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R&D部門へのDX導入のためのプロジェクトチームの作り方とプラットフォーム構築、活用法

R&D部門へのDX導入のためのプロジェクトチームの作り方とプラットフォーム構築、活用法

オンライン 開催

概要

IoTやAIの普及に伴い、研究開発現場におけるデータ管理の重要性がますます高まっています。
本セミナーでは、R&D部門におけるデータ管理の問題点、効果的なデータ利活用を実現する管理手法、組織としての管理体制づくりまでを詳しく解説いたします。

開催日

  • 2021年6月17日(木) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • データ管理で課題を抱えている方
  • 自社及び他の一般的なR&D部門のデータ管理、利用、活用状況を知りたい方
  • R&D部門のデータに対して、AIを活用したい、させたいと考えられている方
  • R&D部門のデータの利用、活用を推進することのメリットを具体的に知りたい方

修得知識

  • R&D部門のデータ管理の実情
  • 属人的データ管理状況が生み出される原因
  • 属人的データ管理状況が引き起こす問題
  • 属人的データ管理状況を脱するためのデータ管理システム導入に必要な要件
  • 属人的データ管理状況を脱するために必要な各個人の意識改革
  • 属人的データ管理状況を脱するために必要な会社としての体制づくり
  • データ管理システム導入による改善例
  • データ管理システム導入の失敗例とそれを防ぐ方策
  • データ管理システム運用後に陥りがちな落とし穴とそれを防ぐ方策

プログラム

第1部. 研究開発におけるマテリアルズインフォマ ティクスを推進するための体制とステップ

(2021年6月17日 10:30〜12:00)

近年あらゆる産業・業務におけるデジタルトランスフォーメーション (DX) は急速に進んでおり、企業存続発展のためにDXは必須いえる状況にあります。その流れでは産業の川上に位置する化学・素材の業界においても同様であり、特に研究開発の場面ではマテリアルズインフォマティクス (MI) の導入が行われております。 本講演では国内外企業におけるマテリアルズインフォマティクス導入の現状と、効果的にマテリアルズインフォマティクスを推進するための体制、そのステップについて説明を行います。また、マテリアルズインフォマティクス推進の選択肢の一つとして長瀬産業が提供するTABRASAの紹介も併せて実施いたします。
  1. はじめに
    1. 長瀬産業について
    2. 長瀬産業におけるDX・新規事業の育成
  2. 化学・素材企業におけるDX
    1. 化学・素材業界におけるDX全体像
    2. 世界・各社の動き
  3. 研究開発におけるマテリアルズインフォマティクスの活用
    1. 研究開発におけるマテリアルズインフォマティクス全体像
    2. 世界・各社の動き
  4. 研究開発におけるマテリアルズインフォマティクスの推進
    1. マテリアルズインフォマティクス推進方法の選択肢
    2. マテリアルズインフォマティクス推進の体制・ステップ
  5. マテリアルズインフォマティクス推進SaaS「TABRASA」
    1. 「TABRASA」の特長
    2. Analyticsアプローチ
    3. Cognitiveアプローチ
  6. さいごに
    • 質疑応答

第2部. 研究開発部門へのDX導入、社内展開と人財育成の取り組み

(2021年6月17日 12:45〜14:15)

材料メーカーの研究開発部門では、人材の大半が化学系出 身のため、数学的な素養を有する人材は少ない。また、実験に関しては、 経験的手法に頼ることも多く、最もDX全般の導入が遅れている。このような 背景から、AIを活用した材料開発であるマテリアルズ・インフォマティクス (MI) を導入するのは至難の業である。しかし、成功事例に伴い社内での 普及も進み、一旦理解を得れば、実はマテリアルズインフォマティクスはRPA、エッジAI、ロボティクスと いった様々なDXの組み込み系アイテムと相性が良いことに誰しもが気づく ことができる。三井化学では草の根活動的にマテリアルズインフォマティクスの普及を進め、21年度の テーマアイテム数は100に届きそうな勢いである。地道な活動が中心となる が、ここ数年の取り組み並びに今後の展望・予想について述べたい。

  1. 材料メーカーのDX導入に関する背景
    1. 材料メーカーの人材構成
    2. DX導入の障害
    3. 「トップダウン」「ボトムアップ」それぞれのアプローチ
  2. 導入の種まき
    1. マテリアルズインフォマティクスが何をどこまでやるのか。結局はDX全般に繋がる。
    2. 社内営業の必要性
    3. 社外連携、コミュニティ参加
  3. 人財育成
    1. 人員構成
    2. 研修事例
    3. 求められる人財、スキル
  4. 活用例
    1. マテリアルズインフォマティクスは解析するだけではなく実験で当てていくことが大事、そのための手段
    2. マテリアルズインフォマティクスを誰もが使いこなすためにはDXツールの活用が必須
    3. 活用事例
  5. 知的財産対応
    1. どこまでが権利化されるのか
    2. 何をモチベーションに出願するのか
  6. 今後の展望
    1. 技術サービスへのDXの取り組み
    2. マテリアルズインフォマティクス×ロボティクス
    3. エッジAI、RPA、AI – OCR
    4. 量子コンピュータによる網羅的探索、計算の高速化の期待
    5. 自然言語処理によるトレンド予測
  7. まとめ
    • 質疑応答

第3部. 研究開発部門のDB,インフォマティクスプラットフォーム構築とその活用法と注意点

(2021年6月17日 14:30〜16:30)

 IoT等で製造工程以降のデータ利活用は、急激に進展しています。一方、公的研究機関であれ、民間企業であれ、R&D部門におけるデータの取り扱いは、属人的のままであり、効果的な利用、活用が殆ど進んでいないのが実態です。
 本講演では、まず、R&D部門のデータ管理の実情をお話させていただき、データ管理状況を改善するために導入すべきDB,インフォマティクスプラットフォームに必要な要件を説明させていただきます。
 最後に、これら方プラットフォームを導入、運用した具体例を基に改善効果および改善運用後陥りがちな落とし穴とそれらの回避方法に関して、紹介させていただきます。

  1. はじめに (講演者の会社、経歴紹介)
  2. R&D部門のデータ管理の実情
  3. データ管理状況を改善するために必要な方策
  4. DB,インフォマティクスプラットフォーム構築
    1. DB,インフォマティクスプラットフォームに必要な要件
    2. 導入における効果
    3. 導入における注意点
  5. DB,インフォマティクスプラットフォームの運用
    1. 運用における落とし穴
    2. 運用における落とし穴の回避方法
  6. まとめ
    • 質疑応答

講師

  • 森下 夏希
    長瀬産業 株式会社 NVC室 MI推進チーム
    チームリーダー
  • 向田 志保
    三井化学株式会社 DX推進本部 DX企画管理部
    主幹研究員
  • 上島 豊
    株式会社キャトルアイ・サイエンス
    代表取締役

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 60,500円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 50,000円(税別) / 55,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 60,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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