技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

樹脂流動解析の基礎知識と上手に活用するポイント

樹脂流動解析の基礎知識と上手に活用するポイント

~流動解析における基本的な考え方と問題解決に向けた活用~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、樹脂流動解析ツールを現場で有効活用するための正しい知識と実践ノウハウを、樹脂流動解析の立ち上げ・運用に長年携わってきた講師が解説いたします。

開催日

  • 2022年10月19日(水) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 樹脂に関連する製品の技術者
    • フィルム (光学フィルム・太陽電池関連フィルム・包装など)
    • シート (発泡シートなど)
    • パイプ・ホース・チューブ
    • 土木・建材用異形押出品
    • 電池セパレータ
    • 高機能複合材料 (ナノコンポジット)
    • 機能性薄膜・フィルム
    • 食品
    • トイレタリー分野
    • 押出機 など
  • 樹脂流動解析で課題を抱えている技術者、研究者

修得知識

  • 流動解析の正しい理解
  • 問題解決に必要な知識とその手順
  • 流動解析の運用法

プログラム

 「効率的にものづくりを行おう!」、「日々のトラブルを解決しよう!」、「高品質な樹脂製品を作ろう!」との思いで流動解析を導入したものの、いざ使い始めると「かえって効率が悪くなったような…」、「どうやったら問題が解決できるのだろうか…」、「品質は以前と変わらない気が…」というように導入前に描いていたイメージと異なっている方も少なからずいるのではないでしょうか。また、これから流動解析の導入を考えている方の中には流動解析に関する色々な話を聞いて「難しそう」とか「扱えるのかな」と思っている方もいるのではないでしょうか。このようなことに思い当たる方、実は流動解析に対して大きな誤解をしています。
 そこで本講座では金型メーカーにおいて長期に渡り実際に樹脂製品の設計・開発や金型づくりに流動解析を活用してきた経験や事例を基に正しい流動解析の活用法について問題解決については勿論のこと、運用から提案力の向上に至るまで解説します。

  1. 第1章 “流動解析”を正しく理解しよう
    • 「流動解析を使えば樹脂製品の問題を解決できる!」というフレーズを耳にした人も多いと思います。
      しかし、講師の経験からすると残念ながら流動解析はすべてのトラブルや不具合を直してはくれません。
      従って、このフレーズを口にする人は流動解析を正しく理解していないということになります。
      そこで、真の意味で流動解析の正しい理解を勉強していきます。
      1. そもそも解析やシミュレーションとは何なのか?
      2. 問題が解決できないケースとは?
      3. 流動解析を行う最適なタイミングとは?
  2. 第2章 流動解析を活用するために真に必要なこととは何か!!
    • 「流動解析に必要なスキルとは?」という質問をしたとき、どのようなことをイメージするでしょうか?
      流動解析の理論や原理、樹脂や成形に関する知識をイメージした人もいると思います。
      勿論、これらのことも抑えることは重要です。しかし、流動解析を真の意味で活用するには他にも重要なことがあります。
      ここでは流動解析を活用するために真に必要なことについて解説します。
      1. 流動解析に必要な知識…樹脂・成形・ (特に) 金型について
      2. 理論で分析し経験を活かして問題解決
  3. 第3章 流動解析の運用について考える
    • 流動解析を定着させるには他部署に協力を求めることも必要ですが、解析者自身も運用について見直す必要があります。
      ここでは流動解析をものづくりの一つの工程にするために講師が実際に行ってきた方法を紹介します。
      1. 効率よく流動解析業務を進めるための工夫を考える
      2. 精度の高い結果を提供する仕組みを考える
      3. 相手が欲しいときに臨む情報を提供できる仕組みを考える
  4. 第4章 流動解析を活用した問題の解決方法について
    • 流動解析を使用した基本的な問題の解決方法と、
      解析結果の項目には樹脂製品のトラブルに対する考え方と解決方法について紹介します。
      1. 流動解析のそりについての考え方と解決手順
      2. 解析結果の項目にはないトラブルの考え方と攻略法
  5. 第5章 最適解だけを求めない解析のススメ
    • 流動解析とは最適解を求めるために活用するツールではありますが、
      最適解のみを求める解析とはかえって大きなトラブルを招く…といったことも実はあるのです。
      そして、そのトラブルには必ず“人”が関わってきます。
      そこで、ここでは“人”を考慮した解析作業について紹介します。
      1. 人を考慮した解析作業について
      2. 提案力を向上するための方法とは?
    • 質疑応答

講師

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 34,200円 (税別) / 37,620円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 34,200円(税別) / 37,620円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/2/12 プラスチック材料・製品の耐久性向上、劣化度評価、寿命予測 オンライン
2025/2/13 高分子の (黄変・ピンク変など) 変色・劣化の発生メカニズム、変色箇所の評価、その対策 オンライン
2025/2/13 ゴム材料の分析手法および劣化現象とその分析 オンライン
2025/2/13 プラスチック成形部材の劣化・破損・破壊のメカニズムと評価・改善方法、破面の特徴、トラブル対策 オンライン
2025/2/14 半導体封止材用エポキシ樹脂の種類と特性および解析方法 オンライン
2025/2/14 重合反応の基礎・応用 オンライン
2025/2/14 国内外における食品用容器包装および器具・接触材料の法規制の動向把握と必要な対応 オンライン
2025/2/14 高分子フィルム・繊維の延伸プロセスにおける分子配向形成、結晶化とその制御 オンライン
2025/2/17 ゾル-ゲル法の基礎と材料合成、(新規) 材料開発で活用するための実用的な総合知識 オンライン
2025/2/17 高分子へのフィラーのコンパウンド技術の基礎と応用 オンライン
2025/2/17 結晶性高分子の材料設計・改良・加工性向上に必要な基礎知識 オンライン
2025/2/21 プラスチック製品の強度安全率を高めるための設計・成形技術、材料選定 オンライン
2025/2/21 シリコーンの基礎・特性と設計・使用法の考え方・活かし方 オンライン
2025/2/25 プラスチック・ゴム材料における劣化の調べ方・耐久性評価法・寿命予測法とその実際 東京都 会場・オンライン
2025/2/27 モータ巻線用絶縁材料の評価方法 オンライン
2025/2/27 自動車産業における高分子材料のこれからを考える オンライン
2025/2/27 メタクリル系ポリマー活用のための入門講座 オンライン
2025/2/28 ゴム材料の分析手法および劣化現象とその分析 オンライン
2025/3/5 ゴム・プラスチック材料の破損・破壊原因と対策事例及び寿命予測 東京都 会場・オンライン
2025/3/6 エポキシ樹脂の耐熱性向上と機能性両立への分子デザイン設計および用途展開における最新動向 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/7/29 サステナブルなプラスチックの技術と展望
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026 (書籍版 + CD版)
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026
2024/7/17 世界のリサイクルPET 最新業界レポート
2024/6/28 ハイドロゲルの特性と作製および医療材料への応用
2024/5/30 PETボトルの最新リサイクル技術動向
2024/2/29 プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
2023/10/31 エポキシ樹脂の配合設計と高機能化
2023/9/1 プラ容器 vs 紙包装 vs パウチ包装市場の現状と展望 [書籍 + PDF版]
2023/9/1 プラ容器 vs 紙包装 vs パウチ包装市場の現状と展望
2023/7/31 熱可塑性エラストマーの特性と選定技術
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組
2023/3/31 バイオマス材料の開発と応用
2023/1/31 液晶ポリマー (LCP) の物性と成形技術および高性能化
2023/1/6 バイオプラスチックの高機能化
2022/12/31 容器包装材料の環境対応とリサイクル技術
2022/10/5 世界のプラスチックリサイクル 最新業界レポート
2022/8/31 ポリイミドの高機能設計と応用技術
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発
2022/5/31 樹脂/フィラー複合材料の界面制御と評価