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感性・官能評価用アンケート設計と物性値への落とし込み

商品開発の現場で使える

感性・官能評価用アンケート設計と物性値への落とし込み

~触感での実践例を交え、評価を物性値へ結び付け、開発につなげるコツを伝授~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、触覚に着目した製品開発に必要な触覚・触感のメカニズムから、商品開発へ落とし込む時に必要となる官能評価法や物性値への結びつけ、更には定量化技術の最新動向や、自動車・情報機器用材料・スポンジや樹脂材料への応用事例までを解説いたします。

開催日

  • 2022年7月8日(金) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 触覚・触感・手触り感に関連する技術者、開発者、マーケティング、品質評価担当者
    • 衣料
    • 化粧品
    • 医療機器
    • 医療器具 (人工皮膚、人工指 等)
    • 自動車
    • 樹脂材料、スポンジ
    • ロボット
    • バーチャルリアリティなど

修得知識

  • 触覚に関する基礎知識
  • 官能評価のやりかた
  • 触覚センシングとディスプレイ
  • 触覚に着目した商品設計の実例
  • 物性・官能評価に基づいた触覚の評価と制御

プログラム

 官能評価は食品・衣料・化粧品から自動車・情報機器・ロボット・まであらゆる商品開発の現場で使われる必須のツールです。しかし、使用者の感じた感覚を正確に評価し、商品設計やマーケッティングに結び付けるのは難しいものです。
 このセミナーでは、アンケートを設計、得られたデータを解析し、商品設計の基本になる物性値に結び付ける方法を、具体例を交えて説明します。

  1. 官能評価とは?
    1. なぜ官能評価をするのか?
    2. 機器分析との違いと特徴
    3. 官能評価のプロセス
    4. 倫理審査
  2. 官能評価に影響を及ぼすファクターとそのコントロール
    1. 評価方法の種類
    2. 実験環境をどうするか?
    3. 試料数とその提示法
    4. パネルの選び方と数
    5. 評価に使うことばの選び方
    6. 官能評価の尺度と特徴
  3. 官能評価用質問紙の作り方
    1. フェイスシートにはどんな内容を盛り込むか?
    2. 質問紙の具体例
  4. 官能評価データの解析
    1. データ解析の基本
      • 平均
      • 分散
      • 標準偏差
      • ガウス分布
      • t分布
    2. 検定
      • 2つのスコアの間に差があるか?
    3. 相関分析
      • 2つの変量の間の関係
    4. 回帰分析
      • 3つ以上の変量の間の関係
    5. 高度な解析法
      • クラスター分析
      • パス解析
      • 共分散構造解析
  5. 手触り・触感のメカニズムと定量化技術の最新動向
    1. ヒトの触覚認識メカニズム
    2. 触覚センサと触覚ディスプレイ
    3. 自動車用材料・情報機器・スポンジ・樹脂材料への応用
    4. 手触りがひとそっくりの人工皮膚の開発
    5. 触覚による水認知のメカニズム
    6. 水の触感のディスプレイの可能性
    7. さらさら・べたべた・しっとりの物理的起源
    8. シルクのような手触りの粉黛とその化粧料への応用
    • 質疑応答

講師

  • 野々村 美宗
    山形大学 大学院 理工学研究科 バイオ化学工学専攻
    教授

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 34,200円 (税別) / 37,620円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 34,200円(税別) / 37,620円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

関連する出版物

発行年月
2023/10/20 食品賞味期限設定における商品別事例と官能評価対応ノウハウ
2023/3/31 “使いやすさ”の定量評価と製品設計への落とし込み方
2021/11/30 ヒトの感性に寄り添った製品開発とその計測、評価技術
2021/6/30 人工知能を用いた五感・認知機能の可視化とメカニズム解明
2021/6/30 VR/AR技術における感覚の提示、拡張技術と最新応用事例
2021/2/26 高級感を表現する要素技術と評価法
2020/7/31 生体情報センシングと人の状態推定への応用
2020/4/30 生体情報計測による感情の可視化技術
2019/2/28 においを "見える化" する分析・評価技術
2018/6/30 ヒトの感性に訴える製品開発とその評価
2018/5/31 最先端医療機器の病院への普及展望と今後の製品開発
2017/6/30 生体情報センシングとヘルスケアへの最新応用
2017/5/31 車載センシング技術の開発とADAS、自動運転システムへの応用
2017/5/31 スキンケア化粧品の官能評価ハンドブック
2016/4/28 ドライバ状態の検出、推定技術と自動運転、運転支援システムへの応用
2014/10/27 化粧品に求められる使用感の共有と感性価値の数値化・定量化
2014/5/10 生体信号処理技術(脳波) 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/5/10 生体信号処理技術(脳波) 技術開発実態分析調査報告書
2014/3/19 触覚認識メカニズムと応用技術 (増補版)
2013/8/20 文具大手7社 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)