技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

炭素循環 (カーボンリサイクル) 技術

Zoomを使ったライブ配信セミナー

炭素循環 (カーボンリサイクル) 技術

~触媒からみるCO2利用、水素製造、バイオマス・廃プラスチックの利用技術~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、二酸化炭素を原料としたエネルギーと化学品の製造技術、さらに実現可能なバイオマスや廃プラスチック原料からエネルギーと化学品製造技術を最新の欧州、米国、中国の動向を含めて解説いたします。

開催日

  • 2021年3月2日(火) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 二酸化炭素、メタン、水素に関心のある研究者・技術者、技術企画、経営企画部門の方
  • 地球温暖化対策に関心のある研究者・技術者、技術企画、経営企画部門の方

修得知識

  • 二酸化炭素排出削減、利用の取り組みの最新動向
  • Power to Gas, Power to Liquid の実際
  • 天然ガス/メタン利用の最新動向
  • 再生可能エネルギーを用いたエネルギー, 化学品製造技術
  • 水素社会関連技術の最新動向

プログラム

 2050年カーボンゼロに向かって世界は動き出した。欧州はグリーンディールを実行に移しだし水素戦略を前面に掲げている。CCS前提の水素製造戦略は戦略の変更を余儀なくされる。CO2はリサイクル利用することにより炭素循環社会にしなければならない。そのためには安価な水素の製造技術とCO2を原料としたエネルギーと化学品の製造技術が必須である。
 バイオマスの利用も重要であるが国内資源には限界がある。しかし廃プラと都市ゴミは貴重な炭素資源である。これを利用することは可能である。炭素循環は、当面は余剰電力とグリーン水素がキーワードである。これを用いて今後の再生可能エネルギーと化学品の製造技術を開拓しなければならない。開発技術のカギは触媒反応である。最新の世界のCO2利用触媒と触媒反応を解説する。
 欧州では、総力を挙げたグリーンディールが施行され始め、2050年に向かって新たな水素社会の構築を目指し始めた。多くのCO2フリーのグリーン水素を用いたプロジェクトが動き始めた。2050年までにCO2ゼロ社会にするためはCO2と再生可能水素を用いたエネルギー、化学品の製造は必須である。バイオマスが豊富にない日本でも都市ゴミを再生可能資源として使える。国内の余剰電力や再生可能電力による国産の燃料や化学品の製造は夢ではない。炭素循環に基づいた日本におけるビジネスの可能性を探したい。

  1. CO2削減対策
    1. 欧州グリーンディール
    2. 日本の水素戦略
  2. CO2の捕集と固定化
    1. CO2の固定化
    2. 大気中のCO2の捕集
    3. 日本のCCSの現状
  3. 水素エネルギー
    1. グレー水素、ブルー水素、グリーン水素の製造
    2. ターコイズ水素の製造
    3. 水素キャリアー
      • MCH
      • NH3
      • 液化水素
      • メタノール
    4. 人工光合成による水素製造の現状
    5. 燃料電池
    6. 水素社会
  4. バイオマスによるCO2削減
    1. バイオマスによる燃料製造
    2. バイオマスによる化学品製造
  5. 廃プラ・都市ゴミによるCO2削減
    1. 廃プラ液化によるオレフィンの製造
    2. 廃プラ・都市ゴミのガス化による航空燃料の製造
  6. 合成ガスの製造
    1. ドライリフォーミング
    2. CO2の還元
    3. 共還元による合成ガスの製造
  7. CO2から燃料の合成
    1. Power to Gas
    2. e-fuel
    3. 国産燃料の可能性
  8. メタノール・エタノールケミストリー
    1. CO2からメタノールの合成
    2. CO2からエタノールの合成
    3. LnazaTech技術
    4. メタノール・エタノールから化学品の合成
  9. CO2から化学品の合成
    1. オレフィン、芳香族の合成
    2. ポリマーの合成

講師

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,000円 (税別) / 50,600円 (税込)
複数名
: 20,500円 (税別) / 22,550円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

シーエムシーリサーチからの案内をご希望の方は、割引特典を受けられます。
また、2名以上同時申込で全員案内登録をしていただいた場合、1名様あたり半額の 20,500円(税別) / 22,550円(税込)となります。

  • Eメール案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 41,000円(税別) / 45,100円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 41,000円(税別) / 45,100円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 61,500円(税別) / 67,650円(税込)
  • Eメール案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 46,000円(税別) / 50,600円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 92,000円(税別) / 101,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 138,000円(税別) / 151,800円(税込)

アカデミック割引

  • 1名様あたり 24,000円(税別) / 26,400円(税込)

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/2/12 脱炭素で注目の水素エネルギーその活用のための「水素取り扱いの基礎」 東京都 会場・オンライン
2025/2/12 超臨界CO2プロセスの基礎と実用展開 オンライン
2025/2/13 リチウムイオン電池におけるドライプロセスの現状とバインダーの技術展望 オンライン
2025/2/18 ペロブスカイト太陽電池の製造技術と軽量モジュールの社会実装に向けた課題 東京都 会場・オンライン
2025/2/19 二酸化炭素の電解還元による資源化とその周辺技術の最新動向 オンライン
2025/2/19 MOFが拓く未来:ガス分離技術と社会実装の最前線 オンライン
2025/2/20 セルロースナノファイバーを扱うための基礎 & 必須知識 オンライン
2025/2/26 バイオマス資源を用いた製法転換技術 オンライン
2025/2/26 工業触媒技術の総合知識 オンライン
2025/2/27 リグニンの構造と分析・可視化技術および分離・抽出、高機能化、利用技術 オンライン
2025/2/28 二酸化炭素を原料とした液体合成燃料の製造技術と最新動向 オンライン
2025/3/5 リグニンの構造と分析・可視化技術および分離・抽出、高機能化、利用技術 オンライン
2025/3/6 セルロースナノファイバーを扱うための基礎 & 必須知識 オンライン
2025/3/6 ペロブスカイト太陽電池の製造技術と軽量モジュールの社会実装に向けた課題 オンライン
2025/3/10 膜によるガス (気体) 分離の基礎と工業的応用 オンライン
2025/3/10 エンジン排気CO2回収技術の国内外における研究開発動向 オンライン
2025/3/11 工業触媒技術の総合知識 オンライン
2025/3/13 米トランプ政権のエネルギー・環境政策と天然ガスの需給、新規LNGプロジェクトの最新動向 会場・オンライン
2025/3/14 蓄熱蓄冷および熱エネルギー搬送技術の基礎と最新の研究開発動向 オンライン
2025/3/18 水素貯蔵材料の基礎・応用、水素利用における経済性評価 オンライン