技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

GMP・GQPにおけるQA部員の教育訓練 (GMP文書・記録類の照査) 入門講座

改正GMP省令対応

GMP・GQPにおけるQA部員の教育訓練 (GMP文書・記録類の照査) 入門講座

~初心者及び中小企業にむけたQA部員養成~
京都府 開催 会場 開催

開催日

  • 2020年9月10日(木) 10時15分 16時45分

修得知識

  • 改正GMP省令を踏まえたQAの役割の理解
  • GQP及びGMPにおける品質保証業務及び相互の連携の仕方のポイント
  • 品質保証及び品質照査のキーワードの習得
  • 品質照査 (レビュー) する上で必要な予備知識及び必要性
  • GMPマター (GMP文書及び記録類) の照査 (レビュー) のコツ

プログラム

 医薬品の品質保証は、医薬品製造販売業 (GQP) 及び製造業 (GMP) の品質部門によるGMPマター (GMP文書及び記録類) の照査 (レビュー) に左右される。2019年に予定されている改正GMP省令では、品質保証部門の設置と品質保証業務が遵守事項なる。このような状況を踏まえGQP及びGMPともにQA部員の養成が急務といわれている。
 このセミナーでは、QA部門において経験の少ない方々を対象に、GMPマターを評価するためには、どのような予備知識が必要か、なぜ照査 (レビュー) が必要か、どのようなことに留意して、照査 (レビュー) をしなければならいのかの基礎及び事例を解説します。

第1部「改正GMP省令を踏まえたQAの役割」

 改正GMP省令では、品質保証を担う組織 (QA) が新たに新設される。「品質保証に係る業務を担う組織 (QA) 」とは、”製造部門及び品質管理に係る業務を担う組織が行う業務を保証“することを目的として設置される。QAの主要な業務について概説する。

  • 改正GMP省令の全体像
  • 医薬品品質システムの業務におけるQAの役割
  • 製造所での承認事項の遵守におけるQAの役割
  • 製造管理業務におけるQAの役割
  • 製品品質照査におけるQAの役割
  • 安定性モニタリングに係る業務におけるQAの役割
  • 原料等の供給者の管理におけるQAの役割
  • 外部委託業者の管理におけるQAの役割
  • 製造所からの出荷の管理におけるQAの役割
  • バリデーション管理におけるQAの役割
  • 変更管理におけるQAの役割
  • 逸脱管理におけるQAの役割
  • 文書管理におけるQAの役割
  • 製造販売業者との連絡業務におけるQAの役割

第2部「効果的な品質保証 (QA) のために」

 製造販売業者及び製造業の最大の責務は最終製品に対する品質保証QAであり、QAの役割及びQA業務の基本となるGMPマターに対するキーポイントについて解説します。

  • 品質システムにおける「品質計画QP」「品質評価QC」「品質保証QA」「品質改善QI」の位置づけ
  • 品質保証のための二つのキーワードとは?
  • GQPとGMPとの諸関係とは? (製造販売業及び製造業におけるQAの相違点を含む)
  • 製造販売業と製造業との連携とQAの役割
  • PIC/S – GMPガイドにおける業務におけるAuthorized Person (AP) の責務
  • 品質照査のための三つのキーワードとは?
  • 適切性評価
  • 妥当性評価
  • 有効性評価

第3部「品質照査 (レビュー) の留意点1:GMPマターを評価するために必要なる予備知識」

 QAの責務の一つは製造販売業及び製造業ともにGMPマターの照査 (レビュー) ・評価である。GMPマターを評価するためには、どのような予備知識が必要かを理解する。

  • AUDIT&Reviewを知る
  • 委受託を知る
  • システム監査を知る
  • サブシステムを知る
  • GMPにおける文書・記録類の管理を知る
  • 逸脱を知る
  • 変更を知る
  • 購買管理を知る
  • 契約を知る
  • 教育訓練監査と文書監査を知る
  • 文書監査を知る
  • CSV監査を知る

第4部「品質照査 (レビュー) の留意点2:照査 (レビュー) の必要性」

 QAの責務の一つは製造販売業及び製造業ともにGMPマターの照査 (レビュー) ・評価である。GMPマターを評価するためには、なぜ照査 (レビュー) が必要かを理解する。

  • 原料・資材メーカー及び設備ベンダーの活動を知り、GMPレビューを理解する
  • 自己点検の目的を知り、GMPレビューを理解する
  • リスクマネジメントの目的を知り、GMPレビューを理解する
  • CMCセンターの活動を知り、GMPレビューを理解する
  • 文書・記録の一般原則を知り、GMPレビューを理解する
  • 製造記録における逸脱の精査を知り、GMPレビューを理解する
  • 適合性調査項目を知り、GMPレビューを理解する。
  • 温度記録チャートの確認項目を知り、GMPレビューを理解する。
  • 形式的レビュー及び内容レビューの本質を知り、GMPレビューを理解する

第5部「品質照査 (レビュー) の留意点3:照査 (レビュー) のポイント (事例) 」

どのようなことに留意して、照査 (レビュー) をしなければならいのかを理解する。

  • 製造工程装置の設計レビュー (評価適格性を含む)
  • 施設・製造工程装置の管理状態レビュー
  • バリデーション管理状態レビュー
  • 手順書 (運用ルール) に基づいた記録類のレビュー
  • 工程の製造記録の運用状態レビュー
  • 原料・資材の保管状態のレビュー
  • 包装表示保管管理状態のレビュー
  • 試験検査管理状態のレビュー
  • 試験記録・成績書など記録の運用状態のレビュー
  • 逸脱管理記録類の運用状態のレビュー
  • 変更管理記録類の運用状態のレビュー
  • 出荷判定記録類の運用状態のレビュー
  • 苦情記録類の運用状態のレビュー
  • 自己点検記録類の運用状態のレビュー
  • 照査 (レビュー) の横展開 (深堀レビュー)
    ~改正GMP省令のパブコメの発出状況により、一部、変更もあること、ご承知ください~
  • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 若山 義兼
    高槻医薬品GMP/食品ISOリサーチ
    代表

会場

京都リサーチパーク

東地区1号館 4F A会議

京都府 京都市 下京区中堂寺南町134
京都リサーチパークの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 47,500円 (税別) / 52,250円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 47,500円(税別) / 52,250円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/12/4 SDS・ラベル超基礎講座 オンライン
2024/12/4 承認申請プロセスに関わるPMDA提出資料 (CTD/照会事項回答) 作成のポイント オンライン
2024/12/4 PMDAから高評価が得られるメディカルライティング中級講座 オンライン
2024/12/4 無菌医薬品包装規制および完全性評価手順・各種漏れ試験方法のポイント オンライン
2024/12/4 mRNA医薬品の基礎および設計・合成と製造のポイント オンライン
2024/12/4 改正QMS省令に伴う滅菌製品製造 (委託滅菌の注意含む) 品の滅菌関連の留意点と滅菌バリデーション基準の要求事項/監査時の留意点 オンライン
2024/12/5 監査を1日で終わらせるコツ オンライン
2024/12/5 造粒・打錠・コーティング製造技術とスケールアップ/打錠障害・品質異変の防止・対策 東京都 会場・オンライン
2024/12/5 医薬品承認申請書のコンプライアンスとグレー部分への対応 オンライン
2024/12/5 ICH Q5A ウイルス安全性評価/外来性感染性物クリアランス評価コース オンライン
2024/12/5 ICH Q5A ウイルス安全性評価/品質審査での論点と次世代シーケンシング利用/薬事申請に当たっての留意点 オンライン
2024/12/5 ADCを含む次世代抗体医薬の知財戦略および強い特許明細書・クレームの書き方 オンライン
2024/12/6 現場の視点で考える効果的な洗浄バリデーションのポイントと継続的な検証 オンライン
2024/12/6 GMPが空調設備に求める交叉汚染防止要件とその管理 オンライン
2024/12/6 効率的・効果的な監査証跡レビュー対応の考え方 オンライン
2024/12/6 コンピュータシステムバリデーション (CSV) で要求される各規制・ガイドラインの理解 オンライン
2024/12/9 PIC/S GMPをふまえた医薬品のサンプリング基礎知識 オンライン
2024/12/9 包装工程のバリデーションの重要ポイントと工程トラブル事例 オンライン
2024/12/9 コンプライアンス違反の事例から学ぶGMP現場の改善策 オンライン
2024/12/9 核酸医薬品の特許戦略 オンライン

関連する出版物

発行年月
2017/9/29 疾患・病態検査・診断法の開発
2017/8/31 きのこの生理機能と応用開発の展望
2017/6/21 体外診断用医薬品開発ノウハウ
2017/4/25 非GLP試験での効率的な信頼性基準適用と品質過剰の見直し
2014/11/27 3極対応リスクマネジメントプラン策定とEU-GVPが求める記載事項/国内との相違点
2014/11/15 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/11/15 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/7/30 高薬理活性医薬品・封じ込めQ&A集
2014/6/10 コンタクトレンズ用装着点眼剤 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/6/10 コンタクトレンズ用装着点眼剤 技術開発実態分析調査報告書
2013/9/2 原薬・中間体製造プロセスにおける課題と対策
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書
2013/5/31 在宅でのCDTM(共同薬物治療管理)の実践と薬局・薬剤師の次世代モデル
2013/5/30 新薬開発にむけた臨床試験(第I~III相臨床試験)での適切な投与量設定と有効性/安全性評価
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/3/27 医薬品・食品包装の設計と規制・規格動向 - 品質・安全・使用性向上のために -
2013/2/27 リスクマネジメント・CAPA(是正措置・予防措置)導入手引書
2013/2/5 放射線医療(癌診断・治療) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)