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医薬原薬・化学品 開発プロセス入門

医薬原薬・化学品 開発プロセス入門

~開発段階での工場生産コストの予測方法とは~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、工場コストの計算方法から始まって、工場の生産コストを削減するためのプロセス開発について分かりやすく解説いたします。

開催日

  • 2022年1月21日(金) 12時30分 16時30分

修得知識

  • 開発段階での工場生産コストの予測方法
  • 廃棄物はどのように処理され、どの程度コストがかかっているか
  • 貴金属触媒は非常に高価だが多用される理由
  • クロスカップリング反応の触媒の低コスト化
  • 連続プロセスのコストメリット (定量化)

プログラム

 私(講師)は、mgスケールの基礎研究、20Lまでのプロセス化学研究を担当した後、トンスケールの製品生産を経験しました。工場製造を経験して思うことは、プロセス研究を担当していたときに製造現場のコストについていかに無知であったかということです。もし、生産現場のコストについての知識があったら、もっと効率的にプロセス開発ができたという後悔があります。
 本セミナーでは、工場コストの計算方法から始まって、工場の生産コストを削減するためのプロセス開発について分かりやすく解説していこうと思います。

  1. コスト計算
    1. 変動費
      • 原単位、原価表の作成
      • コスト削減の原則 原単位削減、単価削減
      • 反応試剤の単価 調査と価格メカニズム
    2. 固定費
      • 設備と人件費の概算方法
      • 固定費削減とプロセス開発
      • スケールメリットと0.6乗則
  2. 溶媒の選択と回収
    1. 溶媒種の選択
      • 使用溶媒の種類
      • 毒性の観点 廃棄物、排水処理コスト
      • 安全性の観点
    2. 溶媒回収
      • 溶媒コストは馬鹿にならない
      • 溶媒回収とプロセス
      • 溶媒回収率決定因子
  3. 廃棄物処理コストの考察
    1. 廃水層
      • 排水規制、有機物と金属類
      • 焼却処理できる排水
      • 重金属処理、ホウ素
    2. 廃溶媒
      • 有価物として売却
      • 外注して焼却処理
  4. 貴金属触媒の考察
    1. 水素添加反応の触媒
      • 金属種の値段と触媒主の選択
      • ハイドライド還元との比較
    2. カップリング反応触媒
      • 金属錯体の金属種と使用量考察
      • Pd以外の金属の使用と問題点
      • リサイクルが難しい理由
  5. Flow chemistry、連続プロセスの適用
    1. Flow chemistry、連続プロセス のコストメリットとデメリット
    2. 連続とバッチのハイブリッドプロセス考察
      • 一気にすべてを連続化はできない
      • プロセスのどこを連続化すべきか
  6. その他プロセス開発の留意点
    • 質疑応答

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

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    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
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    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
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  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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