技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

バリデーション入門講座

Zoomを使ったライブ配信セミナー

バリデーション入門講座

~URS / DQ / IO / OQ / PQ / PV / コンカレントバリデーションなど~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、バリデーションの最新の規制動向をふまえ、各種バリデーション実施のポイントを解説いたします。

開催日

  • 2021年3月5日(金) 10時30分 16時30分

プログラム

 出荷試験 (抜き取り検査) だけで製品品質は保証できない、重要工程を適切に管理・モニタリングすることで製品品質を保証すべきとのバリデーション概念が20世紀後半に提唱された。そして21世紀に入るとICH Qトリオの実践が要請され、商業生産中もバリデーションは継続すべき等品質保証の考え方が大きく進化した。
 本講座では進化したバリデーション概念を中心に初心者にも分かりやすくバリデーションを解説する。

  1. GMPの変遷とバリデーション概念の始り
  2. 「20世紀のバリデーション」の目的と実施対象
  3. 進化したプロセスバリデーション (PV) 概念
    1. 旧GMPはルールベース、最新GMPはリスクベース
    2. 答えを行政に求めず企業自らが考える
    3. リスクベースには変化への対応力が必要
    4. QRMはOODA (Observe (観察) ⇒Orient (理解) ⇒Decide (決定) ⇒Act (行動) ) 思考
    5. 変更管理とは「Change management」+「Change control」
    6. GMPの進化に伴いバリデーション概念も進化
    7. PIC/S GMP Annex15 (Qualification &Validation) が求めること
    8. 今はGDP+GMP=GMDPの視点が必要
  4. FDAのプロセスバリデーション概念
    1. ステージ1 (Qualification段階) :プロセス構成要素単体の適格性確認
    2. ステージ2 (Process Qualification段階) :プロセス構成要素集合体の適格性確認
    3. ステージ3 (Continued Process Verification段階) :商業生産中のプロセス検証
  5. リスクマネジメント (QRM) 手法
    1. 各種QRM手法の概要
    2. 日本はFMEA (Failure Mode &Effect Analysis) が中心、欧米はHACCPが中心
    3. QRMは二者択一ではない (低リスクは受容)
  6. 企業の品質方針とバリデーション方針
    1. 最新GMPは品質システム (PQS) の構築を要請
    2. PQSが適切かは何を見ればわかる?
  7. バリデーションマスタープラン (VMP) =バリデーション手順書とは
    1. VMPの目的と作成要請の背景
    2. 要求される記載事項
  8. バリデーションを総括するマスタープランとは
    1. VMP (バリデーション手順書) との関係
    2. 大規模プロジェクトでは有用
    3. 総括するマスタープランは歴史書でもある
    4. 総括するマスタープランへの記載事項例
  9. バリデーション実施計画書の作成
    1. バリデーション実施計画書で大切なこと
    2. 実施計画書・報告書の書式
  10. 適格性評価はユーザー要求仕様書 (URS) の作成から
    1. URSには企業の品質保証方針が必要
    2. 企業自ら「汚染管理戦略」を持つ
    3. 顧客満足度という視点も必要
    4. URSで伝えるべきことと目次例
  11. DQ (デザインの適格性評価) の留意点
  12. IO/OQ (据付時/運転時適格性評価) の手順
  13. FAT/SAT (工場出荷試験/現場受入試験) と混同しない
  14. ユーザーはコンピュータの何をバリデートするの?
  15. 校正とは
  16. PQ (稼働性能適格性評価) の手順
  17. プロセスバリデーション (PV) の留意点
  18. コンカレントバリデーション (同時的バリデーション) とは
  19. より進んだ手法 (QbD手法) とは
    • 質疑応答

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/2/7 GMP工場「設計/施工」「維持管理/保守点検」コース (2日間) オンライン
2025/2/7 GMP工場 (増築・新規構築) における設計/施工時の注意点とURSの具体的記載例 オンライン
2025/2/7 PV・MA・マーケティング部門における医療情報データ (RWD) 活用の実践 オンライン
2025/2/7 薬価算定の基礎と希望薬価取得ノウハウ オンライン
2025/2/7 医薬品工場建設におけるURS作成時の留意点およびトラブル防止・バリデーションのポイント オンライン
2025/2/7 CMC試験におけるOOS・OOT 判断/発生時の対応 オンライン
2025/2/10 再生医療等製品の商業生産に向けた技術移管、バリデーション オンライン
2025/2/10 遺伝子治療用製品・細胞医薬品・ウイルスベクターにおける承認申請・審査と品質管理・品質評価/ 非臨床安全性評価/臨床開発 全4コース (4日間) オンライン
2025/2/10 遺伝子治療用製品・細胞医薬品・ウイルスベクターコース (Cコース:製造技術・品質管理/品質審査編) オンライン
2025/2/10 費用対効果 (日本版HTA) 評価の基礎講座 オンライン
2025/2/10 希少疾患治療薬開発にむけた治療薬開発の最新戦略とアプローチ オンライン
2025/2/10 敗血症の病態/診断/治療の現状と医療現場が求める新薬像 オンライン
2025/2/12 改正GMPを踏まえた医薬品品質システム (PQS) 構築と品質照査の実務・統計的手法の活用 オンライン
2025/2/12 GMPで必須となる英語表現と対応エラー事例 オンライン
2025/2/12 (薬物) 国際共同治験とモニタリング 基礎知識 (Part 1) の習得 〜 応用力 (Part 2) を身につける オンライン
2025/2/12 局方/GMPに対応する不純物の評価・管理及び原薬出発物質の選定/妥当性/CQA・CPP設定 オンライン
2025/2/12 体外診断用医薬品の性能評価に必須の統計解析基礎講座 オンライン
2025/2/12 (薬物) 国際共同治験のモニタリング業務で理解すべき基本的な関連法規 オンライン
2025/2/12 QA担当者が抑えるべきGMP適合性調査対応と査察当局による指摘事例と対策 オンライン
2025/2/12 特定臨床研究での求められる信頼性レベル・逸脱対応と監査実施 (事例をふまえ) オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応 (製本版 + ebook版)
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略 (製本版 + ebook版)
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略
2023/11/30 当局査察に対応した試験検査室管理実務ノウハウ
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション - (製本版 + ebook版)
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション -
2023/8/31 ゲノム編集の最新技術と医薬品・遺伝子治療・農業・水畜産物
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応 (製本版 + ebook版)
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応
2023/2/28 mRNAの制御機構の解明と治療薬・ワクチンへの活用
2023/1/31 超入門 改正GMP省令セミナー
2023/1/31 新規モダリティ医薬品のための新しいDDS技術と製剤化
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法 (製本版 + ebook版)
2022/11/30 抗体医薬品製造
2022/7/29 ペプチド医薬品の開発・事業化戦略および合成・分析・製造ノウハウ
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策 (製本版 + ebook版)
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策