技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

金属ナノ粒子・微粒子 徹底解説

Zoomを使ったライブ配信セミナー

金属ナノ粒子・微粒子 徹底解説

~合成、形状制御、ペースト化、応用~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、金属ナノ粒子・微粒子の合成、サイズ・形状制御、表面と金属コアの構造解析、低温焼結、応用について解説いたします。

開催日

  • 2020年7月10日(金) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • ナノ粒子材料の開発に従事している方、これから携わる方
    • ナノ粒子合成
    • ナノ粒子触媒
    • ペースト開発 など
  • ナノ粒子の合成で課題を抱えている方
  • ナノ粒子の需要を開拓されたい方
  • 分散・安定性について考えたい方
  • ナノ粒子の表面有機膜、表面酸化膜について

修得知識

  • 金属ナノ粒子の化学合成法
  • 金属ナノ粒子のサイズ制御法、形状制御法
  • 保護剤分子の設計
  • ナノ粒子の微細構造解析法
  • 分散安定化の基礎・安定化評価法
  • インク化・ペースト化の機器、添加剤選択の指針
  • ナノ粒子の焼結指針の獲得法

プログラム

 本セミナーは金属ナノ粒子・微粒子のすべてを短時間で俯瞰して、理解する1日コースです。これまでの研究成果を十分にわかりやすく皆様にご紹介します。化学法・凝集法を中心にその合成法、サイズや形状の制御に関する考え方と実践について述べます。さらに、得られたナノ粒子の表面、表面吸着物、酸化膜の微細構造の解析、さらには金属コアの構造解析についても紹介します。こうしてナノ粒子の獲得手法を心得ていただいた後、その応用について例を挙げてご紹介します。どのように粒子径を制御するか、形を制御するか、精密に合成するか、から、逆に粒子径はある程度ばらついてもいいが、どうしたら大量に合成するかなども理解していただきます。特に、電子部品部材に用いるための低温焼結法などについても、当研究室のものだけではなく、いくつかの例について、その原理や考え方を含めて解説します。高い付加価値を有するナノ粒子合成を目指していきます。
 今回は、さらに、材料化に向けた粒子の分散凝集制御技術とその評価法や低温焼結用の銅微粒子とその低温焼結メカニズムについても触れます。直近で得られた新しい粒子についてもご紹介したいと考えます。また、当研究室独自のナノ粒子に対する考え方や解析手法などについても一緒に議論しましょう。そのほかの光学応用・磁性応用などについても時間のある限り触れていきたいと考えています。

  1. 金属ナノ粒子 微粒子の設計と合成
    1. 金属ナノ粒子研究の歴史
    2. 金属ナノ粒子の基礎
    3. 金属ナノ粒子材料の設計戦略
    4. 金属ナノ粒子材料の設計
    5. 金属ナノ粒子材料の合成
      1. 白金族
      2. 他の遷移金属
      3. 触媒材料に向けた合成
      4. 導電性材料に向けた合成
    6. 化学還元法のまとめ
    7. 金属ナノ粒子材料の低コスト化戦略
    8. 粒子径をそろえる
      1. 合成手段の工夫
      2. 保護剤の工夫
    9. 緻密なコートで耐酸化性を加える
      1. 耐酸化性を加える
      2. 耐酸化性を評価する
    10. ナノ粒子の構造評価
      1. ナノ粒子金属コアの構造評価
      2. 表面酸化の評価
      3. 表面吸着物の評価
  2. 金属ナノ粒子材料設計のポイント
    1. ナノ粒子の回収方法
      1. 化学還元法からの回収
      2. 凝集させないで回収できるか
    2. 分散安定化
      1. 小ロットでの分散
      2. 分散安定性の簡易評価
    3. ナノ粒子の効率よい粉体化
    4. ナノ粒子粉末の媒体への再分散
    5. 触媒作用
    6. 担持
    7. 実験でのペースト作製
    8. 少量試作から大量合成へ
    9. より低コストな合成法の確立
  3. 金属ナノ粒子の評価
    1. 電子顕微鏡による評価
      • TEM
      • STEM
      • SEM
    2. 表面吸着物の検証
    3. ゼータ電位、粒度分布評価
    4. 分散性評価
  4. 凝集分散技術および分散安定性評価
    1. ナノ粒子の分散安定化の評価
    2. 有機物の表面コーティング構造
    3. 分子設計指針
    4. ナノ粒子の再分散法、分散媒の変更
    5. ナノ粒子の分散安定化のノウハウ
    6. ナノ粒子の分散安定化評価法
  5. ナノ粒子ペーストと焼結
    1. ナノ粒子ペーストの合成
    2. ナノ粒子ペーストの評価
    3. 低温焼結銅微粒子の極意
    4. 安定な新しい銅ナノ粒子システムの開拓
    5. 焼結挙動の直接観察法
      1. SEMによる焼結の観察
      2. 一歩進んだその観察
    6. 実際に観察した結果
  6. 応用と将来
    1. 低温焼成
    2. 電極材料
    3. 触媒材料
    4. 将来:大学と一緒に研究していきましょう。
      • アプリケーションに求められるナノ粒子。

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

アカデミック割引

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の学生に限ります。
教職員や研究員、企業に在籍されている学生には適用されません。
また、当日学生証をご持参ください。

本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/4/22 電子機器の防水設計の基礎と応用・不具合対策 オンライン
2024/4/23 ポリマー表面へのタンパク質吸着制御と評価、表面設計 オンライン
2024/4/23 トライボロジー (摩擦、摩耗、潤滑) の基礎と耐摩耗対策、摩擦制御法 オンライン
2024/4/23 めっき膜の密着性評価と剥離対策 オンライン
2024/4/24 スラリーの挙動と制御およびリチウムイオン電池電極スラリー化技術と評価方法 オンライン
2024/4/25 耐指紋・防汚性材料の設計、評価、応用、今後の展望 オンライン
2024/4/25 プラスチックフィルムの表面処理・改質技術と接着性の改善評価方法 オンライン
2024/4/26 塗布膜乾燥プロセスの解明・考察・本質の理解と塗布膜の設計、不良・欠陥対策への応用 オンライン
2024/4/26 塗装・コーティング現場のゴミ・異物対策実践セミナー 東京都 会場
2024/5/6 トライボロジー (摩擦、摩耗、潤滑) の基礎と耐摩耗対策、摩擦制御法 オンライン
2024/5/7 異種材料接着に向けた金属の表面処理技術と接着性の改善 オンライン
2024/5/8 高分子の接着性改善と表面処理、界面の構造評価技術 オンライン
2024/5/10 スラリーの分散状態の制御と調製、評価技術 オンライン
2024/5/13 微粒子の分散安定化の基礎と実際 オンライン
2024/5/16 金属・セラミックスの焼結技術 オンライン
2024/5/16 導電性カーボンブラックの使用テクニック オンライン
2024/5/16 半導体めっきの基礎とめっき技術の最新技術動向 オンライン
2024/5/17 化粧品粉体の基礎と表面処理 オンライン
2024/5/20 マイクロ波加熱による材料プロセッシングの基礎と応用 オンライン
2024/5/21 ぬれ性のメカニズムと制御・測定技術 オンライン