技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

UV硬化の硬化不良、トラブルの種類とその対策、硬化物性の測定評価

UV硬化の硬化不良、トラブルの種類とその対策、硬化物性の測定評価

~より早い硬化 / 影や暗部での硬化 / 黄変への対策 / 硬化過程・密着性の観測法 / 照射設備、人体安全性、自動車などへの用途展開~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、UV硬化樹脂について基礎から解説し、UV硬化におけるトラブルと対策、未然防止策について詳解いたします。

配信期間

  • 2025年11月26日(水) 10時30分2025年12月6日(土) 16時30分

お申し込みの締切日

  • 2025年11月26日(水) 10時30分

受講対象者

  • 紫外線硬化樹脂に関連する技術者、開発者、研究者
    • ナノインプリント
    • 電子部品・光学部品などの接着・乾燥
    • 印刷インキの乾燥
    • 塗料・塗装コーティング剤の乾燥・硬化
    • 光ファイバ等の保護コーティング
    • 光造形
    • 3Dプリンター
    • ジェルネイル等の装飾品 など
  • 紫外線硬化樹脂の初心者、これからUV硬化性樹脂の開発に携わる方
  • 紫外線硬化処理で課題を抱えている方

修得知識

  • UV硬化の基礎
  • より早い硬化
  • 影や暗部での硬化
  • 黄変の原因と対策
  • 硬化過程・密着性の観測法
  • 照射設備、人体安全性、自動車などへの用途展開

プログラム

 本講演では、UV硬化樹脂の基礎とトラブル対策について解説する。ラジカル重合では酸素による硬化阻害が、カチオン重合では水分による硬化阻害が良く知られているが、影響の大きさについて定量的にまとめられた文献は少ない。
 そこで、本講演では、これらの影響を数値を用いて影響の大きさを可視化する。また、密着性に関するトラブルでは、代表的なプラスチック基材や、アルミニウムを被着体の例として挙げ、密着性に影響を及ぼす要因を紹介する。また、代表的な硬化物性手法についても解説する。

  1. イントロダクション
    1. 代表的なモノマー・オリゴマー
    2. 光源と光開始剤
  2. 硬化物性に対するUV照射条件の影響
    1. コーティングと接着剤のUV硬化挙動の違い
    2. 硬化条件とコーティング物性
    3. 硬化条件や環境試験と塗膜の耐黄変性の関係
  3. 硬化不良対策
    1. 表面硬化性に影響する要因と対策
      • 化学構造と表面硬化性
      • UV強度と表面物性
      • 膜厚と硬化性
    2. 内部硬化性に影響する要因と対策
  4. 接着・密着について
    1. 収縮と内部応力
    2. モデル配合系の機材密着性
    3. 密着性改善の一般的な手法
    4. アルミニウムの表面状態
  5. 硬化度の評価方法
    1. 代表的な評価手法の例
    • 質疑応答

講師

  • 佐内 康之
    株式会社UACJ マーケティング・技術本部 R&Dセンター 熱製品開発部 空調熱交材料開発室
    主査

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
  • 5名様以降は、1名あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
    • 4名様でお申し込みの場合 : 4名で 180,000円(税別) / 198,000円(税込)
    • 5名様でお申し込みの場合 : 5名で 210,000円(税別) / 231,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 請求書は、代表者にご送付いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

アーカイブ配信セミナー

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2025年11月26日〜12月6日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は別途、送付いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/12/2 樹脂部品の特性と材料費/加工費/型費の概算法から検図法まで学ぶ超実務設計 オンライン
2025/12/3 異種材料の接着、接合技術とそのメカニズム、信頼性評価 オンライン
2025/12/4 シリコーン 全容理解と活用の技術 東京都 オンライン
2025/12/4 ラジカル重合の基礎とリビング重合・材料設計への応用 オンライン
2025/12/4 添加剤を活用するタンパク質の凝集制御と酵素の活性化 (製薬・化学・食品) オンライン
2025/12/5 粘着剤・粘着テープのメカニズム、設計、評価法の考え方と実務応用 オンライン
2025/12/5 高分子材料の構造、物性分析 オンライン
2025/12/5 異種材料接着・接合理論と強度・信頼性・耐久性向上、寿命予測法 オンライン
2025/12/5 環境負荷低減加飾と自動車内・外装加飾の最新動向と今後の展望 オンライン
2025/12/5 熱分析の基礎、応用と測定・解析技術 オンライン
2025/12/5 ものづくり・問題解決のための機器分析の選択と進め方 オンライン
2025/12/8 PPS樹脂の種類、特性と応用展開 オンライン
2025/12/8 フーリエ変換赤外分光光度計 (FT-IR) における異物分析・不良解析の基礎とポイント オンライン
2025/12/8 ゼロカーボン時代のプラスチックのリサイクル オンライン
2025/12/9 ポリマーアロイにおける相溶性の基礎と物性制御ノウハウ オンライン
2025/12/9 接着の基本的な考え方と接着改良方法 オンライン
2025/12/9 高分子結晶の成長機構と構造の特徴・各種分析法 オンライン
2025/12/9 フーリエ変換赤外分光光度計 (FT-IR) における異物分析・不良解析の基礎とポイント オンライン
2025/12/10 プラスチックフィルムの種類、添加剤、 製膜、応用、評価 オンライン
2025/12/10 高分子結晶の成長機構と構造の特徴・各種分析法 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/7/31 ポリウレタンの材料設計、環境負荷低減と応用事例
2024/7/29 サステナブルなプラスチックの技術と展望
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026 (書籍版 + CD版)
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026
2024/7/17 世界のリサイクルPET 最新業界レポート
2024/6/28 ハイドロゲルの特性と作製および医療材料への応用
2024/5/30 PETボトルの最新リサイクル技術動向
2024/2/29 プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
2023/10/31 エポキシ樹脂の配合設計と高機能化
2023/7/31 熱可塑性エラストマーの特性と選定技術
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組
2023/3/31 バイオマス材料の開発と応用
2023/1/31 液晶ポリマー (LCP) の物性と成形技術および高性能化
2023/1/6 バイオプラスチックの高機能化
2022/10/5 世界のプラスチックリサイクル 最新業界レポート
2022/8/31 ポリイミドの高機能設計と応用技術
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発
2022/5/31 樹脂/フィラー複合材料の界面制御と評価
2022/5/30 世界のバイオプラスチック・微生物ポリマー 最新業界レポート
2021/12/24 動的粘弾性測定とそのデータ解釈事例