技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

ケモインフォマティクスを活用した化合物の毒性評価と機械学習の応用

ケモインフォマティクスを活用した化合物の毒性評価と機械学習の応用

~データベース構築と活用法、 記述子設計技術、 サンプル数が少ない時/多い時の問題への対応~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2020年1月10日(金) 10時00分17時00分

プログラム

第1部. ケモインフォマティクスによる化合物毒性予測の基本と記述子設計技術

(2020年1月10日 10:00〜14:45) ※途中、昼食の休憩を挟みます

 化合物毒性予測は、単に数値データを化学多変量解析/パターン認識で解析すれば完了するわけではない。 ①化学とインシリコ情報の融和 (例;互変異生体の扱い) ②データ解析精度保証 (例;偶然相関、過剰適合、他) ③要因解析 (例;「なぜ毒性が出るの?」の実施)

  1. 化合物情報のデジタル化 (インシリコ情報) の留意点
    • 化合物構造はどうやって1/0に変換
    • 同一化合物を他人と自分の描いた構造式は異なるのに?
    • 互変異性体やニトロ、芳香族の扱いは?
  2. 多変量解析/パターン認識適用での留意点
    • サンプル数が少ない時/多い時の問題は?
    • 解析手法とパラメーターの関係
  3. 化学情報を乗せたパラメーターの種類と特性
    • 1/2/3次元パラメーターの違い
    • データ解析に使えるクリーンなパラメーターとは
    • 要因解析とパラメーターの関係
    • 質疑応答

第2部. 機械学習による毒性関連ビッグデータ解析と毒性予測への活用

(2020年1月10日 15:00〜17:00)

 化学構造に基づく毒性予測は困難であることが多い。特定の原因タンパク質を想定できないこと、発現機序が不明であること、そもそも毒性データ自体の入手が困難であること等がその理由として挙げられる。本講座では、これらを克服する毒性予測戦略を紹介するとともに、化学構造の取り扱いに関する基礎的注意点から応用事例までを説明する。さらに、演者が携わっている医薬品および化学品に関する毒性予測プロジェクトの概要を紹介する。

  • in silico研究の重要性
  • QSAR・QSTR解析の基礎と応用
  • ネット情報を活用したQSAR解析
  • 多変量解析と機械学習
  • 人工知能の歴史とディープラーニング
  • 分子画像を用いた機械学習
  • 薬物体内動態・毒性予測への応用例
  • 環境毒性予測コンペティション
  • 核内受容体活性化予測コンペティション
  • 米国Tox21プロジェクトとAOP
  • ヒト毒性評価における副作用データベースの活用事例
  • AMED医薬品毒性予測プロジェクト
  • 経産省化学品毒性予測プロジェクト
  • 肝毒性QSAR予測Webサービスの紹介
  • 質疑応答

講師

  • 湯田 浩太郎
    株式会社 インシリコデータ
    取締役社長
  • 植沢 芳広
    明治薬科大学 臨床薬剤学研究室
    教授

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 60,500円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 50,000円(税別) / 55,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 60,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/9/8 CSV/DI対応を踏まえた医薬品GMP分野におけるITシステム (MES/LIMS/CDS等) 構築の要点 オンライン
2025/9/8 原薬におけるMF登録・記載・適合性調査・照会対応とプロセスバリデーション結果を基にしたMFへの落し込み オンライン
2025/9/8 国内外におけるマイクロバイオーム医薬品の研究開発動向 オンライン
2025/9/9 医薬品原料粉体の全数受入確認試験ならびに製剤化におけるリスク低減と製品品質の最大化 オンライン
2025/9/9 医薬品特許調査の効率的手法とその検索式事例 オンライン
2025/9/9 スパースモデリング、ベイズ最適化の基礎と少ないデータを補うための応用ポイント オンライン
2025/9/9 ベイズモデリングによる機械学習の理解と実践 オンライン
2025/9/9 海外CTD-M3を活用した承認申請時の「規格及び試験方法」の簡略記載の注意点 オンライン
2025/9/9 医療データ (RWD) 活用時の100の落とし穴 オンライン
2025/9/9 AIを活用した感性評価と製品設計・マーケティング戦略 オンライン
2025/9/10 各開発段階におけるCMC開発と取得すべきデータ・品質保証レベル オンライン
2025/9/10 ファージセラピーと臨床応用 : バクテリオファージを用いた医薬品の開発・技術動向と実用化に向けた課題 オンライン
2025/9/10 意思決定にむけたターゲットプロダクトプロファイルの設定 オンライン
2025/9/10 様々な裁判例から見る医薬品の特許権存続期間延長の実務・LCM戦略とパテントリンケージへの対応 オンライン
2025/9/11 GMP/QMS/GCTP適合のためのCSVとデータインテグリティ対応の実務 (1日目) / スプレッドシートとクラウドのバリデーション実務と運用 (2日目) オンライン
2025/9/11 GMP/QMS/GCTP適合のためのCSVとデータインテグリティ対応の実務 (1日目/ 全2日間) オンライン
2025/9/11 抗体医薬品をはじめとしたバイオ医薬品の特性解析 (構造解析) と規格及び試験方法 (ペプチドマップ、糖鎖プロファイル) オンライン
2025/9/11 GCP実践講座 オンライン
2025/9/11 ラボにおける監査証跡/レビュー方法 (いつ・誰が・項目・頻度・レベル) と分析機器毎のレビュー例 オンライン
2025/9/12 スプレッドシートとクラウドのバリデーション実務と運用 (2日目 / 全2日間) オンライン

関連する出版物

発行年月
2021/10/25 AIプロセッサー
2021/10/25 AIプロセッサー (CD-ROM版)
2021/10/11 抗ウイルス薬 (CD-ROM版)
2021/10/11 抗ウイルス薬
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価 (書籍版 + ebook版)
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価
2021/8/31 創薬研究者・アカデミア研究者が知っておくべき最新の免疫学とその応用技術
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請 (製本版+ebook版)
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請
2021/7/30 マテリアルズインフォマティクスのためのデータ作成とその解析、応用事例
2021/7/14 AIビジネスのブレークスルーと規制強化
2021/6/30 人工知能を用いた五感・認知機能の可視化とメカニズム解明
2021/6/28 AI・MI・計算科学を活用した蓄電池研究開発動向
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール (書籍 + ebook版)
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (製本版+ebook版)
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ
2020/12/30 実践Rケモ・マテリアル・データサイエンス
2020/8/11 化学・素材業界におけるデジタルトランスフォーメーションの最新調査レポート
2020/8/1 材料およびプロセス開発のためのインフォマティクスの基礎と研究開発最前線