技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

自己再生能力を活かしたマテリアルリサイクル手法と最新動向・展望

Zoomを使ったライブ配信セミナー

自己再生能力を活かしたマテリアルリサイクル手法と最新動向・展望

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、マテリアルリサイクルに関する研究について解説するとともに、最近のリサイクルに関する研究開発状況について概説いたします。

開催日

  • 2020年11月24日(火) 13時00分 16時00分

受講対象者

  • プラスチックの資源循環に関心のある方
  • 高分子の力学物性発現メカニズムに関心のある方
  • プラスチックの高性能化に関心のある方

修得知識

  • プラスチックの力学物性発現メカニズム
  • プラスチックの自己再生能力を活かした高性能化
  • プラスチックのマテリアルリサイクルに関する知識
  • 結晶性高分子の内部構造と物性の関係
  • メソ領域構造の解析手法

プログラム

 現在プラスチックによる地球環境破壊が深刻な問題としてクローズアップされている。一方で、安価で清潔・安全・安心な生活を維持継続するためには、プラスチックは欠かせないものであり、全世界的にその需要そして生産量が減少することはないと思われる。従って、増加し続ける廃棄プラスチックの処理問題解決には、効率的かつ効果的なリサイクルプロセスの研究開発が欠かせない。また資源循環が目に見えて分かりやすいマテリアルリサイクルは、循環型経済社会の確立のためにも欠かせない。しかし従来廃棄プラスチックは再生不可能な化学劣化により物性低下が生じているとされ、本格的な再利用はなされてこなかった。
 福岡大学は、この物性低下原因が内部構造変異による物理的なものであり、再生手法の最適化により物性向上が可能であることを見出し、そのための再ペレタイズプロセスを開発している。本講演ではこれらの研究について解説するとともに、最近のリサイクルに関する研究開発状況について概況する。

  1. プラスチックが及ぼす環境問題と解決法の課題
  2. 日本のプラスチックリサイクルの現状について
  3. リサイクルプラスチックの力学物性
    1. 物理劣化メカニズム
    2. 高分子の自己再生能力と物理再生メカニズム
    3. 高分子の力学的特性発現メカニズムとメソ構造
  4. 実用的な高度再生プロセス
    1. 二軸押出機によるペレタイズプロセスと物性
    2. 二軸押出機によるペレタイズプロセスと内部構造
    3. 射出成形プロセスと物性
  5. 今後のプラスチックリサイクル全般に関する考察
    • 質疑応答

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 32,000円(税別) / 35,200円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 ミーティングテスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。電子媒体での配布はございません。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/1/20 プラスチックのリサイクル促進に向けた材料設計・成形加工の技術と知識 オンライン
2025/1/23 バイオマスとSAF (持続可能な航空燃料) を取り巻く最新動向と今後のビジネス・チャンス オンライン
2025/1/27 増加する廃棄CFRP/CFRTPにおけるリサイクルの課題と炭素繊維回収の最先端およびRCF活用法と産業確立への指針 オンライン
2025/1/28 二酸化炭素の有効利用技術とその最新動向 会場・オンライン
2025/1/28 脱炭素と循環型経済社会の実現に向けたプラスチックリサイクルの課題と展望 オンライン
2025/1/28 生分解性プラスチックの土壌・海洋生分解と具体的な実験手順・ポイント オンライン
2025/1/29 カーボンニュートラル (CN) 社会と新しい再生可能エネルギーの技術動向 オンライン
2025/1/29 改正食品衛生法とPL制度の概要 オンライン
2025/1/29 バイオマス利用のエタノール製造技術と課題 オンライン
2025/1/30 天然由来の強化材を用いたコンポジットの基礎と成形方法・応用展開 オンライン
2025/1/30 国内外における食品用容器包装および器具・接触材料の法規制の動向把握と必要な対応 オンライン
2025/1/30 プラスチックのケミカルリサイクル技術最新動向 オンライン
2025/1/31 アルミニウムのリサイクルの最新動向と課題・展望 オンライン
2025/1/31 EVなどリチウムイオン電池のリユース & リサイクル オンライン
2025/2/4 改正食品衛生法とPL制度の概要 オンライン
2025/2/5 脱炭素と循環型経済社会の実現に向けたプラスチックリサイクルの課題と展望 オンライン
2025/2/6 廃リチウムイオン二次電池からの電極分離・精製とその再生 オンライン
2025/2/7 バイオマス由来モノマーの開発と応用事例 オンライン
2025/2/7 カーボンニュートラル時代のプラスチック入門 オンライン
2025/2/14 国内外における食品用容器包装および器具・接触材料の法規制の動向把握と必要な対応 オンライン

関連する出版物

発行年月
2022/3/30 環境配慮型プラスチック (製本版 + ebook版)
2022/3/30 環境配慮型プラスチック
2021/9/29 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの市場実態と将来展望 2020-2023 (書籍版)
2021/9/29 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの市場実態と将来展望 2020-2023 (書籍版 + CD版)
2021/9/29 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの市場実態と将来展望 2020-2023 (PDF版)
2021/7/28 プラスチックリサイクル
2021/7/16 2021年版 スマートエネルギー市場の実態と将来展望
2021/6/30 日本と海外グローバルブランド40社のSDGs環境戦略
2021/2/10 食品包装産業を取り巻くマイクロプラスチック問題
2020/9/30 食品容器包装の新しいニーズ、規制とその対応
2020/9/10 生分解性プラスチック入門
2020/5/22 2020年版 スマートエネルギー市場の実態と将来展望
2019/4/24 日・欧・米における食品容器包装規制と制度の比較2019
2019/4/19 2019年版 スマートエネルギー市場の実態と将来展望
2017/3/24 2017年版 スマートエネルギー市場の実態と将来展望
2015/3/27 2015年版 再生可能エネルギー市場の実態と将来展望
2013/4/25 新しいプロピレン製造プロセス
2013/3/27 医薬品・食品包装の設計と規制・規格動向 - 品質・安全・使用性向上のために -
2012/10/30 植物由来プラスチックの高機能化とリサイクル技術 (新装版)
2011/12/22 植物由来ポリマー・複合材料の開発