技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

プラスチックの力学特性と複合化による改善手法

高強度、強靭化、高耐衝撃性設計のための

プラスチックの力学特性と複合化による改善手法

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2020年2月21日(金) 10時30分 16時30分

修得知識

  • プラスチック成形品の力学特性
  • 高分子複合材料の設計指針

プログラム

 プラスチックは金属やセラミックスと比べて軽量でかつ成形加工性に優れることから、日用品、医療、食品包装などの身近な分野から自動車、航空機などの輸送機器と広域な分野で使用されている。プラスチック成形品の力学特性を知ることは、プラスチック成形品の設計に携わる上で必要不可欠である。
 本講義ではプラスチック成形品の力学特性に関する基礎知識から解説し、材料設計や構造解析に欠かせない技術や試験方法についても解説する。さらにポリマーブレンドや、ガラス繊維や炭素繊維などをプラスチックに複合化した繊維強化プラスチックの力学特性についても理論から丁寧に解説し、複合化の効果を効果的に発現するための手法についても実例を交えて解説する。

  1. 力学の基礎
    1. 力学とは?
    2. 力の分類 (負荷形態)
    3. 力の分類 (負荷速度)
    4. 応力とは?
    5. 応力の分類
    6. ひずみとは?
    7. ひずみの分類
    8. 力学特性とは?
    9. 力学特性の分類
  2. プラスチックの力学特性
    1. 降伏現象/クレイズと剪断帯
    2. 引張降伏開始応力
    3. 曲げ降伏開始応力
    4. 縦弾性係数
    5. ポアソン比
  3. 解析に必要な評価方法
    1. 3点曲げ試験
    2. ノッチ付き衝撃試験
    3. 示差走査熱量測定
  4. ポリマーブレンドの力学特性
    1. 2つの降伏現象
    2. 降伏条件① 界面剥離
    3. 降伏条件② 剪断降伏
    4. 粒子分散系複合材料の弾性率
  5. ポリマーブレンドの力学特性改善手法
    1. Case① 有機系相容化剤
    2. Case② 無機系相容化剤
  6. 繊維強化熱可塑性プラスチックの力学特性
    1. 3つの降伏現象
    2. 降伏条件① 界面剥離
    3. 降伏条件② 繊維の引抜け
    4. 降伏条件③ 繊維の破断
    5. 繊維強化熱可塑性プラスチックの弾性率
  7. 繊維強化熱可塑性プラスチックの力学特性改善手法
    1. Case① 有機系添加剤
    2. Case② ナノフィラー
    • 質疑応答

会場

江東区文化センター

3F 第4研修室

東京都 江東区 東陽四丁目11-3
江東区文化センターの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

アカデミック割引

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。

本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/3/27 プラスチック製品の強度設計に必要な材料力学 オンライン
2025/3/27 廃プラスチックのリサイクル最新動向 東京都 会場・オンライン
2025/3/27 高分子の相溶性と相分離および結晶化の基礎 オンライン
2025/3/27 粘度の基礎と実用的粘度測定における留意点と結果の解釈 オンライン
2025/3/27 シリコーン製品の基礎と用途・取り扱いのポイント オンライン
2025/3/28 固体高分子の破壊とタフニング オンライン
2025/3/28 高分子材料のレオロジー (粘弾性) の基礎と動的粘弾性測定 オンライン
2025/3/28 フェノール樹脂の基礎と応用のための組成物設計の実務知識 オンライン
2025/3/28 押出成形のトラブル対策 Q&A講座 オンライン
2025/3/28 光学樹脂における屈折率・複屈折の考え方とその測定・制御 オンライン
2025/3/28 樹脂部品開発のためのCAE (Computer Aided Engineering) オンライン
2025/3/28 チクソ性の基礎、制御、測定・評価と実用系への活用方法 オンライン
2025/3/28 フィルムの延伸・分子配向の基礎、過程現象の解明と構造形成、物性発現、評価方法 オンライン
2025/3/31 ケミカルリサイクル可能なポリマーの作製とその特性 オンライン
2025/3/31 高屈折率ポリマーの合成法と応用、およびそれらの評価方法 オンライン
2025/4/2 プラスチックの疲労破壊と耐久性評価技術 オンライン
2025/4/4 プラスチックの難燃化技術 オンライン
2025/4/7 騒音対策 (吸音、遮音) の考え方と音響メタマテリアルの遮音特性 オンライン
2025/4/8 プラスチック製品の強度設計に必要な材料力学 オンライン
2025/4/9 動的粘弾性のチャート読み方とその活用ノウハウ オンライン