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光触媒による二酸化炭素の光燃料化・高付加価値資源化技術動向と今後の展望

光触媒による二酸化炭素の光燃料化・高付加価値資源化技術動向と今後の展望

~光触媒によるCO2の光燃料化・高付加価値資源化の原理、技術動向とCO2還元光触媒の選択性、今後のニーズ~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、二酸化炭素の回収・濃縮・触媒選択・変換・プラント設計・LCAなどの技術課題、メタン、アルコール、自動車燃料やジェット燃料などの製造・実用化への可能性について詳解いたします。

開催日

  • 2025年7月29日(火) 13時00分 16時30分

修得知識

  • 光触媒の作用原理
  • 固体触媒の作用機構についての知識
  • 持続可能なCO2変換についての知識
  • 光触媒、特に還元反応についての知識
  • 新たなカーボン・ニュートラルサイクルの可能性
  • 持続可能なCO2変換技術の可能性
  • CO2還元光触媒の選択性についての知識
  • CO2還元光触媒の今後のニーズ

プログラム

 光触媒による二酸化炭素の還元・資源化技術動向と今後の展望について述べる。学会での講演や原著論文と異なり、やや異分野の研究者や技術者に向けて、まず前提となる基本知識やノウハウ (光触媒、固体表面での触媒作用、半導体) を簡潔に提示し、次にCO2を光還元して燃料や高付加価値の化学原料に変換する可能性について論じる。次いで、個別の研究例を提示し、C2,3燃料やエチレン、プロピレン、また光触媒のコストを下げるにはどのように工夫したかを述べる。さらには、各種産業での化学資源のニーズを俯瞰し、持続可能社会に向けた本技術の有用性を示したい。

  1. 光触媒の作用原理・作用機構
    1. 光触媒の作用原理
    2. 固体触媒の作用機構
  2. 持続可能なCO2変換技術の可能性
    1. 持続可能なCO2変換
    2. 光触媒、特に還元反応について
    3. 新たなカーボン・ニュートラルサイクルの可能性
  3. ZrO2を用いた光触媒によるCO2の還元・資源化
    1. 13CO2を13COに光還元するAg0-ZrO2光触媒
    2. 13CO2を13CH4に光還元するNi0-ZrO2光触媒
    3. 13CO2をパラフィン (13CH4, 13C2H6, 13C3H8) に光還元するCo0-ZrO2光触媒
    4. 13COをオレフィン (13C2H4, 13C3H6) に光還元するCo0-ZrO2光触媒
    5. 3CO2をパラフィン (13CH4, 13C2H6, 13C3H8) に光還元するFe0-ZrO2光触媒
  4. 今後求められるCO2還元光触媒とは
    1. CO2還元光触媒の今後のニーズ (メタノール)
    2. CO2還元光触媒の今後のニーズ (その他)
  5. 総括・持続可能に向けての展望
    • 質疑応答

講師

  • 泉 康雄
    千葉大学 大学院 理学研究院 化学研究部門
    教授

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 34,400円 (税別) / 37,840円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 34,400円(税別) / 37,840円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 請求書は、代表者にご送付いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 Zoomのシステム要件テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

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