技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

日米欧に対応した治験薬の製造と品質管理

ライブ配信セミナー

日米欧に対応した治験薬の製造と品質管理

~申請資料作成から有効期間設定にどう対応すべきか~
オンライン 開催

開催日

  • 2020年6月9日(火) 10時00分 16時30分

修得知識

  • 臨床試験とそこで使用される治験薬の特徴
  • 日本におけるGCP省令と治験薬の関係
  • 医薬品GMPと治験薬GMPのポイント
  • 日米欧における治験開始までのプロセス
  • 治験薬から最終的な製品へ、 – 一貫性と同等性がKey –
  • 治験薬の有効期間をどう設定するか
  • 治験薬の委託製造とその管理上のポイント
  • 治験薬の輸送試験とGDP
  • バイオ医薬品の品質管理とカルタヘナ法

プログラム

 新薬の有効性を検証するために、臨床試験は避けて通ることのできない重要なプロセスである。そして、この試験に使用される治験薬の開発・製造・品質管理の失敗は、そのまま新薬開発の失敗につながる。しかし、開発初期段階にある治験薬は、承認された医薬品とは異なる製造・品質管理上の特徴、たとえば、品質規格の設定、製造法に関するバリデーション、そして治験薬GMPへの対応など、いろいろな課題がある。さらに、医薬品のグローバル開発が一般的となった今日、国内だけではなく海外で使用される治験薬への対応も求められている。本セミナーでは、治験薬製造・品質管理に向けた5つの課題を取り上げ、そうした課題にどう対応すべきか、演者のこれまで経験を中心に紹介する。

  1. はじめに
    1. 新薬開発の基本的なプロセスと治験薬の位置付け
    2. 薬機法上の治験薬とそれが意味するもの – 治験と臨床試験 –
    3. マイクロドーズ試験と治験薬
    4. 臨床薬理試験、探索的臨床試験、検証的臨床試験と治験薬
    5. 治験薬に求められる包装
    6. 治験薬に係る過去の話題 – Phase 1用治験薬はcGMPの対象外? –
  2. 治験薬と品質リスクマネジメント
    1. リスクとは何か – リスク管理?危機管理? –
    2. 治験薬に対する品質リスクマネジメント
    3. 医薬品のライフサイクルマネジメントにおける治験薬の位置付け
  3. 治験薬製造におけるポイント – その1:治験を開始するまでプロセス –
    1. 日米欧規制当局が求める治験階までのプロセス
    2. 原料の入手と品質管理 – 原材料の安定供給 –
    3. 治験薬の品質規格をどう設定するか
  4. 治験薬製造におけるポイント – その2:治験薬GMPを理解する –
    1. 治験薬GMPのポイント – 医薬品GMPと何が異なるか –
    2. 開発段階で治験薬も変わっていく? – 一貫性と同等性 –
  5. 治験薬製造のポイント – その3:バリデーションかベリフィケーションか –
    1. 治験薬GMP及びQ&A集に見る治験薬のプロセス管理の特徴
    2. バリデーション/ベリフィケーションかの判断基準とは?
  6. 治験薬製造のポイント – その4:有効期間をどう設定するか? –
    1. 治験薬に求められる有効期間とは? – 再製造可、延長か –
    2. 治験薬の有効期間をどう設定するか?
    3. 治験薬の輸送中の安定性をどう担保するか
  7. 治験薬製造のポイント – その5:委託製造への対応 –
    1. 委託製造先をどうやって決めるか?
    2. 技術移転のポイント – 技術の移転から知識の移転へ –
    3. 製造で問題が発生した時の対応 – トラブル事例を中心に –
  8. バイオ医薬品の治験薬
    1. カルタヘナ法とは何か
    2. バイオ医薬品の品質管理と治験開始までのプロセス – 経験を基に –
    3. バイオ医薬品の品質管理上のポイント – 規制当局の視点 –
  9. まとめ

講師

  • 宮嶋 勝春
    PURMX Therapeutics, Inc.
    シニアダイレクター

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 30,000円 (税別) / 33,000円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/2/19 GMPで必須となる英語表現と対応エラー事例 オンライン
2025/2/19 わかりやすい製造指図書およびSOP作成のポイント オンライン
2025/2/19 医薬品工場建設におけるURS作成時の留意点およびトラブル防止・バリデーションのポイント オンライン
2025/2/19 核酸医薬品・メッセンジャーRNA医薬品を対象とするドラッグデリバリーシステムの現状と将来展望 オンライン
2025/2/19 ペプチド医薬品原薬の製造プロセス開発 オンライン
2025/2/19 医薬品製造設備におけるクリーンルームの基礎と空調設備の設計・維持管理 オンライン
2025/2/20 非臨床試験: 各治験段階における規格とバリデーション実施の具体的ポイント オンライン
2025/2/20 医薬分野におけるモダリティー開発視点からのイノベーション発掘と事業化戦略 オンライン
2025/2/20 PMDA審査官から高評価が得られる非臨床領域のメディカルライティング オンライン
2025/2/20 費用対効果 (日本版HTA) 評価の基礎講座 オンライン
2025/2/20 医薬部外品における承認申請書作成ノウハウおよびPMDA相談のポイント オンライン
2025/2/21 ヒューマンエラー防止に必要なSOPの書き方の工夫と文書管理 東京都 会場・オンライン
2025/2/21 製造/ラボにおける監査証跡の具体的な運用方法・管理と効率的なレビュー手順・頻度 (どこまですべきか) ・記録の残し方 オンライン
2025/2/21 非臨床試験 (基礎研究、信頼性基準試験) における電子データ完全性確保・電子ノート使用とクラウド利用でのデータ管理 オンライン
2025/2/21 コンピュータ化システムバリデーション (CSV) の基礎とデータ・インテグリティ確保 オンライン
2025/2/21 GMPにおける (製造・試験) 外部委託業者管理・監査の留意点とチェック項目 オンライン
2025/2/21 細胞培養加工の工程設計およびAIを活用したバイオ生産マネジメントシステム オンライン
2025/2/21 デジタルを基盤としたニューモダリティー医薬品/ヘルスケアの探索・初期評価と事業性検討 オンライン
2025/2/24 アジア主要国のオーファンドラッグ薬事規制・承認申請の相違点と実務対応 オンライン
2025/2/24 医薬品ライセンスにおける契約交渉のポイント オンライン

関連する出版物

発行年月
2017/8/31 きのこの生理機能と応用開発の展望
2017/6/21 体外診断用医薬品開発ノウハウ
2017/4/25 非GLP試験での効率的な信頼性基準適用と品質過剰の見直し
2014/11/27 3極対応リスクマネジメントプラン策定とEU-GVPが求める記載事項/国内との相違点
2014/11/15 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/11/15 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/7/30 高薬理活性医薬品・封じ込めQ&A集
2014/6/10 コンタクトレンズ用装着点眼剤 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/6/10 コンタクトレンズ用装着点眼剤 技術開発実態分析調査報告書
2013/11/28 正しいALCOA原則・実践から治験Quality Managementと適合性調査
2013/9/27 PMDA要求「EDC管理シート」記載方法と適合性調査対応 (ebook版)
2013/9/2 原薬・中間体製造プロセスにおける課題と対策
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書
2013/5/31 在宅でのCDTM(共同薬物治療管理)の実践と薬局・薬剤師の次世代モデル
2013/5/30 新薬開発にむけた臨床試験(第I~III相臨床試験)での適切な投与量設定と有効性/安全性評価
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書
2013/3/27 医薬品・食品包装の設計と規制・規格動向 - 品質・安全・使用性向上のために -
2013/2/27 リスクマネジメント・CAPA(是正措置・予防措置)導入手引書