技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

診断薬・バイオマーカー開発のためのこれからの新市場開拓とビジネス事業化のポイント

診断薬・バイオマーカー開発のためのこれからの新市場開拓とビジネス事業化のポイント

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、近未来の医療を予測し、近未来の医療には新たな価値を持たせた診断薬・バイオマーカーが欠かせないこと、診断薬・バイオマーカービジネスにおける大きなビジネスチャンス、参入の視点・ポイントを解説いたします。

開催日

  • 2020年5月20日(水) 10時30分 16時30分

プログラム

 現代の医療環境において診断薬・バイオマーカーの使われ方にパラダイム・シフトが起こりつつあり、価値観が大きく変わろうとしています。このパラダイム・シフトに対応できる診断薬・バイオマーカーとはどのようなもので、診断薬・バイオマーカーの新たなビジネスププランを具体化するためにどうすれば良いかを検討しなければならなりません。
 本セミナーでは近未来の医療を予測し、近未来の医療には新たな価値を持たせた診断薬・バイオマーカーが欠かせないこと、診断薬・バイオマーカービジネスに大きなビジネスチャンスが存在することを述べます。近未来医療では今までのような診断薬・バイオマーカーの存在価値は低下し、新たな発想での診断薬・バイオマーカーが必要となり、従来型の診断薬・バイオマーカービジネスが収益事業として成立させることが難しいということになります。つまり、近未来の医療ビジネスの世界では、新しいビジネスチャンスが生まれ、多くの企業に診断薬・バイオマーカー事業への新規参入が可能となるということを意味しています。
 本セミナーでは診断薬・バイオマーカーのビジネスを展開している企業、新規参入企業にもビジネスチャンスがあることを、できるだけ具体的に述べるつもりであります。

  1. 診断薬・バイオマーカーに起こるパラダイム・シフト
    1. 「病気の可能性を診断する」ための診断薬・バイオマーカーの価値はあるのか?
    2. 「個別化医療の価値を上げる診断薬、バイオマーカー」とは?
      - 個別化医療の価値を上げる診断薬、バイオマーカーの役割
      1. 患者を選別する
      2. 選別された患者に最適な治療法を示す
      3. 患者にとって最適な治療であったかを検証する
      4. 治療の費用対効果の検証、医療経済効果の検証を行う
  2. 診断薬・バイオマーカー研究開発は新たなフェーズに入らなければならない
    1. 今までの標準治療のための診断薬・バイオマーカーの使われ方
    2. 診断薬・バイオマーカーの新しいトレンドとは何か?
    3. コンパニオン診断として、薬物療法が有効と思われる患者を選択するための診断薬
    4. ガン治療薬とコンパニオン診断
    5. 診断薬の使い方が変わりつつある
    6. ガン診断薬
    7. バイオマーカーから診断システムへの進化とは
    8. 新たなバイオマーカーとしてmiRNAの活用
      ~なぜ miRNA がバイオマーカーとして適しているのか?~
      1. miRNAがガン治療薬のコンパニオン診断薬となることが期待せれている
      2. 実際、何種類かのガンでバイオマーカーとしての価値は証明されている
  3. 診断薬・バイオマーカーの新たな市場を開拓しなければならない
    • アグレッシブ診断薬・バイオマーカーという概念を作ることで、新たな市場が開拓できる
    • アグレッシブ診断薬・バイオマーカーとは?
      1. 生活習慣病のリスクを判定する診断薬・バイオマーカー
      2. 個別化医療製品の臨床試験のための診断薬・バイオマーカー
      3. 個別化医療のための診断薬・バイオマーカー
      4. 個別化医療の信頼性を確保するための診断薬・バイオマーカー
      5. 高額医療製品の価値を高めるための診断薬・バイオマーカー
      6. 高額医療製品の価格を下げるための診断薬・バイオマーカー
      7. 服薬管理のための診断薬・バイオマーカー
      8. ファッショナブル医療、トレンディ医療、スマート医療における診断薬・バイオマーカーの重要性
      9. 医療経済の観点で医療製品の価値を決めることになる診断薬・バイオマーカー
  4. 診断薬・バイオマーカーの対する考え方を根本的に変える
    1. 診断薬・バイオマーカーの対する考え方を根本的に変えるにはどうすれば良いか?
      • 診断薬・バイオマーカーが医療の主役にはなれないが、少なくとも黒子ではなく、舞台に上る脇役、それも名脇役にならなければならない、ということである。
        1. 個別化医療が有効であるのかを検証する仕組みが必要であるが、検証のための主役が診断薬・バイオマーカーである。
        2. 拡大する医療費を抑制するためには使われた医療費の費用対効果を検証しなければならないが、この時の主役も診断薬・バイオマーカーである。
        3. 近未来の医療が医療経済にどのような影響を与えているかの検証を行うための主役が診断薬・バイオマーカーである。
    2. 個別化医療の定義を広げ、ビジネスの場を広げる
    3. 名脇役になるためには?
  5. まとめ
    1. 近未来の医療においては診断薬・バイオマーカーの存在、その有効活用が医療の質を左右するということができる
    2. 近未来の医療がどのように変わるのかを予測し、近未来医療の価値を高める診断薬・バイオマーカーというものを意識し、近未来医療の研究開発と連携しなければならない。
    3. 例えば診断薬・バイオマーカー研究会を作り、患者の層別化、治療のレスポンダー探しに診断薬・バイオマーカーは重要であることを世間にアピールすることが可能か?

会場

江東区産業会館

第1会議室

東京都 江東区 東陽4丁目5-18
江東区産業会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)

案内割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/6/27 開発段階における治験薬GMP-QA業務と有効期間設定・変更管理 オンライン
2024/6/28 品質管理試験室にむけたQC点検と信頼性確保 / 分析法バリデーションに必要となる統計解析 / 基準値設定・分析法変更/技術移転時の同等性評価 (3コース) 東京都 会場・オンライン
2024/6/28 品質管理試験室にむけたQC点検と信頼性確保の対応 東京都 会場・オンライン
2024/6/28 医薬品製造におけるフロー合成のGMP適用 / マイクロリアクターで良く起こるトラブル解消方法と対策事例 オンライン
2024/6/28 GMPにおける逸脱・不備・不整合からのCAPA運用・手順・管理と逸脱防止対策 オンライン
2024/6/28 再生医療等製品における承認審査・申請資料作成/条件及び期限付承認の場合の留意点 オンライン
2024/6/28 経皮吸収製剤における評価と生物学的同等性試験のポイント オンライン
2024/6/28 PIC/S GMP Annex1を踏まえた滅菌製品・無菌医薬品の微生物試験とバリデーションのポイント オンライン
2024/6/29 非無菌医薬品における微生物学的品質管理の必要レベルと微生物限度試験法実施事例 2023 オンライン
2024/7/1 ASEAN各国の医薬品申請のための薬事制度と申請資料作成方法 オンライン
2024/7/2 試験検査室管理におけるGMP対応の重点チェックポイント オンライン
2024/7/2 GMP/GQP-QAが行うべき逸脱管理とCAPAの適切性の評価とチェックリストの活用 オンライン
2024/7/2 GMP省令改正における原材料供給者管理への対応と原薬・原料・資材各々の取決め事例 オンライン
2024/7/2 ICH Q3D/日局をふまえた元素不純物管理 (新薬・既存薬) のための分析・試験法設定のポイント オンライン
2024/7/3 医薬品QA業務 実務講座 オンライン
2024/7/3 医薬品の知財制度と特許戦略 入門講座 オンライン
2024/7/3 「バイオ医用高分子」入門 東京都 会場・オンライン
2024/7/3 変更管理・逸脱管理コース (2日間) オンライン
2024/7/3 適正なCAPA実現につながる逸脱・OOS処理フロー及び原因・試験室調査の進め方と処置事例 オンライン
2024/7/3 免疫性血栓性血小板減少性紫斑病の歴史、病態、治療の新たな展開と残された課題 オンライン

関連する出版物

発行年月
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版)
2022/3/31 疾患原因遺伝子・タンパク質の解析技術と創薬/診断技術への応用
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善 (書籍 + ebook版)
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点)
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点) (製本版 + ebook版)
2021/10/11 抗ウイルス薬 (CD-ROM版)
2021/10/11 抗ウイルス薬
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価 (書籍版 + ebook版)
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価
2021/8/31 創薬研究者・アカデミア研究者が知っておくべき最新の免疫学とその応用技術
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請 (製本版+ebook版)
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール (書籍 + ebook版)
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ
2020/6/30 米国での体外診断用医薬品の開発/審査対応 実務集
2020/4/27 各国要求及び治験環境と現地の実情
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -