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繊維製品の快適性向上とその評価

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繊維製品の快適性向上とその評価

オンライン 開催

開催日

  • 2020年12月22日(火) 10時30分 16時00分

プログラム

第1部 ヒトの温熱整理特性と繊維製品の快適性に関する計測・評価

(2020年12月22日 10:30〜14:15)

 生活の中でさまざまな部分に用いられている繊維製品・繊維材料の構造と特性の基礎、その触感・風合いの主観評価と客観評価の方法について解説します。繊維製品はその柔らかさから、人の感覚になじむものとして用いられていますが、繊維製品の特性を把握し、その触感を客観的に評価するためには、柔らかいがゆえの難しさがあり、適切な条件設定による測定が必要になります。しかし、この繊維製品の手触り、心地、風合い等の計測・評価手法が明らかになることで、人が触れて用いるものの触感の評価にかかわる、硬い材料も含めた様々な材料への応用、材料設計が可能になります。
 本セミナーでは、繊維製品の計測・評価について具体的な事例を取り上げながら、応用方法を紹介します。

  1. 人の感覚
    1. 心地よさとは?
      • 着心地、寝心地、座り心地など
      • 着心地の要素:衣服内気候・衣服圧・肌触り
      • 皮膚の感覚
    2. 感覚計測と評価
      • 評価の種類
  2. 布の触感 (風合い)
    1. 布の触感、風合いの定義
      • 風合い研究の歴史
      • 標準化された風合い
    2. 触感の主観評価の方法
    3. 布の特性とその測定
      • 力学的特性
      • 表面特性
      • 熱、水分、空気の移動特性
    4. 布の触感の定量評価と評価式
      • 主観評価と客観評価との関係
      • 客観評価式とその意味
  3. 触感の定量評価方法の応用
    1. 皮膚特性と繊維製品
    2. 織物と編物
    3. 応用例
      • 織物、編物の風合い評価
      • タオルの風合い評価
      • 自動車シート用布地、皮革の風合い評価
      • 紙オムツのはき心地の客観的評価
      • その他
    • 質疑応答

第2部 繊維製品の温度が繊維製品の温かさ・涼しさ評価に及ぼす影響

(2020年12月22日 14:30〜16:00)

  1. 測定法
  2. 解析
    1. 測定装置系の過渡的熱伝導の解析
    2. 皮膚 – 物体系における過渡的熱伝導
  3. 接触冷温感の測定例
    1. 布構造・糸構造とqmax
    2. 水を含んだ布のqmax
  4. 官能試験
  5. 今後の課題
    • 質疑応答

講師

  • 井上 真理
    神戸大学 大学院 人間発達環境学研究科
    教授
  • 石川 智治
    宇都宮大学 大学院 地域創生科学研究科 工農総合科学専攻
    准教授

主催

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受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
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    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 59,400円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 108,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 162,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
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