技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー
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リチウムイオン電池は生産開始から20年以上を経過し、現在は自動車(EV、HVやPHV)、交通機関や据置型蓄電システムなど、大型の分野に拡大している。大型の用途はこれまでの小型民生用電池とは異なり、電池(セルとモジュール)の容量(AhとWh)自体も二桁程度大きく、システムとしての構成も複雑になっている。この段階において、電池(セル*)の設計、製造や応用システムは、安全性を含む諸規制のクリアが必須となっているが、一方で規格や試験方法それ自体が変化し、新たな制定も継続しているので対応が複雑化している。
(*JISでは単電池、組電池、本リポートにおいては組電池をセル・モジュールや(電池)パックと記載している。これらの業界での統一した呼称はまだない。)
Li電池分野の実務に携わる技術者は、この変化の中で業務をこなして行くために、規格ドキョメントの解読や試験実施の具体化に多大の労力を費やしている。本書はできるだけ実務対応の具体例を多く入れ、左記の業務に役立ていただくことを目的に構想・構成した。また“二次電池工学的”な解説書がほとんど出されていないことから、技術資料として図説的な資料を多く入れて、全体の理解をして頂くように工夫した。本書が中大型のリチウムイオン電池(セル)とそのシステムについて、研究開発や応用を担当される技術者に、実務に対応した情報と具体的な手順を解説することで役立つものと確信する。
なお、本書で取り上げた規格や規制も次々に改正されているため、調査が追い付かない面がある。本調査レポートは2013年8月段階までをカバーした内容である。また輸出入関係の実務は、社会情勢の変化で突然変わることが多い。上述の変化への対応は、本書でもその方向性は示してはあるが、最終的な実務や意志決定は再度の調査・確認をした上で実施されることをお願いしたい。
電池設計・製造・応用システムにおいて安全性を含む諸規制のクリアが必須だが、規格や試験方法への対応が複雑化している。
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