技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

GMP監査を1日で終わらせるコツ

GMP監査を1日で終わらせるコツ

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、監査が予定通り終わらない、時間配分が上手くいかず消化不良、そんな担当者のためのGMP監査のポイント、監査項目の絞り込みのコツを詳解いたします。

開催日

  • 2020年6月9日(火) 10時00分 17時00分

修得知識

  • GMP監査実施の基本事項とポイント
  • GMP監査を1日で終わらせるコツ
  • 監査員としての必要な専門的知識、及びスキル構築
  • 効果的な監査スケジュール、計画書・報告書の作成方法などの事例
  • 国内当局監査、FDA監査、サプライヤー監査
  • 改正GMP省令、PIC/S GMP

プログラム

 GMP監査では、当該規制・ガイドラインの知識はもとより、医薬品製造現場や試験室での問題点を短時間で把握する洞察・監査能力、薬学、化学、設備機器に対する専門的知識、更には、手順書やドキュメントチェックに関するスキル構築が必要である。そうした中、日常忙しく操業を続ける製造現場や試験室を訪問し、短時間で実りのあるGMP監査を行う為には、効率的かつ効果的な監査を行わなければならない。本セミナーでは、GMP監査員としてフィールドに立った場合、限られた時間内で先ず何を見、そして差異、欠点・欠損の本質は何かをどのように抽出すべきかについて、ノウハウやコツを提供する。
 また監査員としての優れた素養を養うべく、GMP監査基準や基本事項の確認、監査体制の構築、GMP規制・ガイドラインの知識習得、監査員としての資質やスキルアップ、指摘事例等について、演者の監査経験も交えながら解説する。

  1. GMP監査の概要 (GMP監査員として身につけるべき基本事項)
    1. はじめに
    2. 監査員として求められる基本事項
    3. 監査員としての準備と心構え (FDA,EMA査察官マニュアルから)
  2. 監査実施のポイント「GMP監査を1日で終わらせるコツ」
    1. 監査日程の決定から事前準備
    2. 当日の製造所の概要・監査スケジュールの十分な把握
      • 潜在する問題点の洗い出し (80%は準備段階で決まる)
    3. 監査の基本的な流れと「すべきこと」「してはならない」こと
    4. 製造所、試験室内の潜在化する問題点の洗い出し
      • 効率的なフィールドワーク順路、目視によるチェックポイント
        - GMP監査は初めの1時間で勝負が決まる (注目すべき5つの着眼点) –
        1. 構造及び設備、工程装置、製造及び工程内管理、識別表示
        2. 保管及び出荷と試験室管理
    5. 品質システム:効率的かつ効果的なドキュメントチェックのポイント
      1. バリデーション
      2. 逸脱・変更管理
      3. 苦情及び回収
    6. 監査時の製造所側の対応
    7. 監査メモの取り方とラップアップで話すこと、レポート作成について
    8. 1日の監査で最大の成果を生む (事例)
  3. GMPの監査基準について
    1. 薬食監麻発第0330001号 医薬品・医薬部外品GMP省令条項別適合性評価基準 (GMP適合性調査要領)
    2. システム監査用のチェックシート (厚生労働科学研究班)
    3. 原薬GMPガイドライン (PIC/S GMP PartⅡ) による監査
    4. PIC/S GMP、cGMP監査基準とギャップ分析用チェックシート
  4. 計画的且つ効率的な監査の進め方
  5. 監査員に必要な知識と技能
  6. 監査体制の確立
    1. 監査組織と監査システム
    2. GMP監査員の人材育成と監査員認定:監査に必要な専門的知識、教育訓練、資格認定
    3. GMP監査要員のスキルアップ
    4. GMP監査員の継続的な教育訓練と監査履歴管理
  7. リスクベースシステム監査実施のノウハウ
    1. システム監査 (監査の背景)
    2. 日本のシステム監査
    3. FDAのシステム監査 (cGMP6つのシステム監査とチェックリスト)
    4. 文書・ドキュメント監査のポイント
    5. プラントツアーでの目視による着眼点
    6. データインテグリティ対応 (PMDA,FDA 国内製造所指摘事例)
  8. 効果的なGMP監査スケジュールと留意点
    1. GMP監査スケジュールと計画書の立案
    2. PIC/GMPガイドの6つのシステム分割
    3. GMP監査 (調査) 結果に基づく評価とその活用 (システム別、製造所別評価)
  9. サプライヤー・外部委託先監査 (期待されるGMP監査員としての更なるスキルアップ)
    1. サプライヤー監査の実際 (監査対象の拡大)
    2. 外部委託先へのGMP監査の留意点
  10. GMP監査チェックシートの活用
    1. 監査用評価シートの作成要領
    2. 監査シートの作成事例 (品目特性、製造所別)
  11. 文書監査 (ドキュメントレビュー) の留意点
    1. 指摘事例とそのポイント
    2. コンピューター化システムにおける記録管理
    3. PMDA指摘事例
  12. FDA監査でのcGMP適合性 (事例)
  13. 計画書・報告書
    1. 監査計画書、報告書記載内容
    2. 指摘事項のランク分け
  14. 監査対応と製品品質システム (PQS) の適切な運用
    1. 海外製造所監査対応 (FDA監査、PIC/S監査、海外委託先監査)
    2. 監査結果によるリスク管理 (PQS対応事例)
    3. PQSの運用と監査結果の実効性の評価
  15. まとめ
    • 質疑応答

講師

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。

本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/12/25 グローバル開発における承認申請のための医薬英語/英文ライティング入門 オンライン
2024/12/26 簡便化、抜け防止の観点をふまえたGMP SOP/製造指図記録書の形式・作成 (改訂) ・記入方法 オンライン
2024/12/26 再生医療等製品/細胞治療製品における規制要件の理解と申請書作成のポイント (入門講座) オンライン
2024/12/26 原薬GMP/ICH Q7・Q11の要件理解と原薬プロセスバリデーション実施時の注意点 オンライン
2024/12/27 PIC/Sを踏まえた治験薬GMPガイドラインと運用上の注意点および三極 (日米欧) 規制の解説 オンライン
2024/12/27 医薬品製造現場におけるコスト削減と少人数体制のQC/QA業務効率化 オンライン
2024/12/27 英文メディカルライティング基礎講座 オンライン
2024/12/27 医薬品製造施設 (バイオ、合成原薬、固形製剤、無菌製剤) の構造設備に関わるGMP講座 オンライン
2024/12/27 ICH品質関連ガイダンス視点から考えるCTD-Q記載要求事項と効率的申請資料作成法 オンライン
2025/1/6 開発段階に応じた治験薬GMP対応とICH Q14 (分析法の開発) への取り組み オンライン
2025/1/6 改正GMP省令、PIC/S DIガイドをふまえたGMP文書・記録の再点検 (データ改竄、捏造、隠蔽防止のための工夫) オンライン
2025/1/6 中小製薬企業のためのテーマ創出・研究開発・製品戦略の策定・推進 オンライン
2025/1/6 EU規制をベースにしたPharmacovigilance監査の基礎 オンライン
2025/1/7 医薬品モダリティ (抗体/核酸/中分子/再生医療) の実用化とDDS技術の特許戦略 オンライン
2025/1/8 アレニウス式加速試験におけるプロット作成と予測値の取扱い オンライン
2025/1/8 GMP教育とQuality Culture醸成のポイント オンライン
2025/1/8 失敗成功事例から学ぶ原薬の各ステージでのスケールアップ製造のポイント オンライン
2025/1/8 滅菌製品および無菌医薬品における微生物試験の実務とバリデーションのポイント オンライン
2025/1/8 薬価申請・原価計算方法の実際と交渉で有効なデータ取得・資料作成のポイント オンライン
2025/1/9 注射剤の異物検査の方法と基準設定及び異物低減方法 オンライン

関連する出版物

発行年月
2017/9/29 疾患・病態検査・診断法の開発
2017/8/31 きのこの生理機能と応用開発の展望
2017/6/21 体外診断用医薬品開発ノウハウ
2017/4/25 非GLP試験での効率的な信頼性基準適用と品質過剰の見直し
2014/11/27 3極対応リスクマネジメントプラン策定とEU-GVPが求める記載事項/国内との相違点
2014/11/15 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/11/15 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/7/30 高薬理活性医薬品・封じ込めQ&A集
2014/6/10 コンタクトレンズ用装着点眼剤 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/6/10 コンタクトレンズ用装着点眼剤 技術開発実態分析調査報告書
2013/9/2 原薬・中間体製造プロセスにおける課題と対策
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書
2013/5/31 在宅でのCDTM(共同薬物治療管理)の実践と薬局・薬剤師の次世代モデル
2013/5/30 新薬開発にむけた臨床試験(第I~III相臨床試験)での適切な投与量設定と有効性/安全性評価
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書
2013/3/27 医薬品・食品包装の設計と規制・規格動向 - 品質・安全・使用性向上のために -
2013/2/27 リスクマネジメント・CAPA(是正措置・予防措置)導入手引書
2013/2/5 放射線医療(癌診断・治療) 技術開発実態分析調査報告書