技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

開発段階に応じた品質規格設定とValidation (特に分析法バリデーション) 実施範囲

開発段階に応じた品質規格設定とValidation (特に分析法バリデーション) 実施範囲

~開発段階でのリスクとそれに基づく規格設定/バリデーション~
オンライン 開催

2022年8月8日ごろ配信開始予定 (視聴期間:配信後10日間)

概要

本セミナーでは、各開発段階 (非臨床試験~NDA) における、規格やValidation、製剤を (CQAとの関連を含め) どう考えるか、どこまでデータが必要か、どうあるべきかについて、IQ Consortiumの議論を基に、その取り組み、そして講師の考えを紹介いたします。

開催日

  • 2022年8月8日(月) 10時30分 2022年8月18日(木) 16時30分

修得知識

  • BCS、DCS、MCSの活用方法
  • 開発段階に応じた規格・管理幅・Validationの考え方
  • 標準物質設定の考え方
  • 開発段階に応じた分析法Validationの考え方
  • 医薬品品質システムへの対応
  • ICH Q12ガイドラインに基づくライフサイクルマネジメントの考え方
  • 査察と適合性調査のポイント

プログラム

 医薬品開発は駅伝競技に例えることができる。非臨床試験が第1走者、Phase 1, 2, 3試験が第2~4走者となり、最後のNDAが第5走者となる。駅伝と異なるのは、誰かひとり傑出した走者がいても医薬品開発ではゴールにたどり着けず、すべての走者がそれぞれに求められる役割をしっかりはたすことがポイントとなる。さらに、走者間で受け渡すべき襷 (医薬品の場合:製造法、規格、Validation等々) のサイズも色も変化し、各走者の役割りに適したもの、つまり開発段階に応じた対応が求められている。
 たとえば、FDAの担当官は、講演の中で、‟規格は、開発とともに進化するという一般的な考え方は、十分受け入れられる。”と述べている。さらに、PIC/S GMP Guidelineには、“医薬品はGMPの要件を考慮に入れた方法で設計され開発されること”と記載されており、開発段階の取り組みとGMPも密接に関係している。このように、医薬品開発は開発段階に応じた適切な対応を取るか、またとってきたかが、成功への鍵となっている。
 本セミナーでは、各開発段階 (非臨床試験~NDA) における規格や管理幅、Validation、製剤処方・Scaleなどにどう対応するべきか、どこまでデータが必要か、そのあるべき姿について、IQ Consortiumの議論等を含めて、演者の考えを紹介する。

  1. 医薬品開発プロセスを理解する!
    1. Preformulationの役割りと製剤設計
    2. 非臨床試験 – どんな製剤品質を評価すべきか –
    3. Phase 1治験 – 一貫性と同等性にどう対応すべきか –
    4. Phase 2治験 – POCとPlacebo製剤製造上の留意点 –
    5. Phase 3治験 – 製剤に求められる品質・他の試験とどこが違うか –
    6. NDA – CTDについて理解する –
    7. Post – NDAICH Q12ガイドラインとライフサイクルマネジメント –
  2. 製剤開発のあるべき姿とは!
    1. QbDに基づく製剤開発とは何か – 従来とどこが違うか –
    2. QbDの基礎となるリスクマネジメント
      - リスクとは何か、マネジメントとは何か –
    3. 製剤開発の効率化と3つ分類 – BCS・DCS・MCS –
    4. GMPを意識した製剤開発とは何か?
    5. 製剤開発段階での変更管理 – ICH Q12ガイドラインの活用 –
  3. 製剤の品質は開発段階とともに進化する!
    1. 製剤処方・製造プロセスの進化 – 最終製剤はどこで決まるか? –
      • 非臨床用製剤に求められる品質とは?
      • Phase 1とPhase 2以降の製剤の一貫性と同等性
      • 処方変更/製法変更への対応
      • Scale – upへの対応 – Factor 10に意味はあるか –
    2. 添加剤の選択と供給業者管理 – 添加剤をどうやって選択するか –
      • 添加剤の選択基準 – 添加剤の相互採用 –
      • 新規添加剤への対応
      • 添加剤供給業者管理のポイント
    3. 規格及び規格幅の進化 – Report ResultsかFor Information Onlyか –
      • 非臨床試験用製剤の規格の考え方
      • Phase 1/2用治験薬の規格設定
      • Phase 3とNDA用製剤の規格の考え方
    4. 分析法・分析法バリデーションの進化 – Validation・いつまでに完了するか –
      • 非臨床段階における試験法のValidation、
      • Phase 1/2 段階における試験法のValidation
      • Phase 3/NDA段階における試験法のValidation
    5. 開発段階に応じた標準物質の設定 – 一次標準品、二次標準品の作成 –
      • 標準物質とは何か – どこが違うのか –
      • 標準品に関するSOP
      • 不純物の標準品はいつまでに?
    6. 治験薬の製造管理 – どこまでGMPが必要か –
      • 開発段階に応じた製造管理にどう対応すべきか
      • 治験薬製造に関する基準とValidation
    7. 技術移転と委受託製造の課題
      • 技術移転に必要となる文書、
      • 技術移転の責任体制、
      • 技術移転と知識管理
  4. 医薬品の品質保証のあるべき姿とは?
    1. 品質システムを理解する – 経営者の役割り? –
    2. Quality Cultureが企業を救う!
    3. Data Integrityと信頼性基準への対応
    4. 適合性調査の対応 – 終わってからの対応では手遅れ –
  5. まとめ
    • 質疑応答

講師

  • 宮嶋 勝春
    PURMX Therapeutics, Inc.
    シニアダイレクター

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 34,200円 (税別) / 37,620円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 34,200円(税別) / 37,620円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

アーカイブ配信セミナーをご希望の場合

  • 「ビデオグ」を使ったアーカイブ配信セミナーとなります。
  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCなどからご視聴ができます。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 後日(開催終了後から10日以内を目途)に、ID,パスワードをメールにてご連絡申し上げます。
  • 視聴期間は10日間です。ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/19 治験薬GMP入門 オンライン
2024/11/19 ラボと製造の現場におけるデータインテグリティ実務とCSV 監査証跡の定期レビューとQAレビュー オンライン
2024/11/19 超音波洗浄のメカニズム、条件設定と効果的な活用法 オンライン
2024/11/20 製薬用水の基礎と実践知識を理解する オンライン
2024/11/20 GMP監査の基礎と実践 オンライン
2024/11/20 ISO9001:2015から化粧品GMP、ISO22716への適応、および原料に関するEFfCI GMP、一次容器に関するISO15378の要求の理解 オンライン
2024/11/20 実務に役立つ医薬品GCP入門講座 オンライン
2024/11/20 変形性関節症の病態/治療・診断技術の現状と臨床現場が望む新薬像 オンライン
2024/11/20 改正QMS省令に伴う滅菌製品製造 (委託滅菌の注意含む) 品の滅菌関連の留意点と滅菌バリデーション基準の要求事項/監査時の留意点 オンライン
2024/11/20 リポソームと脂質ナノ粒子の基礎・調製・評価および応用のポイント オンライン
2024/11/20 FDA査察対応セミナー 入門編 オンライン
2024/11/21 エンドトキシン管理の要件と最新動向を踏まえた課題解決のアプローチ オンライン
2024/11/21 ICH Q5A ウイルス安全性評価/外来性感染性物クリアランス評価コース オンライン
2024/11/21 新規モダリティにおける事業性評価手法 オンライン
2024/11/21 ICH Q5A ウイルス安全性評価/品質審査での論点と次世代シーケンシング利用/薬事申請に当たっての留意点 オンライン
2024/11/21 医薬品R&D段階でのNPV活用と課題解決策 オンライン
2024/11/21 mRNA医薬品の基礎および設計・合成と製造のポイント オンライン
2024/11/21 医薬品開発における効率的な開発計画策定およびスケジュール管理のポイント オンライン
2024/11/22 半導体洗浄の基礎と要点、困ったときの対策 オンライン
2024/11/22 バイオ医薬品製造における逸脱処理・変更管理とその社内運用 オンライン

関連する出版物

発行年月
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書
2013/5/31 在宅でのCDTM(共同薬物治療管理)の実践と薬局・薬剤師の次世代モデル
2013/5/30 新薬開発にむけた臨床試験(第I~III相臨床試験)での適切な投与量設定と有効性/安全性評価
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書
2013/3/27 医薬品・食品包装の設計と規制・規格動向 - 品質・安全・使用性向上のために -
2013/2/27 リスクマネジメント・CAPA(是正措置・予防措置)導入手引書
2013/2/5 放射線医療(癌診断・治療) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/2/5 放射線医療(癌診断・治療) 技術開発実態分析調査報告書
2013/1/28 造粒・打錠プロセスにおけるトラブル対策とスケールアップの進め方
2012/3/29 治験中 / 市販後における3極安全性情報の収集・報告・評価実務と相違
2012/3/13 超入門 GMP基礎セミナー
2012/3/5 育毛剤・発毛剤 技術開発実態分析調査報告書
2012/2/16 システムの適格性確認および回顧的バリデーションの具体的実施方法
2012/2/14 LIMS導入に関する導入の留意点セミナー
2012/2/9 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応のための「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2012/1/20 24年度診療報酬改定におけるDPC評価の全貌
2011/12/22 光学活性医薬品開発とキラルプロセス化学技術
2011/12/14 QCラボにおける厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応セミナー