技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

医薬品製造業/医薬品製造販売業のQA (品質保証) 担当者 育成講座

ZOOMを使ったライブ配信セミナー

医薬品製造業/医薬品製造販売業のQA (品質保証) 担当者 育成講座

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、GMP適合性調査を受ける立場/行なう立場の両面からみたQA業務のポイントなど、医薬品製造品質保証部門が知っておくべきポイントを解説いたします。

開催日

  • 2020年5月22日(金) 10時30分 16時30分

プログラム

 日本が、2014年7月にPIC/Sに加盟以降、グローバルGMPが押し寄せている。また2020年には、GMP省令改正が予定されている。改正GMP省令では、品質保証 (QA) 部門の設置やその業務について規定され、QA部門の業務は、益々多様化するであろう。QA部門 (工場、本社) に配属になり、初級教育を受け、実務経験を経ると、様々なGMP責任者の責務を負うことになるのではないだろうか。製造業では、自社工場のGMP推進や教育、行政によるGMP適合性調査への対応を任されることになる。また、製造販売業では、GQPの観点から承認品目の製造所 (原薬を含む) の製造管理・品質管理が適切であるかを確認し、「GMP適合」を取得させる必要がある。
 本セミナーでは、初級教育が完了したQA担当者や、更にGMPの理解レベルの向上を目指す方を対象に、GMP適合性調査を受ける立場/行なう立場の両面から、GMPのポイントを整理し、QA業務にどのように取り組んだらよいかを解説する。

  1. 薬機法改正/GMP省令改正 (受ける立場も行なう立場も)
    1. GMPの潮流
    2. 薬機法改正からGMP省令改正まで
    3. 薬機法改正のポイント (GMP/GQP関連)
    4. GMP省令改正のポイント
      • GMP省令改正の方向性
      • 記録の改竄、隠蔽の悪例
        • 行政による立ち入り検査の手法の見直し (無通告査察)
        • 行政による査察手法の見直し (Data Integrity)
      • GMP改正省令案の紹介
        • 医薬品品質システム (ICH-Q10)
        • 品質リスクマネジメント (ICH-Q9)
        • 品質保証 (QA) 部署/担当の設置
        • 承認書遵守の徹底
        • 製販への連絡・製販との連携
        • 設備共用の禁止規定
        • Data Integrity
        • データインテグリティ (GxPで要求される)
        • 製薬協DIツールの概要紹介
        • 製薬協DI教育マテリアルの概要紹介
    5. GQP省令のポイント
    6. 製造業と製造販売業の連携
  2. GMP適合性調査とは (GMP適合性調査を受ける立場)
    1. 「孫氏の兵法」を知っていますか?
  3. 行政の行なうGMP適合性調査 (GMP適合性調査を受ける立場)
    1. 法的要件と目的
    2. GMP適合性調査の調査権者
    3. 実地調査と書面調査
  4. 都道府県によるGMP適合性調査実施例 (GMP適合性調査を受ける立場)
    1. 山口県によるGMP適合性調査
    2. その他の都道府県
  5. PMDAによるGMP適合性調査実施例 (海外製造所が受ける場合) (GMP適合性調査を受ける立場)
    1. PMDAの調査方針
    2. 実地調査の日程 (標準)
    3. 調査当日の対応 (留意点)
    4. 指摘事項への回答対応
    5. PMDAの指摘事例
    6. 気になる回収
    7. PMDA調査員の着眼点
    8. 今後の監査にて注目すべき事項!
  6. GMPのとらえ方 (GMP適合性調査を行なう立場)
    1. キーマンはどう考えているか
  7. GMPの概念とは? (GMP適合性調査を行なう立場)
  8. 監査とは (GMP適合性調査を行なう立場)
    1. GMP監査の種類と手順書
      • 監査の分類
      • 臨時監査の目的と実施時期
    2. GMP監査の立案と調整
    3. 監査院認定
    4. 書面監査の着眼点
      • 書面調査におけるチェックポイント
      • 文字修正のチェックポイント
    5. 現場監査の着眼点
      ~どこを見て、何を尋ねるか、それは何故か~
      • 倉庫等の保管場所
      • 温度マッピング
    6. 異物/防虫対策の確認
    7. 防虫対策の確認
      • 虫の同定
      • 虫を近づけさせない (設備対応は?)
    8. 製造支援設備
    9. 秤量からバルク製造までの工程の確認
      • ダブルチェックは適切か?
      • 交叉汚染
      • 外観検査
      • 試験検査室
    10. 監査報告書の作成
      • 監査報告書
      • 指摘ランク調整
      • 監査報告書 (指摘事項リスト)
    11. 監査フォローアップ
      • 監査完了報告書
      • 完了報告
    12. より良いチェックリストとは?
      • チェックリストの重要性
      • GQP適合性調査に準備するとよい一覧表
      • プラントツアーの重要性

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/1/6 開発段階に応じた治験薬GMP対応とICH Q14 (分析法の開発) への取り組み オンライン
2025/1/6 中小製薬企業のためのテーマ創出・研究開発・製品戦略の策定・推進 オンライン
2025/1/6 EU規制をベースにしたPharmacovigilance監査の基礎 オンライン
2025/1/7 医薬品モダリティ (抗体/核酸/中分子/再生医療) の実用化とDDS技術の特許戦略 オンライン
2025/1/7 再生医療等製品の製造現場におけるGCTP適合性調査対策のポイント オンライン
2025/1/8 アレニウス式加速試験におけるプロット作成と予測値の取扱い オンライン
2025/1/8 GMP教育とQuality Culture醸成のポイント オンライン
2025/1/8 滅菌製品および無菌医薬品における微生物試験の実務とバリデーションのポイント オンライン
2025/1/8 薬価申請・原価計算方法の実際と交渉で有効なデータ取得・資料作成のポイント オンライン
2025/1/9 注射剤の異物検査の方法と基準設定及び異物低減方法 オンライン
2025/1/9 承認申請・メディカルライティングコース オンライン
2025/1/9 原薬GMP基礎講座 オンライン
2025/1/9 CTD/照会回答書作成のためのメディカルライティング オンライン
2025/1/10 NPV (Net Present Value) 計算による医薬品事業性評価の基礎知識 オンライン
2025/1/10 インド・中国における医薬品薬事戦略と現地対応ノウハウ オンライン
2025/1/14 日米欧当局のプロセスバリデーションにおける要求事項と承認申請にむけた準備について オンライン
2025/1/14 承認申請パッケージにおける海外データ利用と開発戦略 オンライン
2025/1/14 QA業務 (GMP監査・自己点検) 入門講座 オンライン
2025/1/14 医療機器プログラムにおける該当性判断のポイントと事業化への留意点 オンライン
2025/1/14 承認申請にむけた個別症例安全性報告 (ICSR) の取り扱いと評価 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応 (製本版 + ebook版)
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略 (製本版 + ebook版)
2023/11/30 当局査察に対応した試験検査室管理実務ノウハウ
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション - (製本版 + ebook版)
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション -
2023/8/31 ゲノム編集の最新技術と医薬品・遺伝子治療・農業・水畜産物
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応 (製本版 + ebook版)
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応
2023/2/28 mRNAの制御機構の解明と治療薬・ワクチンへの活用
2023/1/31 超入門 改正GMP省令セミナー
2023/1/31 新規モダリティ医薬品のための新しいDDS技術と製剤化
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法 (製本版 + ebook版)
2022/11/30 抗体医薬品製造
2022/7/29 ペプチド医薬品の開発・事業化戦略および合成・分析・製造ノウハウ
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策 (製本版 + ebook版)
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策