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質感・感性の情報処理メカニズムの基礎と研究開発への実践的方法

質感・感性の情報処理メカニズムの基礎と研究開発への実践的方法

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2020年2月10日(月) 13時00分 17時00分

受講対象者

  • 質感を追求する製品の開発者、技術者、品質担当者
  • 質感が人の心に与える印象や影響について知識を深めたい方

プログラム

 近年、「質感」は心理学や脳科学における大きなテーマの一つとなりつつあると同時に、「ものづくり」にまつわる多くの分野において広く注目を集めている。
 本講演では、質感に関心のある研究開発者向けに、質感の研究やその成果の利用のための基本的な考え方、質感知覚を支える脳情報処理の概要、質感研究において必須となる画像特徴解析手法の入門、心理データの計測・分析方法の基礎、を様々なデモや錯覚、研究事例を交えて解説する。

  1. 基礎編
    1. 視覚情報処理の概要
      • 意識下の情報処理
      • 画像の符号化
      • 画像特徴の解析
      • 低次から高次へ
      • 「どこ」と「なに」
    2. 質感研究の枠組み
      • 質感の物理
      • 照明の構造
      • コンピュータ・グラフィクス
      • 反射・屈折・散乱
      • 現実世界における画像の複雑さ
      • 古典的視覚理論の限界
      • ヒューリスティクス
    3. 質感研究の事例
      • 画像特徴の利用
      • 光沢の知覚
      • 透明感の知覚
      • 凹凸の知覚
      • 照明の役割
      • 質感の錯覚
      • 質感から感性へ
      • 画像の質感
      • 絵画の質感
      • 魅力的な質感とは
      • 自動的な嗜好と嫌悪の反応
    4. 画像統計量とその情報処理機構
      • 自然画像の統計的規則性
      • 生態光学と画像統計量
      • 画像統計量の符号化メカニズム
      • 統計的把握を支える情報処理の原理
  2. 実績編
    1. こころ・精神への研究アプローチ
      • 心理学・脳科学に関する誤解
      • 神経活動と行動・主観
      • 情報処理という枠組み
      • ブラックボックス
    2. 質感と感性の解析方法
      • 心理物理学実験の基礎
      • 装置
      • 心理物理学的測定法
      • 自然画像の扱い
      • ソフトウェア
      • 基本的な画像処理
      • 生物学的に妥当な画像特徴
      • 色空間
      • 空間周波数
      • 統計量
      • 画像特徴と心理データの関係を解析する
      • 知覚の予測と理解
    3. 質感と感性の人工的操作
      • 画像統計量の操作
      • テクスチャ合成
      • スタイル変換

講師

  • 本吉 勇
    東京大学 大学院総合文化研究科 生命環境科学系 認知行動科学講座
    教授

会場

株式会社オーム社 オームセミナー室
東京都 千代田区 神田錦町3-1
株式会社オーム社 オームセミナー室の地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 43,000円 (税別) / 47,300円 (税込)
1口
: 56,000円 (税別) / 61,600円 (税込) (3名まで受講可)
本セミナーは終了いたしました。