技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

ナノインプリントの基本メカニズムと応用展開

ナノインプリントの基本メカニズムと応用展開

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、ナノインプリントについて基礎から解説し、欠陥を抑え、離型性を高めるための最適な材料設計、プロセス技術について詳解いたします。

開催日

  • 2022年6月17日(金) 10時30分 16時30分

プログラム

 ナノインプリント法の基礎から応用展開まで、そのメカニズムを中心に述べます。成型のためのプロセス条件の設定、材料の選定、欠陥の要因とその対策方法など、計算科学と実験に基づき、わかりやすく解説します。さらに、ディープラーニングを利用したプロセス・材料の設定や欠陥予測についても触れます。
 また、応用展開を考えるうえで、どのようなプロセス・材料が適しているかについても解説するとともに、ナノインプリント特有の手法によるシーズを紹介します。
 初心者は勿論、現在ナノインプリントを利用したデバイス開発に従事されている技術者についても、基礎を理解いただき、課題解決につながる知識を身に着けることができるものと考えています。

  1. ナノインプリント法の概要と特徴
  2. 熱ナノインプリントの基礎
    1. 樹脂の粘弾性と成型メカニズム
    2. 多様な材料へのナノインプリント
      1. ガラス材料のナノインプリント
      2. 金属材料のナノインプリント
      3. 生分解樹脂,有機半導体のナノインプリント
    3. ナノインプリントにおける樹脂の分子挙動
      1. 樹脂充填と分子挙動
      2. 成型の分子量依存性
  3. 光ナノインプリントの基礎
    1. 樹脂の流動と充填
    2. UV照射と回折・干渉
    3. UV硬化プロセスの基礎
  4. 離型技術
    1. 離型とモールド表面処理
    2. 離型の基本メカニズム
    3. 離型方法と材料
    4. 離型方法と欠陥低減
  5. 樹脂の収縮とその影響
    1. 樹脂の収縮割合
    2. 収縮による寸法・形状変化の予測とその補正
  6. モールド技術
    1. モールド作製の基礎
    2. 多様な形状のモールドの作製
    3. レプリカモールドの作製
  7. 三次元構造の作製
    1. リバーサル・ナノインプリントによる三次元積層構造
    2. ハイブリッドナノインプリントによる三次元マイクロ・ナノ混在構造
  8. ナノインプリントの応用例
    1. 光デバイスへの応用
      1. マイクロレンズ
      2. 反射防止構造
      3. 波長板
      4. ワイヤーグリッド
    2. メタサーフェイスと表面構造素子
      1. メタサーフェイス
      2. 構造色 (モルフォブルー)
      3. AR (拡張現実) ゴーグル
      4. メタサーフェイス用材料・プロセス技術
    3. バイオ・マイクロ流路デバイスへの応用
      1. 生分解性樹脂のナノインプリント
      2. 血液検査チップ
      3. 病理検査チップ
      4. ドラッグデリバリーチップ
    4. 半導体・電子デバイスへの応用
      1. VLSI応用
      2. 電子デバイス応用
      3. 有機太陽電池/色素増感太陽電池
      4. LED
      5. フレキシブルデバイス
    5. 生体模倣構造への応用
      1. 撥水構造
      2. 撥油構造
      3. 潤滑構造
      4. 光学構造
  9. 装置技術
    1. 熱ナノインプリント装置
    2. 光ナノインプリント装置
    3. ロールtoロール装置
    4. 離型装置
  10. ディープラーニングの応用
    1. ディープラーニングによる成型性・欠陥予測
    2. ディープラーニングによる材料・プロセス設計
  11. 今後の展開と課題
    1. これまでの研究動向
    2. シーズとニーズのマッチング
    3. 装置・材料のカスタム化
    4. 最近の学会報告から
  12. まとめ

講師

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/4/22 高分子材料 (樹脂・ゴム材料) における変色劣化の機構とその防止技術 オンライン
2024/4/26 押出機内の樹脂挙動および溶融混練の基礎と最適化 東京都 会場
2024/5/9 高分子材料 (樹脂・ゴム材料) における変色劣化の機構とその防止技術 オンライン
2024/5/10 エポキシ樹脂用硬化剤の種類、反応機構、選び方、使い方 オンライン
2024/5/13 車載用プラスチックの基礎と最新動向 オンライン
2024/5/15 UV硬化樹脂における硬化不良対策と硬化状態の測定・評価 オンライン
2024/5/16 高分子材料における添加剤の基礎知識と分析法、変色の特徴と分析技術 オンライン
2024/5/17 エポキシ樹脂の構造、特性と硬化剤の選び方・使い方、トラブル対策 オンライン
2024/5/22 ナノインプリントの基礎と製品応用・最新動向 オンライン
2024/5/22 ポリフェニレンサルファイド (PPS) 樹脂の基礎と応用技術の総合知識 オンライン
2024/5/24 UV硬化とEB硬化の基礎と技術比較および応用技術 オンライン
2024/5/24 高分子材料における添加剤の基礎知識と分析法、変色の特徴と分析技術 オンライン
2024/5/28 樹脂成型の知識 オンライン
2024/5/29 EUVレジスト材料開発と評価・プロセス技術 オンライン
2024/5/30 レジスト/EUVレジスト・微細加工用材料の基礎とトラブル対策 オンライン
2024/5/31 ナノインプリントの基礎と製品応用・最新動向 オンライン
2024/5/31 樹脂のレオロジー特性の考え方、成形加工時における流動解析の進め方 オンライン
2024/6/5 UV硬化とEB硬化の基礎と技術比較および応用技術 オンライン
2024/6/11 機械加工技術 オンライン
2024/6/12 FT-IRを用いた樹脂の劣化解析と寿命予測への活用可能性 オンライン