技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

細胞培養の基礎と三次元培養法および細胞シート作製法を応用した組織再生研究の現状

細胞培養の基礎と三次元培養法および細胞シート作製法を応用した組織再生研究の現状

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、細胞培養の基礎から組織工学への応用について幅広く解説いたします。
また、特に細胞シート技術に基づいた独自のアプローチについても紹介いたします。

開催日

  • 2022年9月9日(金) 12時30分 16時30分

受講対象者

  • 高分子材料等を医療、ヘルスケア市場へ展開したいと考えている方
  • 再生医療、医用材料、医療機器、高分子材料関連のメーカーの方
  • 新規市場、新規テーマを調査し、模索している企画・戦略担当者

修得知識

  • 細胞培養に関する基礎知識
  • バイオマテリアルに関する基礎知識
  • 組織工学・再生医療に関する基礎知識

プログラム

 再生医療とは人工的に組織や臓器を構築する技術をベースとする新しい治療法を生み出すアプローチであり、細胞生物学と組織工学を両輪として成り立っている。iPS細胞の樹立によって再生医療を実現するための優れた細胞ソースが利用できるようになった。一方、それら優れた細胞ソースを生体外で人工的に組織化する組織再生技術も同時に必要になってくるため、組織工学技術の進歩もまた求められている。
 組織を再生するための技術を開発するためには、バイオマテリアルに代表される工学技術を含む医工学分野の知見が必要であることから、本講座では細胞培養の基礎からバイオマテリアルを利用した組織工学への応用例まで幅広く紹介する。それらを通じて再生医療の現状と課題について紹介し、今後必要となる新しい技術を生み出す参考にしていただきたい。また、当研究所において進めている独自の組織工学手法である細胞シート技術についても詳しく紹介する。
 細胞培養やバイオマテリアルに関する基礎知識から解説することで、医工学分野の専門知識をお持ちでない方にも組織工学・再生医療の現状と課題について理解できるようにお話しします。また、ご自身の専門分野の技術が医工学分野に新しく応用できる可能性について検討する足掛かりとなることを期待しています。

  1. 細胞培養について
    1. 細胞と培養基材の関係
    2. 細胞接着のための生体由来材料
    3. 再生医療における自家細胞と他家細胞
    4. 組織再生のための大量培養技術
  2. 3次元組織作製技術
    1. 組織工学と再生医療
    2. 3次元ゲル・スキャホールドによる培養
    3. バイオプリンティング
    4. 器官原基作製法
    5. 再生医療技術の製品化
  3. 細胞シート工学による組織再生
    1. 温度応答性培養皿の設計
    2. 細胞シートの臨床応用
    3. 3次元組織の構築と血管網導入
    4. 大量生産に向けたオートメーション化
    5. 筋組織の作製技術と培養肉作製への展開

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 42,000円(税別) / 46,200円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,000円(税別) / 46,200円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/6/20 高分子結晶化の基礎と制御および分析技術 オンライン
2024/6/20 生体・医療用接着剤の材料設計とその評価 オンライン
2024/6/20 架橋剤を使うための総合知識 オンライン
2024/6/21 熱分析入門 オンライン
2024/6/21 エポキシ樹脂の耐熱性向上と機能性両立への分子デザイン設計および用途展開における最新動向 オンライン
2024/6/21 ゴム・高分子材料のトライボロジー特性と接触面の観察および評価方法 オンライン
2024/6/21 アニオン重合の基礎知識と高分子の精密制御 オンライン
2024/6/21 分子動力学 (MD) 法の基本原理・具体的な技法から高分子材料開発への応用 オンライン
2024/6/24 粘着剤の基礎知識と評価法 オンライン
2024/6/24 GCTPに対応した再生医療等製品の品質マネジメントシステム構築 オンライン
2024/6/24 バイオ医薬品製造におけるGMP対応をふまえたプロセス開発からの設備設計・スケールアップ オンライン
2024/6/25 高分子の粘弾性挙動と時間-温度換算則の活用事例 オンライン
2024/6/25 フィラーの分散・充填技術およびナノコンポジットの研究開発動向 オンライン
2024/6/26 コンピュータ化システムバリデーション (CSV) 初級講座 オンライン
2024/6/27 フィルム製膜における延伸・配向制御、その評価と応用 オンライン
2024/6/27 二軸スクリュ押出機を用いたリアクティブプロセシング技術の基礎から応用へ 東京都 オンライン
2024/6/27 粘弾性挙動によるプラスチック成形品の残留応力の発生と解放のメカニズム オンライン
2024/6/27 高周波用基板材料に求められる特性と材料設計・低誘電損失化 オンライン
2024/6/27 プラスチックの力学特性と評価方法および複合化による改善手法 オンライン
2024/6/27 新規モダリティ医薬の市場規模/薬価/売上予測と事業性評価 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/3/29 生体吸収性外科材料の使い方と新しい材料の有用性
2024/2/29 プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
2023/10/31 エポキシ樹脂の配合設計と高機能化
2023/7/31 熱可塑性エラストマーの特性と選定技術
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組
2023/4/26 微生物、動物/植物細胞を培養するバイオリアクター:設計とスケールアップの基礎
2023/3/31 バイオマス材料の開発と応用
2023/1/31 液晶ポリマー (LCP) の物性と成形技術および高性能化
2023/1/6 バイオプラスチックの高機能化
2022/11/30 バイオプロセスを用いた有用性物質生産技術
2022/10/5 世界のプラスチックリサイクル 最新業界レポート
2022/8/31 ポリイミドの高機能設計と応用技術
2022/5/31 樹脂/フィラー複合材料の界面制御と評価
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発
2022/5/30 世界のバイオプラスチック・微生物ポリマー 最新業界レポート
2022/3/31 疾患原因遺伝子・タンパク質の解析技術と創薬/診断技術への応用
2021/12/24 動的粘弾性測定とそのデータ解釈事例
2021/10/29 マイクロバイオームの最新市場動向とマーケティング戦略
2021/8/31 創薬研究者がこれだけは知っておきたい最新のウイルス学
2021/7/30 水と機能性ポリマーに関する材料設計、最新応用