技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

フィラーの樹脂中への分散技術とその最適化

フィラーの樹脂中への分散技術とその最適化

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、窒化物フィラーを中心として、フィラーの高充填・表面処理技術とフィラー充填ポリマーコンポジットの熱伝導率向上のための微視構造設計・特性評価技術について概説し、フィラーの使いこなしのノウハウを習得することを目指します。

開催日

  • 2022年4月26日(火) 10時30分16時30分

プログラム

 近年、フィラー充填ポリマーコンポジットの熱伝導率を格段に向上させる微視構造設計手法として、フィラーの最密充填技術、フィラーのハイブリッド化による伝熱ネットワーク構造形成技術が注目されている。また、窒化物フィラーが高熱伝導率付与に有効なフィラーとして期待されている。
 本セミナーでは、窒化物フィラーを中心として、フィラーの高充填・表面処理技術とフィラー充填ポリマーコンポジットの熱伝導率向上のための微視構造設計・特性評価技術について概説し、フィラーの使いこなしのノウハウを習得することを目指す。

  1. フィラーの種類と熱伝導率
    1. フィラーの種類と熱伝導率
    2. フィラーの形状
    3. フィラーの粒度分布
  2. ポリマーコンポジットの粘度予測
    1. 粘度予測式と適用範囲
    2. フィラー粒度分布を考慮した粘度予測理論
  3. フィラーの高充填技術
    1. フィラー最密充填理論
    2. フィラー最密充填によるポリマーコンポジットの高熱伝導率と低粘度の両立
    3. 数値シミュレーションを活用したフィラー最密充填構造設計
  4. フィラーのハイブリッド化によるフィラー量低減と熱伝導性向上の両立
    1. カーボンナノチューブを用いたネットワーク構造形成事例
    2. ナノ・ミクロハイブリットフィラーを用いた熱伝導率向上事例
  5. 熱伝導率向上のためのフィラーの表面処理技術
    1. 窒化物フィラーの表面処理事例
    2. 反応希釈剤を用いた窒化物フィラーの表面処理事例
  6. ポリマーコンポジットの熱伝導特性評価
    1. 熱伝導率予測式と適用範囲
    2. フィラー高充填を考慮した熱伝導率予測
    3. ボイドを考慮した熱伝導率予測
    4. 熱伝導率測定方法の種類と原理
    5. 熱伝導率測定方法の違いを考慮した熱伝導率予測
  7. 高熱伝導性ポリマーコンポジット開発事例紹介
    1. 窒化物フィラーを用いたポリマーコンポジットの開発動向
    2. アルミナとカーボンナノチューブのハイブリッド化
    3. 窒化ホウ素とアルミナナノワイヤーのハイブリッド化
    4. 窒化ホウ素とアルミナ粒子のハイブリッド化
  8. フィラーコンポジット材料の熱伝導特性評価
    1. コンポジットの熱伝導率予測式
    2. 微視構造モデルを用いた熱伝導率予測シミュレーション
    • 質疑応答

講師

  • 真田 和昭
    富山県立大学 工学部 機械システム工学科
    教授

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/11/25 何方でも理解できる発泡プラスチックの基礎 オンライン
2025/11/25 熱伝導材料・放熱材料の設計ノウハウと特性評価 オンライン
2025/11/25 プラスチック・ゴム成形におけるブリードアウトの発生メカニズムと防止対策 オンライン
2025/11/25 粒子の分散安定化の基本と各種分散体・スラリー設計の実務 オンライン
2025/11/26 UV硬化の硬化不良、トラブルの種類とその対策、硬化物性の測定評価 オンライン
2025/11/26 「ポリプロピレン」の材料としての基本的な構造、特性、その応用 オンライン
2025/11/26 高分子材料の構造、物性分析 オンライン
2025/11/26 パウダー化粧品の処方設計のポイントと粉体物性の機器評価方法 オンライン
2025/11/26 熱伝導材料・放熱材料の設計ノウハウと特性評価 オンライン
2025/11/26 プラスチック・ゴム成形におけるブリードアウトの発生メカニズムと防止対策 オンライン
2025/11/26 天然植物繊維を強化材とする複合材料の基礎と応用 東京都 会場
2025/11/26 動的粘弾性測定によるポリマーアロイやゴム・エラストマー材料の評価と材料設計への活用 オンライン
2025/11/27 高分子成形加工を理解するための高分子レオロジー入門 オンライン
2025/11/27 ヒートシールの基礎、接合のメカニズムと品質管理・不具合対策 オンライン
2025/11/27 粘着・剥離のメカニズムとその制御 オンライン
2025/11/27 PPS樹脂の種類、特性と応用展開 オンライン
2025/11/27 エポキシ樹脂の基礎、硬化剤との反応および副資材による機能化 オンライン
2025/11/28 高分子分散剤の種類、作用機構、取捨選択と効果的な配合・添加方法 オンライン
2025/11/28 金属ナノ粒子・微粒子の合成法、構造解析、焼結法、分散安定化、電子材料や接合材料としての応用 オンライン
2025/11/28 ケミカルリサイクル技術の基本、手法の適用・選択と技術開発動向 オンライン

関連する出版物