技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

ポリウレタンの構造、物性制御と原材料の選び方、使い方

ポリウレタンの構造、物性制御と原材料の選び方、使い方

~イソシアネート、ポリオールの反応と応用例~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーではポリウレタンについて取り上げ、塗料、接着剤、コーティング、自動車内装材など用途に合わせたポリウレタンの分子設計、物性コントロールについて詳解いたします。

開催日

  • 2019年10月11日(金) 10時00分 16時30分

修得知識

  • ポリウレタンの構成成分であるグリコール、イソシアナート化合物、鎖延長剤の基本的な性質
  • イソシアナート基の化学
  • マルチブロック共重合体であるポリウレタンが形成する相分離構造が物性に与える影響
  • イソシアネートの種類と各イソシアネートの性状、特徴の基礎知識
  • 代表的なイソシアネートを用いたプレポリマー、ポリウレタン樹脂の諸物性変更
  • 環境配慮型商品への変遷に伴う応用例

プログラム

第1部 ポリウレタンの構造と物性

(2019年10月11日 10:00〜12:00)

  1. ポリウレタンの化学
    1. イソシアナート基の化学
    2. ソフト成分
      • マクログリコール類
    3. ハード成分
      • イソシアナート化合物
      • 鎖延長剤等
    4. 調製法
  2. 構造と物性解析
    1. ポリウレタンの構造
    2. 解析方法
    3. ソフト成分の影響
    4. ブレンドの影響
    5. ハード成分の影響
      • 鎖延長剤成分の影響
      • PBTでの鎖延長
      • イミド・イミドでの鎖延長
      • 少量の芳香族イミドの導入の影響
    • 質疑応答

第2部 イソシアネートの選び方とポリウレタンの高機能化

(2019年10月11日 12:45〜14:45)

 イソシアネートはポリウレタン系材料の重要な原料ですが、その中に様々な種類があり、その選定は大変重要です。本講座では、イソシアネートの選定による、ポリウレタンの物性、機能性、耐久性などの関係を概観します。

  1. ポリウレタンの基礎とその原料
    1. イソシアネート類
    2. ポリオール類
    3. その他の原料
  2. イソシアネートの種類と性質
    1. 芳香族イソシアネート
    2. 脂肪族イソシアネート
    3. その他のイソシアネート
  3. イソシアネートの反応と機能性
    1. ウレタン化とウレア化
    2. イソシアネート間の種々の反応とその機能
    3. イソシアネートを基幹とするポリウレタン樹脂の諸性能と応用例
    • 質疑応答

第3部 ポリオールの種類・特性とポリウレタン物性および高性能化

(2019年10月11日 15:00〜16:30)

  1. はじめに
  2. ポリオールの種類と特性
    1. PPGの高機能化
    2. PPGの構造
    3. PPGの開始剤
    4. PPGの合成
    5. PPGの反応性
  3. ポリオールの高機能化
  4. 非石油系原料ポリオールについて
    • 質疑応答

講師

  • 山田 英介
    愛知工業大学 工学部 応用化学科
    副学長 / 教授
  • 城野 孝喜
    東ソー株式会社 ウレタン研究所 コーティンググループ
  • 鈴木 千登志
    AGC株式会社 化学品カンパニー 基礎化学品事業本部 ウレタン事業部 商品設計開発室 新機能ウレタン樹脂グループ

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 60,500円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 50,000円(税別) / 55,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 60,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/3/28 フィルムの延伸・分子配向の基礎、過程現象の解明と構造形成、物性発現、評価方法 オンライン
2025/3/28 樹脂部品開発のためのCAE (Computer Aided Engineering) オンライン
2025/3/31 ケミカルリサイクル可能なポリマーの作製とその特性 オンライン
2025/3/31 高屈折率ポリマーの合成法と応用、およびそれらの評価方法 オンライン
2025/4/2 プラスチックの疲労破壊と耐久性評価技術 オンライン
2025/4/4 プラスチックの難燃化技術 オンライン
2025/4/7 騒音対策 (吸音、遮音) の考え方と音響メタマテリアルの遮音特性 オンライン
2025/4/8 プラスチック製品の強度設計に必要な材料力学 オンライン
2025/4/9 動的粘弾性のチャート読み方とその活用ノウハウ オンライン
2025/4/9 レオロジーの基礎と測定法 オンライン
2025/4/9 高分子材料の難燃化技術と難燃剤の選定、配合設計およびその実際技術 オンライン
2025/4/9 レオロジーの基礎と測定法 オンライン
2025/4/10 高分子・ポリマー材料の重合、製造における研究実験から生産設備へのスケールアップ技術 オンライン
2025/4/10 ポリ乳酸の高性能化を実現する添加剤の選定と配合設計技術 オンライン
2025/4/10 ゲル化剤・増粘剤の基礎・特性・評価法 オンライン
2025/4/11 自動車用プラスチックにおけるリサイクル・アップサイクルの動きと対応 オンライン
2025/4/11 電気光学 (EO) ポリマーの基礎と評価技術および光制御デバイスへの応用 オンライン
2025/4/11 粘度の基礎と実用的粘度測定における留意点と結果の解釈 オンライン
2025/4/11 プラスチックの難燃化技術 オンライン
2025/4/14 プラスチック用添加剤の作用機構と使い方 オンライン

関連する出版物

発行年月
2017/7/31 機能性モノマーの選び方・使い方 事例集
2017/7/31 プラスチック成形品における残留ひずみの発生メカニズムおよび対策とアニール処理技術
2017/6/19 ゴム・エラストマー分析の基礎と応用
2017/2/27 プラスチックの破損・破壊メカニズムと耐衝撃性向上技術
2017/1/31 放熱・高耐熱材料の特性向上と熱対策技術
2016/8/31 ポリマーアロイにおける相溶性の基礎と物性制御ノウハウ
2014/11/30 繊維強化プラスチック(FRP)〔2015年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/8/28 高分子の劣化・変色メカニズムとその対策および評価方法
2014/6/15 射出成形機〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/6/15 射出成形機〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/9/2 機能性エラストマー市場の徹底分析
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書
2013/4/5 高分子の延伸による構造と配向の発現およびそれらの制御法を利用した材料開発
2013/2/28 吸水性樹脂 技術開発実態分析調査報告書
2013/2/28 吸水性樹脂 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2012/11/1 高分子の結晶化メカニズムと解析ノウハウ
2012/9/27 熱膨張・収縮の低減化とトラブル対策
2012/9/20 フッ素樹脂 技術開発実態分析調査報告書
2012/9/20 フッ素樹脂 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)