技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

ポリマー系有機半導体材料の開発最前線

ポリマー系有機半導体材料の開発最前線

~高移動度化・変換効率向上に向けた設計、有機TFT・有機薄膜太陽電池への応用 / 塗布型有機TFTや太陽電池の現状と課題・今後の展望~
オンライン 開催

開催日

  • 2022年10月20日(木) 13時00分16時30分

修得知識

  • 有機デバイスの基礎知識
  • 有機半導体の基礎知識
  • ポリマー系有機半導体の構造-物性相関
  • 高移動度化に向けた設計手法
  • 変換効率向上に向けた設計手法
  • ポリマー系有機半導体材研野の動向

プログラム

 プリンテッドエレクトロニクス技術の基盤とする有機TFTや有機太陽電池は、将来のIoT社会や脱炭素社会実現に向けて重要なデバイスである。これらは、印刷プロセスにより製造可能であることから低コスト、低環境負荷であり、軽い、フレキシブルといった特長をもつことから注目されてきた。近年、プリンテッドエレクトロニクスにおいて重要材料であるポリマー系有機半導体材料の進展はめざましい。有機TFTではアモルファスシリコンを凌ぐキャリア移動度が当たり前のように得られるようになり、有機太陽電池においてもエネルギー変換効率は18%に到達するなど、材料の革新によって有機デバイスの性能は格段に向上している。
 本講演では、ポリマー系有機半導体の開発について、その基礎から最新の開発動向について解説する。また、脱炭素の動きが活発する中、特に注目される有機太陽電池の高効率化に向けた重要課題や今後の展望について解説する。

  1. ポリマー系有機半導体について
    1. 有機デバイス
    2. 低分子系およびポリマー系有機半導体
    3. ポリマー系有機半導体の伝導メカニズム
    4. ポリマー系有機半導体のこれまでの進展
    5. ポリマー系有機半導体を用いた有機デバイス
  2. 有機TFTの高性能化に向けたポリマー系有機半導体の開発
    1. 主鎖間伝導
    2. 結晶性の制御
    3. 主鎖内伝導
    4. p型ポリマー
    5. n型およびアンビポーラー型ポリマー
  3. 有機薄膜太陽電池の高効率化に向けたポリマー系有機半導体の開発
    1. 材料に求められる機能
    2. 吸収帯の長波長化
    3. モルフォロジー制御
    4. 分子配向制御による高移動度化と高効率化
    5. 精密電子準位制御による電圧損失抑制
    6. フラーレンから非フラーレンへの展開
    7. シースルー型太陽電池への応用
  4. まとめと今後の展望
    • 質疑応答

講師

  • 尾坂 格
    広島大学 大学院 先進理工系科学研究科
    教授

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 30,400円 (税別) / 33,440円 (税込)
複数名
: 20,000円 (税別) / 22,000円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 20,000円(税別) / 22,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 30,400円(税別) / 33,440円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 40,000円(税別) / 44,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 60,000円(税別) / 66,000円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/8/29 ペロブスカイト太陽電池の技術開発の現状と展望 東京都 オンライン
2025/9/4 半導体パッケージの基礎と製作プロセス その課題および最新技術動向 オンライン
2025/9/9 チップレット実装に関する基礎とテスト・評価技術 オンライン
2025/9/10 GaNパワーデバイスの特性と横型・縦型デバイスの開発状況・応用展開 オンライン
2025/9/10 半導体リソグラフィの全体像 オンライン
2025/9/11 データセンター向け光インターコネクトの最新動向と光電融合技術 オンライン
2025/9/11 半導体メモリデバイス技術の基礎と市場・研究開発の最新動向 オンライン
2025/9/11 半導体リソグラフィの全体像 オンライン
2025/9/12 先端半導体パッケージング・実装技術の研究開発動向 オンライン
2025/9/16 ペロブスカイト太陽電池の最新技術と国内外の開発動向 オンライン
2025/9/18 半導体封止材用エポキシ樹脂・硬化剤・硬化促進剤の種類と特徴および新技術 オンライン
2025/9/22 GaNパワーデバイスの特性と横型・縦型デバイスの開発状況・応用展開 オンライン
2025/9/24 最新CMP技術 徹底解説 オンライン
2025/9/25 最新CMP技術 徹底解説 オンライン
2025/9/26 ペロブスカイト太陽電池の最新技術と国内外の開発動向 オンライン
2025/9/26 先進半導体パッケージの技術動向と三次元集積化プロセス開発の道程 オンライン
2025/9/29 SiCパワー半導体・ウェハ開発の現状と高品質化・低コスト化への課題 オンライン
2025/9/29 ペロブスカイト太陽電池の構造制御と添加剤による安定化、性能予測 オンライン
2025/9/29 半導体デバイスの物理的ウェット洗浄の基礎と最新情報の展開 オンライン
2025/9/30 SiCパワー半導体・ウェハ開発の現状と高品質化・低コスト化への課題 オンライン

関連する出版物

発行年月
2021/8/30 ディスプレイデバイスの世代交代と産業への衝撃
2021/6/18 2021年版 電子部品・デバイス市場の実態と将来展望
2021/1/22 2021年版 太陽光発電市場・技術の実態と将来展望
2020/7/17 2020年版 電子部品・デバイス市場の実態と将来展望
2020/1/24 2020年版 太陽光発電市場・技術の実態と将来展望
2019/10/30 最新ディスプレイ技術トレンド 2019 (ebook)
2019/7/19 2019年版 電子部品・デバイス市場の実態と将来展望
2019/1/31 マテリアルズ・インフォマティクスによる材料開発と活用集
2019/1/25 2019年版 太陽光発電市場・技術の実態と将来展望
2018/3/20 レジスト材料・プロセスの使い方ノウハウとトラブル解決
2018/1/10 SiC/GaNパワーエレクトロニクス普及のポイント
2017/1/27 2017年版 太陽光発電市場・技術の実態と将来展望
2016/1/29 2016年版 太陽光発電市場・技術の実態と将来展望
2015/6/30 導電性フィラー、導電助剤の分散性向上、評価、応用
2015/3/27 2015年版 再生可能エネルギー市場の実態と将来展望
2015/1/30 2015年版 太陽光発電市場・技術の実態と将来展望
2014/10/31 炭化ケイ素半導体 技術開発実態分析調査報告書
2014/10/31 炭化ケイ素半導体 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/1/25 京セラ〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/1/25 京セラ〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書