノロジーの応用事例
    • プロセスシステムへの適用例
      • 連続運転の場合だけでなく、バッチサイクル運転の場合も紹介
    • エネルギーシステムへの適用例
      • 最近話題となる産業用ヒートポンプの導入検討に際して、ヒートポンプの導入余地があるか、そのヒートポンプの熱源と加熱先の組み合わせが最適かどうかを的確に提示できること

プログラム

 2050年までにカーボンニュートラル社会の実現に向けて、産業部門 (工場) への社会的要請は強まっている。カーボンニュートラル社会の実現にはまずエネルギー消費量の削減であるが、工場のエネルギー消費量の割合では、電力22%に対して、熱54%と言われ、熱エネルギーに着目して省エネルギーを図ること (省エネ行動) は重要である。省エネ行動とは、工場の設備を省エネ運転することや省エネ型に更新するものである。
 省エネ運転は、トライ&エラーで進めることができるが、省エネ型設備への更新や導入は多大な費用が発生するため、検討を慎重に行う必要がある。その検討の初期段階で、工場の熱利用の現状把握と省エネ改善の余地があるかを知ることは、設備更新・導入に向けた具体的な検討を手戻りなく効率よく進めるために重要である。
 その初期段階の検討には、熱利用解析技術の「ピンチテクノロジー」が大変有用である。それは、工場の熱利用の状況 (情報) を基に、線図を描くことで、詳細なシミュレーションを実施することなく、現状における省エネ余地を簡単に把握することができ、省エネ改善の方向性を提示するものである。
 本セミナーでは、ピンチテクノロジーを解説し、受講者自らが実践できる内容を紹介する。

  1. 対象とする熱エネルギー
  2. 省エネ検討におけるピンチテクノロジーの位置づけ
  3. ピンチテクノロジーの基礎
    1. 複合熱利用線図
    2. プロセスシステムとエネルギーシステムの解析技術 〜SSSP解析とRカーブ解析
  4. 適用事例
    1. 1工場内
    2. 近隣工場間
    3. コンビナート全体
  5. 展開
    1. バッチサイクルプロセスへの適用
    2. 産業用ヒートポンプの導入検討への適用
  6. ソフトウェア
    • 質疑応答

講師

  • 松田 一夫
    一般財団法人 エネルギー総合工学研究所 カーボンニュートラル技術センター
    参事

主催

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