技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

臨床検査技術の性能評価とその統計解析の考え方

Zoomを使ったライブ配信セミナー

臨床検査技術の性能評価とその統計解析の考え方

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、臨床検査技術、体外診断薬の性能試験について評価法とその統計的背景を考え、その実施の際に必要な事項と分析する際に考慮しなければならない注意点など中心に解説いたします。

開催日

  • 2021年2月4日(木) 10時30分 16時30分
  • 2021年2月12日(金) 10時30分 16時30分

プログラム

 臨床検査技術、体外診断薬の性能試験について評価法とその統計的背景を考え、その実施の際に必要な事項と分析する際に考慮しなければならない注意点など中心に解説する。

1日目 理論編:臨床検査性能の評価に関わる統計手法の基礎を知る

  1. 体外診断薬に関する性能試験の意義
    • 臨床化学と分析化学を対比して
    • 定量検査と定性検査の評価について
  2. 基本的性能試験の統計的背景
    1. 再現性試験の種類あるのか、その評価の持つ意味について
    2. 相関分析と回帰分析について
    3. 検定と推定、信頼限界について
    4. 分散分析法、実験計画の組み方について
    5. 最小濃度の検出限界試験はどのように実施し評価するのか
    6. 直線性試験の判断はどのように行うのか
    7. 干渉物質の影響試験の判定はどのようにおこなうか
  3. 精密さと正確さの評価の仕方
    1. 精密さの評価
      • 管理試料による精密さ評価法の目的
      • 患者検体による精密さ評価法の目的
    2. 正確さの評価
      • 標準物質による正確さの評価 (1あるいは2種類の標準物質)
      • 標準物質による正確さの評価 (3種類以上の標準物質)
      • 患者検体による一致性の確認方法
  4. 基準範囲の設定と注意点
    1. 基準範囲の基本
    2. 計算方法について
    3. 確認方法、互換性について
  5. 臨床的有用性の評価の仕方
    1. 2×2表の統計情報について
    2. 感度と特異度
    3. ROC分析
  6. 有効な診療支援への活用方法
    1. 性能試験の日常管理への活かし方
    2. 履歴管理の有効な統計指標 など
    • 質疑応答

2日目 実践編:データとExcelツールによる解析実践

  1. 基本的性能試験の評価
    1. 再現性試験: 単純な試験法から分散分析による評価を体験する
    2. 検出限界試験: 各種の方法を比較する
    3. 直線性試験: 利用の仕方と判断方法
    4. 干渉物質の影響試験:注意すること
    5. 相関・回帰分析試験:係数の検定、信頼区間、残差分析から得られること
  2. 精密さと正確さの評価の仕方
    1. 精密さの評価
      • 管理試料による精密さの評価法を体験する
      • 患者検体による精密さの評価法を体験する
    2. 正確さの評価
      • 標準物質による正確さの評価法 (1あるいは2種類の標準物質)
      • 標準物質による正確さの評価法 (3種類以上の標準物質)
      • 患者検体による一致性の確認方法
  3. 基準範囲の設定
    1. 分布型を判定する
    2. パーセンタイルを理解する
    3. 確認方法、互換性のとり方
  4. 臨床的有用性の評価の仕方
    1. 2×2表からの統計値を計算する
    2. 感度と特異度を求める
    3. ROC分析を作画する
  5. 有効な診療支援への活用方法
    1. 検査精度の評価の比較
    2. 履歴管理法の実際を体験する
    • 質疑応答

講師

  • 井野 邦英
    アキュプレック有限会社
    取締役社長

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 60,000円 (税別) / 66,000円 (税込)
複数名
: 55,000円 (税別) / 60,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 55,000円(税別) / 60,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 60,000円(税別) / 66,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 110,000円(税別) / 121,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 165,000円(税別) / 181,500円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/27 医薬品品質システム実践のためのバリデーション文書/サイトマスターファイル作成時の必修事項と記載例 東京都 会場・オンライン
2024/11/27 バイオ医薬品の製造におけるプロセスバリデーションと注意点 オンライン
2024/11/27 PIC/S GMPをふまえた医薬品のサンプリング基礎知識 オンライン
2024/11/27 治験薬GMP入門 オンライン
2024/11/27 医薬品の製品開発/薬事戦略策定と新規事業計画書作成のポイント オンライン
2024/11/27 無菌医薬品包装規制および完全性評価手順・各種漏れ試験方法のポイント オンライン
2024/11/27 医薬品開発に使えるタンパク質の理論的デザイン法とタンパク質のフォールディング予測法 オンライン
2024/11/27 医薬品開発における効率的な開発計画策定およびスケジュール管理のポイント オンライン
2024/11/28 安定性試験実施の留意事項と安定性試験結果の統計解析/安定性予測・評価方法および有効期間の設定 オンライン
2024/11/28 アンケート調査の基本と実践 オンライン
2024/11/28 医薬品品質試験における生データの取扱いとQC実施のポイント 東京都 会場・オンライン
2024/11/28 “データサイエンス入門”の入門 オンライン
2024/11/28 ICH Q5A ウイルス安全性評価/外来性感染性物クリアランス評価コース オンライン
2024/11/28 バイオ医薬品の原薬製造における外来性感染性物質のクリアランスと安全性試験 オンライン
2024/11/28 残留溶媒に関する規制と申請上の留意点、規格値設定の考え方 オンライン
2024/11/28 医薬品開発における非臨床安全性評価とCTDの記載・信頼性確保 オンライン
2024/11/29 原薬製造のプロセスバリデーション実施方法とスケールアップ・MF登録申請 オンライン
2024/11/29 「統計的品質管理」総合コース2024 オンライン
2024/11/29 非無菌医薬品における微生物学的品質管理の必要レベルと微生物限度試験法実施事例 2024 オンライン
2024/11/29 「統計的品質管理」総合コース2024 オンライン

関連する出版物

発行年月
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書
2013/3/27 医薬品・食品包装の設計と規制・規格動向 - 品質・安全・使用性向上のために -
2013/2/27 リスクマネジメント・CAPA(是正措置・予防措置)導入手引書
2013/2/5 放射線医療(癌診断・治療) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/2/5 放射線医療(癌診断・治療) 技術開発実態分析調査報告書
2013/1/28 造粒・打錠プロセスにおけるトラブル対策とスケールアップの進め方
2012/3/29 治験中 / 市販後における3極安全性情報の収集・報告・評価実務と相違
2012/3/13 超入門 GMP基礎セミナー
2012/3/5 育毛剤・発毛剤 技術開発実態分析調査報告書
2012/2/16 システムの適格性確認および回顧的バリデーションの具体的実施方法
2012/2/14 LIMS導入に関する導入の留意点セミナー
2012/2/9 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応のための「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2012/1/20 24年度診療報酬改定におけるDPC評価の全貌
2011/12/22 光学活性医薬品開発とキラルプロセス化学技術
2011/12/14 QCラボにおける厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応セミナー
2011/12/10 製薬大手5社 技術開発実態分析調査報告書
2011/11/7 eCTD申請 「-ここまで身近になったeCTD申請-」
2011/9/1 厚労省ER/ES指針対応実施の手引き
2011/8/29 グローバルスタンダード対応のためのCSV実施方法