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イオンマイグレーションの発生メカニズムとその対策

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イオンマイグレーションの発生メカニズムとその対策

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、イオンマイグレーションについて基礎から解説し、絶縁劣化のメカニズム、電子デバイスの微細化への対応、耐イオンマイグレーション性の確保、発生防止策を詳解いたします。

開催日

  • 2020年9月4日(金) 11時00分16時00分

受講対象者

  • 電気・電子部品、機器やシステムの開発設計に関わる現場の技術者
  • 信頼性を取り扱う技術者、研究者

修得知識

  • イオンマイグレーションの基礎
  • イオンマイグレーションの原因と対策・未然防止策
  • 個々の製造工程に応じたイオンマイグレーションの防止対策を行うための視点や観点

プログラム

 現在多くの電子パーツや電子デバイスをユニット化して電気・電子機器や電気・電子システムに組み込まれる場合が多い。そのため、一つの安価な小さなパーツで発生したイオンマイグレーションが原因となって、操業中のシステム全体の不具合となって現れるため、結果としてシステム全体の信頼性を低下させる原因となるケールが想定される。
 本講座は、特に電気・電子機器や部品に関係する製品開発・設計に関わる技術者のみならず、そのような製品や部品の製造プロセスに関わる技術者を対象に、イオンマイグレーションの基本的事項の解説に重点を置き、個々の開発、設計や製造の現場で信頼性向上への応用が可能なよう実例に触れながら詳しく解説する。

  1. プリント配線板と電子デバイスの微細化とイオンマイグレーション
    1. イオンマイグレーションとは
    2. プリント配線板と電子デバイスの微細化とイオンマイグレーションによる絶縁劣化
  2. イオンマイグレーションの発生要因
    1. 絶縁材料、導体材料、その他不純物の影響
    2. 印加電圧の影響
    3. 環境 (温度、湿度等) の影響
  3. 耐イオンマイグレーション性評価
    1. 評価試験の分類
    2. 評価試料、及び電極パターン
    3. 簡易試験、及び加速試験方法
    4. イオンマイグレーションの発生検出方法
  4. イオンマイグレーションの防止
    1. 電極材料 (金属) の溶解防止
    2. 金属イオンの移動防止
    3. 電極材料 (金属) の析出防止
    4. 半導体等のデバイスパッケージにおける発生防止
  5. まとめ
    • 質疑応答

講師

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。

本セミナーは終了いたしました。

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