技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

原薬の使用期限とリテスト MFの記載作成方法や原薬の安定性試験、モニタリング・統計解析

原薬の使用期限とリテスト MFの記載作成方法や原薬の安定性試験、モニタリング・統計解析

~原薬の一変・軽微や変更、MFについて~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2020年2月13日(木) 10時30分 16時30分

修得知識

  • 外国製造所認定
  • MF
  • 異物
  • 残留溶媒
  • 変更管理
  • 軽微変更、一部変更申請

プログラム

 原薬製造所のGMP不備のために、その原薬を使った製品の回収が行われている。また、山本化学工業のアセトアミノフェンで中国製を使っていたが、そのレギュレーション対応を行っていなかった。かつ原薬の使用期限管理の不備でその原薬を使った製品の回収が行われている。
 原薬の詳細な製造方法はMFになっており、製造販売業者は知ることができない。しかしながら、原薬メーカーのGMP不備やレギュレーション対応不備は、その原薬を使っている製造販売業者の責任である。
 原薬の不純物が発がん性があり、その不純物が含まれている製品の回収が行われている。また同じ原薬製造所でドーピング薬を製造していたため、そのコンタミが10ppm以下であるが含まれていたので製品回収が行われている。これらの対策についても紹介する。原薬に関する品質課題とその対応を紹介する。それは原薬製造所だけでなく、製造販売業者にとっても把握しておきたいことである。理解がふかまるよう実際の事例を多く紹介したい。

  1. 原薬製造所のQAとして得ておきたい知識
    1. 合成の基本知識
    2. 分析の基本知識
    3. GMP/レギュレーションの基本知識
    4. 類縁物質/不純物を減らすための知識
    5. 残留溶媒の基本知識
    6. 出発物質/製造方法変更 (製造所追加) 時の注意事項
    7. 原薬の結晶形/粒度分布が製剤に与える影響
    8. 原薬の異物対策 (グローバル品の異物事例)
  2. 原薬のGMP不備等によるその原薬を使った製品の回収など
    1. 中間製品の保管場所の違反
    2. 一変事項を軽微変更で変更
    3. GMP不備のためにその原薬を使った製品の回収 (韓国)
    4. GMP不備のためにその原薬を使った製品の回収 (日本)
    5. 薬の製造所での試験不備による製品回収
    6. 外国製造所未認定による製品回収
  3. 原薬製造のレギュレーション
    1. 外国製造所認定
    2. 原薬の承認制度廃止に伴う製造販売承認書記載
    3. MF制度
    4. 原薬の変更管理
  4. 原薬の使用期限とリテスト
    1. 原薬の使用期限不備によるその原薬を使用した製品回収
    2. 有効期間/使用期限/リテスト/品質保証期間の関係
  5. MFの記載作成方法
    1. 原薬/製剤の製造所/試験/保管場所の記載
    2. MF制度の位置づけ
      • MF制度の目的
      • オープンパートとクローズとパート
    3. 製販との関係
    4. MFの記載について
    5. 製造方法の記載 (一変/軽微事項)
    6. 一変申請事項と軽微変更届の記載の混乱
    7. 医療用医薬品の承認審査から見た課題 (PMDA)
  6. 原薬の安定性試験
    1. 加速、長期安定性試験
    2. 安定性試験時の容器
    3. 経年変化時の予測 (回帰式と95%信頼区間)
  7. 原薬の残留溶媒
    1. 日局の規定
    2. 対応
  8. 原薬の異物対応
    1. 異物除去時のレギュレーション不備 (中国)
    2. DQ不備による異物
    3. 異物除去
    4. 異物のモニタリング
  9. 原薬の変更管理 (銘柄追加、出発物質変更、製造方法変更)
    1. 出発物質変更時のトラブル
    2. 不純物プロファイル
    3. 物性確認 (溶出試験の視点からも)
  10. 原薬の品質の取り決め書
    1. 品質取決め書
    2. 売買契約書との関係
    3. GMPとGQPの関係
  11. 全梱の同一性確認
    1. 製造所の品質保証
    2. 均質性
    3. 輸送形態
    4. 実施について
  12. 原薬の不純物の発がん性による製品回収
    1. 製品回収
    2. 問題点
    3. 対策
  13. 原薬製造所のドーピング薬製造の洗浄バリデーション
    1. 製品回収
    2. 洗浄バリデーション
    3. 対策
  14. 人が創る品質/Quality Culture (FDA)
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 脇坂 盛雄
    株式会社 ミノファーゲン製薬
    顧問

会場

連合会館

405会議室

東京都 千代田区 神田駿河台三丁目2-11
連合会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 47,500円 (税別) / 52,250円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 47,500円(税別) / 52,250円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。

本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/12/4 体外診断用医薬品の保険申請戦略と申請書の書き方 オンライン
2024/12/4 GMP監査・無通告査察実施時におけるポイントとQA・QCの各対応 オンライン
2024/12/4 無菌医薬品包装規制および完全性評価手順・各種漏れ試験方法のポイント オンライン
2024/12/4 改正QMS省令に伴う滅菌製品製造 (委託滅菌の注意含む) 品の滅菌関連の留意点と滅菌バリデーション基準の要求事項/監査時の留意点 オンライン
2024/12/5 監査を1日で終わらせるコツ オンライン
2024/12/5 造粒・打錠・コーティング製造技術とスケールアップ/打錠障害・品質異変の防止・対策 東京都 会場・オンライン
2024/12/5 医薬品承認申請書のコンプライアンスとグレー部分への対応 オンライン
2024/12/5 ICH Q5A ウイルス安全性評価/外来性感染性物クリアランス評価コース オンライン
2024/12/5 ICH Q5A ウイルス安全性評価/品質審査での論点と次世代シーケンシング利用/薬事申請に当たっての留意点 オンライン
2024/12/5 ADCを含む次世代抗体医薬の知財戦略および強い特許明細書・クレームの書き方 オンライン
2024/12/6 現場の視点で考える効果的な洗浄バリデーションのポイントと継続的な検証 オンライン
2024/12/6 GMPが空調設備に求める交叉汚染防止要件とその管理 オンライン
2024/12/6 効率的・効果的な監査証跡レビュー対応の考え方 オンライン
2024/12/6 コンピュータシステムバリデーション (CSV) で要求される各規制・ガイドラインの理解 オンライン
2024/12/9 PIC/Sを踏まえた治験薬GMPガイドラインと運用上の注意点および三極 (日米欧) 規制の解説 オンライン
2024/12/9 PIC/S GMPをふまえた医薬品のサンプリング基礎知識 オンライン
2024/12/9 包装工程のバリデーションの重要ポイントと工程トラブル事例 オンライン
2024/12/9 コンプライアンス違反の事例から学ぶGMP現場の改善策 オンライン
2024/12/9 核酸医薬品の特許戦略 オンライン
2024/12/10 GMP/GDPにおける汚染管理戦略としてのペストコントロールの実態と査察指摘事項 オンライン

関連する出版物

発行年月
2020/4/27 各国要求及び治験環境と現地の実情
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2020/1/30 凍結乾燥の最適な条件設定による品質の安定化 - ラボ機と生産機の性能の違いを反映させたスケールアップ -
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向
2019/4/24 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集
2018/11/30 希少疾患用医薬品の適応拡大と事業性評価
2018/10/30 高薬理活性医薬品封じ込めQ&A集 Part2
2018/9/28 腸内細菌叢を標的にした医薬品と保健機能食品の開発
2018/8/31 がん治療で起こる副作用・合併症の治療法と薬剤開発
2018/7/31 医薬品・医療機器・再生医療開発におけるオープンイノベーションの取り組み 事例集
2018/6/29 医薬品グローバル開発に必要な英語実務集
2018/5/30 GVP Module改訂をふまえたEU Pharmacovigilance規制の実装
2018/5/18 創薬のための細胞利用技術の最新動向と市場
2018/4/25 統計学的アプローチを活用した分析法バリデーションの評価及び妥当性
2018/1/30 バイオ医薬品のCTD-Q作成 - 妥当性の根拠とまとめ方 -