技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

化学プロセスにおける統計的品質管理

化学プロセスにおける統計的品質管理

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、統計的品質管理の基礎からチーム作りのポイントまでノウハウを紹介いたします。
受講後にすぐ活用できる管理ツールを紹介いたします。

開催日

  • 2020年3月30日(月) 12時30分 16時30分

受講対象者

  • メーカーなどの技術者、研究者、品質管理担当者、技術チームリーダー、工場長、サプライチェーンマネジメント担当者

修得知識

  • SPC管理手法
  • 統計的品質管理で的確に品質を評価する方法
  • 統計的品質管理を元にした市場要求に対応のとれたアカウンタビリティー
  • 故障メカニズム仮説のデザインなど故障解析の基本

プログラム

 国内化学メーカーなど世界的に大きな存在感を発揮しているのが高付加価値分野です。しかし、原料の不確かさ、プロセスの不確かさにより製品品質にばらつきが生じるケースがあります。我々は統計学的管理手法を用いた強靭なインフラを整備し、包摂的で持続可能な産業化を推進するとともに、技術革新を実行しなければなりません。このような時代背景では従来の記憶や勘に頼った生産スタイルでは大変革時代生き残りは難しいでしょう。
 本講義ではまず、中小企業白書から統計の理解を深めるとともに今後の国内企業のあり方を考察します。次に化学工場をモデルに主にSPC管理に特化した講義を行います。本講義で紹介した管理ツールは受講後ダウンロードすることができますので (一部) 、翌日から管理ツールを元に統計的品質管理ができるようになります。
 統計的品質管理は1人で行うには限界があり、チーム作りが必要です。後半には統計的品質管理を武器に社内でリーダーシップを示せるチーム作りのポイントを解説しますので、実務ですぐに使える知識を手に入れることができます。統計的品質管理の基礎を学びたい方から実務エキスパートを目指す方まで、大変おすすめです。

  1. 統計で見る中小企業をとりまく環境
    1. 中小企業白書から読み解くこれからの国内企業の方向性
    2. 統計的品質管理の目的
    3. 供給者管理で優位性を示す統計的品質管理の役割
  2. SPC管理の実践
    1. 統計管理の基礎知識
    2. 異常の判断基準
    3. 管理項目・管理幅の決め方
    4. SPC管理の結果の活用
    5. SPC管理のメリットとマネジメントの注意点
  3. 統計的工程管理の活用事例
    1. t検定・F検定
    2. 品質のばらつき防止 ヒストグラムによるトレンド管理
    3. 責任は現場ではない 特性要因図による組織の不健全さの指摘
    4. 問題解決の時間短縮法 FTA型過去トラブルリストの活用
    5. 分析サイト変更で活用 GRR (Gage R&R)
  4. 統計的品質管理を用いた再発防止・未然防止の進め方
    1. 過去トラブルリストの作成
    2. 強靱なチーム作りのポイント
    3. リスクコミュニケーションベースのトラブル未然防止

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,000円(税別) / 46,200円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

アカデミック割引

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の学生に限ります。
教職員や研究員、企業に在籍されている学生には適用されません。
また、当日学生証をご持参ください。

本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/5/30 品質工学の考え方とパラメータ設計・実務への活用 オンライン
2024/5/31 化学分析担当者が知っておくべき分析データの取り扱い基礎講座 オンライン
2024/5/31 GMP事例集 (2022年版) 徹底解説セミナー オンライン
2024/6/3 管理図 オンライン
2024/6/6 品質管理の基礎 (4日間) オンライン
2024/6/6 品質管理の基礎 (1) オンライン
2024/6/7 未然防止のためにFTAを効率的に使いこなすポイント 東京都 会場・オンライン
2024/6/7 電子機器の故障未然防止・故障解析入門講座 オンライン
2024/6/7 試験部門 (QC) におけるデータの電子化とインテグリティ対策 オンライン
2024/6/12 化学プロセスにおける速度式の求め方と設計・スケールアップへの応用 オンライン
2024/6/12 品質管理の基礎 (2) オンライン
2024/6/12 GMP事例集 (2022年版) 徹底解説セミナー オンライン
2024/6/13 異物ゼロへのアプローチ オンライン
2024/6/14 化粧品の品質安定性確保と評価の進め方・トラブル対応 千葉県 オンライン
2024/6/14 化学物質 (有機溶剤) の安全な取り扱い講座 オンライン
2024/6/18 開発・設計・生産技術段階での試作品の適切な評価方法 オンライン
2024/6/19 Excelを使ったシミュレーションで直感的に学ぶサンプリング試験 (抜取検査) の全体像を把握し、適切に設計・運用する具体的ノウハウ オンライン
2024/6/19 はじめての品質対応/なんとか改善したい品質対応 5つのポイント オンライン
2024/6/21 化学プロセスにおける設備スケールアップのコスト試算・設備投資採算性検討 オンライン
2024/6/21 ヒューマンエラーから脱却するための「人間重視のヒューマンエラー防止法」 東京都 会場・オンライン

関連する出版物

発行年月
2023/6/30 加速試験の実施とモデルを活用した製品寿命予測
2023/4/28 ケモインフォマティクスにおけるデータ収集の最適化と解析手法
2022/8/2 カーボンニュートラルのためのグリーン燃料と化学品
2022/1/12 製造DX推進のための外観検査自動化ガイドブック
2021/10/18 医療機器の設計・開発時のサンプルサイズ設定と設定根拠
2020/11/6 QC工程表・作業手順書の作り方
2019/8/30 ヒューマンエラーの発生要因と削減・再発防止策
2015/10/22 FMEA・DRBFMの基礎と効果的実践手法
2014/2/15 3M〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/2/15 3M〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書
2013/6/3 プラスチックのタフニングと強度設計
2013/2/1 患者情報の安全管理と法的にみた診療記録のあり方
2013/1/31 ヒューマンエラー対策 事例集
2011/9/20 三菱化学 技術開発実態分析調査報告書
2010/12/10 総合化学7社 技術開発実態分析調査報告書
2010/10/28 薬物動態(「ヘ」項)試験におけるデータ・試験の信頼性確保・保証とQC・QA手法/タイミング
2009/5/25 三菱化学と住友化学と三井化学 分析 技術開発実態分析調査報告書
2009/5/25 三菱化学と住友化学と三井化学 分析 技術開発実態分析調査報告書 (PDF版)
2006/3/10 信頼性抜取り試験・加速試験とデータ解析
1998/6/15 電子機器・部品の複合加速試験と信頼性評価技術